CP速報
2026年2月CP:545ドルで前月比20ドル上昇
1月29日に2月のアラムコCPが発表されました。1月比20ドル上昇の545ドル。1月のMB平均値は、12月から14ドル下落の322ドルでした。


【2月のCPは20ドル上昇】冬季需要の引き締まりとスポット高で続伸
【CP市況】
冬の実需継続で買いが入り、CPは上向き
- 前月比+20ドル上昇
- 暖房需要が続き、実需が底堅い
- 物流遅延・在庫不安で先行確保が優先
- スポット強含みがCPを押し上げ
2月のサウジアラムコCPは前月比20ドル上昇となりました。
冬の需要期が続き、暖房用途や業務用を中心にアジアの実需が底堅く推移したことが主因です。加えて、海上輸送の混雑や天候要因による物流の遅れを警戒し、買い手側は在庫の先行確保を優先。
結果として現物(スポット)市況は強含みとなり、サウジは市場実態を反映してCPを引き上げたとみられます。日本・韓国では在庫はあるものの、取り崩しが進みやすい時期で、追加手当てが価格上昇に結びついた格好です。
【原油市況】
冬季需要と供給管理で底堅く、相場は強含み
- 冬季需要で下値が堅い
- OPECプラスの供給管理が影響
- 地政学リスクがプレミアムを付与
- 需要不安は残り、急騰には至らず
原油市場は1月後半から2月にかけて底堅い展開となりました。冬場の需要期で需給が引き締まりやすいことに加え、OPECプラスの供給管理姿勢が影響したようです。
また、中東情勢などの地政学的リスクも一定の上乗せ要因となり、相場を支えました。一方、中国・欧州の景気減速懸念は残っており、需要見通しが急改善したわけではないため、上昇は緩やかな範囲にとどまりました。原油の強含みはLPG市場の心理面を支え、CP上昇の追い風となっています。
【米国MB市況】
暖房需要と輸出が支え、相場は堅調推移
- 冬の暖房需要で国内引き合い増
- 在庫の取り崩しが進みやすい
- 輸出が堅調で下支え
- LPG全体の強含みに寄与
米国モントベルビュー(MB)市場は前月比14ドル下落の322ドルとなりました。背景には、国内在庫の余剰感が残る中で、需要の伸びが追いつかなかった点があります。冬場の暖房需要は一定程度あるものの、気温のブレや需要の偏りにより買いが積み上がりにくく、相場の上値を抑えました。
また、石油化学向けの需要も強まり切らず、国内需給は緩みやすい状態が続いています。輸出は底堅いものの、在庫水準と市場心理の悪化が勝り、結果としてMB価格は下押しされました。
プロパンガスの料金はCPとMBに連動します
従来は、プロパンガスの料金はCPに100%連動していましたが、2017年からはCPに加えてMBに連動するようになりました。2019年4月現在のそれぞれの比率は、概ねCPが70%でMBが30%です。
ただし、この比率は元売り会社(プロパンガスを海外からタンカーなどで輸入し、卸業者に販売する会社。アストモスエネルギー、エネオス、ジクシスなどがある)の方針で若干異なります。
CPとは
CP(Contract Price)とは、サウジアラビアの国営石油会社サウジアラムコ社が決める通告価格です。CP(≒FOB)は輸出国の港で渡される価格で、$/t(トンあたりのドル建て)という単位で取引されています。CPには日本までのタンカー運賃と保険料などは含まれていません。
MBとは
MB(Mont Bellevue)とは、米国テキサス州モントベルビュー市にあるプロパンガス基地における取引価格です。
米国全土で生産されたプロパンガスの原料はモントベルビューに集められて精製されるので、モントベルビューでの取引価格が世界三大指標の一つになっています。CPは月単位での価格ですが、MBは毎日取引されているので前月の平均値が確定値として利用されています。
この記事の執筆者

一般社団法人プロパンガス料金消費者協会
代表理事 鈴木 秀男
- 2010年10月 一般社団法人プロパンガス料金消費者協会を設立。代表理事に就任。
1980年広告代理店勤務を経て、東芝パソコンシステム(旧:ソード電算機システム)に入社。営業推進部部長として勤務する傍ら、1990年より世界最大の人材教育機関「デール・カーネギー・コース」のニューヨーク本部公認トレーナーとしてセールスパーソンの教育に20年間従事。官公庁や大手企業を中心に約3千人を指導。また、ヤフージャパンで4年間広報宣伝ディレクターを兼務した。
2026年のCP
2025年のCP
2024年のCP
2023年のCP
2022年のCP
2021年のCP
2020年のCP
2019年のCP
2018年のCP
2017年のCP
2016年のCP
2015年のCP
2014年のCP
2013年のCP
2012年のCP

