2015年4月のCP:プロパンガス料金消費者協会

2015年4月のCP


4月CPは460ドル。3月比40ドル下落

3月31日に4月のサウジアラムコCPが発表されました。前月3月の500ドルに対して40ドル安の460ドルまで下がりました。暖かくなって需要期も終わり、今後はさらに下がることが予想されますが、原油相場の上下によっては予断を許しません。

3月=500ドル/トン
4月=460ドル/トン(8.0%↓)

サウジアラムコCP推移

下がった要因は、イラン核協議の枠組み合意

プロパンガスのCPは、2013年12月に1,100ドルをつけたあとほぼ一直線に下がり続け、過去5年にはなかったような低水準状態が続いています。3月のCPが一旦50ドル上昇したあと、4月が3月に比べて40ドル下がった要因としては色々ありますが、一番大きなものはイラン核協議の枠組み合意だと思われます。

4月2日、スイスのローザンヌでイランと欧米など6カ国の外相レベルで行われていた、核開発問題の解決に向けた枠組みが合意しました。主な合意内容は、イランが核開発に歯止めをかけることを条件に、アメリカなど各国がイランに対して行っていた経済制裁を一部解除するというものです。プロパンガスのCPが下がったのは、この制裁解除によってイランの原油輸出が拡大し、現在の供給過剰状態にさらに拍車がかかるのではないかという懸念が拡大したためです。

仮にイランが核保有国になった場合、中東はじめ世界中に核が拡散してしまい、イランと敵対しているイスラエルなどの武力行使を招く恐れもありました。そういう点では、枠組みとはいえ合意に達したことは評価できるのかもしれません。少なくとも原油相場やプロパンガスのCPにはそれが反映されています。

なお、今後のCP動向ですが先物を見る限り下落傾向にあります。段々暖かくなるので需要も減り、サウジ等産油国が産油量を減らさない方向にある限り当然だと思います。しかしながら、予想通りにならないのが世の常です。いつ上昇に向かうか目が離せません。




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