CP速報:プロパンガス料金消費者協会

CP速報


プロパンガスの原料である原油のCP(サウジアラビアでの船積み価格)は常に変動しており、プロパンガス会社もこれをベースに値上げしたり値下げしたりしています。


2018年12月CPは445ドルで11月比95ドル下落

11月30日に12月のサウジアラムコCPが発表されました。11月の540ドルに対して95ドル下落して445ドルです。2カ月連続して大きく下げ、10月と比較すると210ドル下げました。

11月=540ドル/トン
12月=445ドル/トン(17.6% ↑)

サウジアラムコCP推移

米国産のプロパンガス価格も大幅に下落

(1)アジアの気温が高めで需要が減退しています

例年ですと米国内のプロパンガスの在庫の取り崩しが11月に始まるそうですが、今年はまだ動きが鈍いようです。理由は、日本や韓国などアジア諸国の気温が高めに推移しており、お風呂の給湯器用途の需要が伸びていないからです。

ちなみに、11月の東京の平均気温を調べたところ、昨年が11.9度でしたが今年は2度以上も高い14度でした。また、10月はそれぞれ16.8度と19.1度でやはり2.3度も高くなっています。10月に出張で福岡に行きましたが、タクシーの運転手さんが「暑い」と嘆いていました。

先日お会いした長野のガス屋さんは、「例年に較べて売上が10%以上減っている」。と言っていましたから日本全体の気温が高くなっていると思われます。

気象庁のホームページによると、今年も10月にエルニーニョ現象が発生したようで、この冬は暖冬。来年の5月くらいまで続きそうとのことです。プロパンガスの価格だけみるとありがたいですが、農作物など全体では、やはり冬は寒く夏は暑いほうが良いのかもしれません。

(2)米国産のプロパンガスの輸入比率は9月が89%

一般的な認識としては、プロパンガスはサウジアラビアやカタールなど中東から輸入しているイメージが強いと思います。しかし、9月単月でみると何と89%が米国産だということです。

ただ、販売価格を決めるに当たっては、アストモスエネルギーなど大手元売り各社は中東産の価格であるCPと、米国産のMB(モントベルビュー)を7対3くらいの比率で混合した価格を設定しているそうです。

以前はCPに対してMBが割高でしたが、最近は割安になっています。ただ、MBの場合海上輸送費が高くつくので現状では同じくらいと考えても良いかもしれません。


今後の見通し

(1)米中貿易戦争が原油の価格を左右しそうです

米中貿易戦争が激化するのかそれとも緩和されるのかによると思います。

緩和されれば世界経済が活性化するので原油価格は上昇し、激化すれば世界経済の低迷につながるので原油やプロパンガスの価格は下がると思われます。

今後どうなるかは神様以外はわからないと思いますが、先日中国ファーウェイ(華為)のCFO(最高財務責任者)猛晩舟氏がカナダで逮捕され、米国が身柄の引き渡しを求めているというニュースが伝わりました。この件では中国政府は釈放を強くを求めており、カナダ政府の対応が注目されます。

ファーウェイは、中国の通信機器大手で売上10兆円、社員は95万人とウィキペディアには掲載されていますが・・・。


CPとは

CP(Contract Price)とは、サウジアラビアの国営石油会社サウジアラムコ社が決める通告価格です。CP(≒FOB)は輸出国の港で渡される価格で、$/tという単位で取引されています。CPには日本までのタンカー運賃と保険料などは含まれていません。

http://www.astomos.com/business/lpg_trend/supply/c0401009.html
↑こちらでCPの速報を見ることができます。


プロパンガスの料金はCPに連動します

日本のプロパンガス料金は、上記サウジアラムコ社のCPを参考に決めるガス会社が多いようです。ただし、連動させる会社でも「原料費調整制度」を採用して、CP・輸入船運賃・為替の動きを毎月のプロパンガス料金に反映させるガス会社と、CPが極端に上下した時にだけ料金をいじる会社とがあります。

ご自分の料金が適正料金かどうかは簡単に調べることができます。


賃貸住宅の方 一戸建ての方


2018年のCP


2017年のCP


2016年のCP


2015年のCP


2014年のCP


2013年のCP


2012年のCP



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