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2022年2月のCP

2022年2月CPは775ドルで1月比35ドル上昇

1月31日に2月のサウジアラムコCPが発表されました。1月の740ドルに対し35ドル上昇の775ドル。主な要因は、ウクライナにロシアが侵攻することに対する懸念です。

1月=740ドル/トン
2月=775ドル/トン(4.73%↑)

サウジアラムコCP推移
サウジアラムコCP推移

ウクライナ情勢のエネルギー供給先行き不安を背景に高騰

CP上昇の要因は天然ガス供給不足懸念

12月、1月と2カ月連続でCPが下がったのに、また高騰です。

最大の要因は、ロシアによるウクライナ侵攻の緊迫感が増してきたことです。そもそもウクライナは、旧ソ連時代はソビエト連邦の一員でした。それが、最近NATO(北大西洋条約機構)への加盟機運が高まると同時にロシアが妨害する動きが顕著になってきたのです。

NATOとは、北米とヨーロッパの30カ国が加盟する政府間軍事同盟です。NATOの加盟国は、どこか一国が他国から攻撃を受ければすべての加盟国に対する攻撃とみなし、集団的自衛権を発動します。

ウクライナの領土であるクリミア半島が、ロシアの軍事的侵攻により併合された2014年以降、ウクライナ国民のNATOへの加盟意欲が急激に強くなってきました。加盟すれば軍事同盟によりロシアからの侵攻を受けにくくなるからです。

しかし、旧ソ連邦の構成国がNATOへ加盟することを防止したいロシアとしては絶対に認める訳にはいきません。ロシアの安全保障が危機に陥るというのがロシアの主張です。


仮にロシアがウクライナに侵攻すれば、制裁によってロシアは天然ガスの輸出ができなくなり、結果としてロシアの天然ガスに依存しているヨーロッパは大変なことになります。外貨が稼げなくなるロシアも大変ですが、ヨーロッパはもっと大変です。

天然ガスだけでなく、原油やプロパンガスなどのエネルギー全体が高騰から免れることはできなくなるでしょう。

そうなれば、現状でも非常に高い状態で推移しているプロパンガスのCPも、過去経験したことのない水準で消費者に襲いかかる可能性があります。

このところバイデン大統領の弱腰外交が目立ちますが、ウクライナ侵攻は絶対に阻止して欲しいです。

それができなければ、米国は完全になめられてしまい、中国による台湾併合が現実味を帯びてきます。そして、その次は尖閣諸島・沖縄です!

この記事の執筆者

一般社団法人プロパンガス料金消費者協会

代表理事 鈴木 秀男

  • 2010年10月 一般社団法人プロパンガス料金消費者協会を設立。代表理事に就任。

1980年広告代理店勤務を経て、東芝パソコンシステム(旧:ソード電算機システム)に入社。営業推進部部長として勤務する傍ら、1990年より世界最大の人材教育機関「デール・カーネギー・コース」のニューヨーク本部公認トレーナーとしてセールスパーソンの教育に20年間従事。官公庁や大手企業を中心に約3千人を指導。また、ヤフージャパンで4年間広報宣伝ディレクターを兼務した。



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