1月30日に2月のサウジアラムコCPが発表されました。1月の565ドルに対して60ドル下落して505ドルです。中国発の新型コロナウィルスが影響しているようです。
新型コロナウィルスの拡大によって、中国の経済に大きなダメージを与えています。日本のお正月に当たる春節が終わっても、飲食店などはお店を開店できないところがたくさんあるようです。
肺炎でなくなった方も中国だけで908人まで増えたとの発表がありました。感染者も実に4万171人になっています。致死率は2.26%ですね。
英国などで有効なワクチンが開発されたとの情報もありますが、実用レベルになるにはまだ時間がかかりそうです。
この状態が続くと中国の景気経済が悪化するのは当然として、中国と貿易している世界中の経済も悪化するのは避けられません。
あと、今後も原油は大幅に高騰するようなことは暫くなさそうです。
その理由をご説明します。
下のグラフは、日経新聞がまとめた原油の世界需要の伸びと非OPEC諸国の供給力を表したものです。ウイルス問題がなくても米国やロシアをはじめとする非OPEC諸国の供給量は需要の伸びを上回っていることが明白です。
こういう状況では、いくらOPECが減産を画策しても以前のようには自由に原油価格やプロパンガスのCPをコントロールすることは簡単ではないでしょう。
世界で何が起こるか一寸先は闇ではありますが、極端な高騰がないことを祈りたいと思います。
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