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CP速報

プロパンガスの輸入価格であるCP(サウジアラビアでの船積み価格)は毎月変動しています。日本全国のプロパンガス会社もこれをベースに値上げしたり値下げしたりしているので、消費者の方もウォッチすることが大事です。

2022年5月CPは850ドルで4月比90ドル下落

4月28日に5月のサウジアラムコCPが発表されました。4月の940ドルに対し90ドル下落の850ドル。主な要因は、中国での需要低迷や中東・米国産ともに供給が潤沢だったことなどです。

4月=940ドル
5月=850ドル(9.57%↓)

サウジアラムコCP推移
サウジアラムコCP推移

CPがプロパンガスの需要と供給の関係から90ドル下落

下落の原因は3つ

先月比90ドル下落の原因は、大きく3つです。

一つ目は、4月に入り、アジアなどで温かくなり冬季需要が減退したこと。

二つ目は、中国での需要低迷です。
これはどういうことかと言いますと、上海市は新型コロナウイルスの市中感染が発生しているとして、3月28日からロックダウン(都市封鎖)を実施中です。

当初は4月1日までの予定であったにも関わらず、5月になっても感染拡大に歯止めがかからずにいます。その影響で経済活動が停滞しています。

停滞している経済活動の中にPDHプラントというものがあるのですが、ご存じでしょうか?

これは、プロパンガスから水素を抜いてプロピレンを精製する装置で、精製されたプロピレンはプラスチックの原料になります。完成品はどんな製品になるかというと、身近な商品としてはCDやDVDのケースなどです。

このPDHプラントは、最近の中国では建設ラッシュになっていたようですが、コロナの影響でプラントの稼働率が低下しており、プロパンガスそのものが消費されない事態になっているということなんですね。

最後の三つ目の原因にいきましょう。

これは、中東産のプロパンも米国産も供給量が潤沢だったからです。どんな商品・サービスでもそうですが、価格は需要と供給のバランスで決まります。供給が順調な時にロックダウンなどで需要が減れば価格が下落するのが当然といえます。


今後プロパンガスの価格は下がるのか?

プロパンガス消費者のあなたとしては気になりますよね?

しかし、残念ながら下がらないと思います。どうして下がらないのか?確かにCPが90ドル、MBも3月の742ドルから4月は674ドルへ68ドル下がっています。しかし、この1カ月で円がそれ以上に下がってしまいました。さらに船賃も上がっています。

世の中のガス会社は値下げどころか、5月から値上げするガス会社もあれば6月からの会社もありそうです。自宅の料金が適正かどうか、確認しておくことも大事だと思います。


<参考ページ>:全国市区町村の適正価格



プロパンガスの料金はCPとMBに連動します

従来は、プロパンガスの料金はCPに100%連動していましたが、2017年からはCPに加えてMBに連動するようになりました。2019年4月現在のそれぞれの比率は、概ねCPが70%でMBが30%です。

ただし、この比率は元売り会社(プロパンガスを海外からタンカーなどで輸入し、卸業者に販売する会社。アストモスエネルギー、エネオス、ジクシスなどがある)の方針で若干異なります。

CPとは

CP(Contract Price)とは、サウジアラビアの国営石油会社サウジアラムコ社が決める通告価格です。CP(≒FOB)は輸出国の港で渡される価格で、$/t(トンあたりのドル建て)という単位で取引されています。CPには日本までのタンカー運賃と保険料などは含まれていません。

MBとは

MB(Mont Bellevue)とは、米国テキサス州モントベルビュー市にあるプロパンガス基地における取引価格です。

米国全土で生産されたプロパンガスの原料はモントベルビューに集められて精製されるので、モントベルビューでの取引価格が世界三大指標の一つになっています。CPは月単位での価格だが、MBは毎日取引されているので前月の平均値が確定値として利用されています。




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