2016年1月のCP:プロパンガス料金消費者協会

2016年1月のCP


2016年1月CPは345ドルで12月比115ドル下落

12月31日に2016年1月のサウジアラムコCPが発表されました。前年12月の460ドルに対して115ドル安の、前月比25.0%の大幅下落となりました。特に大きな要因があったのではなく、前月の上昇が特に根拠のないものだったことが伺えます。

12月=460ドル/トン
1月=345ドル/トン(25.0%↓)

サウジアラムコCP推移

CPの見通し

1月のCPは前月比115ドルも下がったわけですが、特に下がるような要因があったというよりは、元に戻ったというべきだと思います。昨年12月は11月と比較して65ドル上昇しましたが、その理由がよくわからないものでした。原油はずっと下落基調が続いている中、12月の上昇は唐突感さえありました。

国際的な原油価格指標であるWTIは、1月10日時点で1バレル(約159リットル。ドラム缶=180リットル)当たり33ドルを下回っており、20ドル台に突入する可能性も高まっているようです。そうなると、当面はCPが高騰する局面は考えにくいです。冬のプロパンガス需要期でこれですので、春から夏にかけて300ドルを割り込むことも考えられそうです。

原油価格は一段と下がりそう

1月3日に、サウジアラビアがイランに対して外交関係を断絶する処置をとりました。これは原油価格の高騰につながるのかと思われましたが、実際にはそうはなりませんでした。なぜなら、サウジもイランもOPECのメンバーで中東の大国です。その両国が対立している限り、OPECが減産に合意する可能性が後退し、結果として原油の生産が過去最高水準で継続される見込みが強まってしまったのです。

これだけ原油価格が下がっているのは、ひとえに原油の過剰生産によって供給がだぶついているからに他なりません。その大きな要因になっているのは中国の需要減によるものです。4日に発表された中国の12月の製造業購買担当者景気指数(PMI)は、48.2%となりました。これは11月の48.6%からさらに悪化していて、中国経済全体が継続してに減速していることを示しています。

その影響をもろに受けた東京株式市場では、日経平均が年明けから5日連続で下落し、戦後初めてという不名誉な記録になってしまいました。中国経済が急速に回復することは想像できないので、その他の要因も含め原油価格が上がっていくことはしばらくなさそうです。




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