2017年4月のCP:ガス料金相談センター

2017年4月のCP

2017年4月CPは430ドルで3月比50ドル下落

3月30日に4月のサウジアラムコCPが発表されました。3月の480ドルに対して430ドルで、50ドル(10.4%)下落しました。

3月=480ドル/トン
4月=430ドル/トン(10.4%↓)

サウジアラムコCP推移

CPは長期安値安定傾向

CPはこの2年ほど安値安定傾向にあります。2年前の2015年の平均CPは416ドル、2016年は323ドルです。これは、4年前の2013年が858ドルで2014年が791ドルだったのと較べると、約半分にまで下がっています。

これだけ安値が継続している環境は、過去10年なかったことです。この2年間なぜこれだけ下がっているかというと下記の要因が大きいと思います。

1. 米国産シェールオイルの生産が急拡大した

 2013年以降、原油価格の高止まりを受けて米国のシェールオイル生産が急拡大しました。これが2015年からの原油価格の長期下落の大きな原因と言われています。

2. 中国経済が低迷している

 原油価格も需要と供給のバランスによって大きく変化します。世界第二位の経済大国である中国の原油輸入量が減少すれば、当然価格は下がります。2014年の中国の原油輸入額は約2,640億ドルでしたが、2015年は約1,610億ドルと約40%も減少しています。

3. 日本の原油輸入量も激減している

 世界第三位の経済大国である日本も原油輸入量が激減しています。2014年には1,570億ドルあったのに、2015年には600億ドルまで激減してしまいました。

 これはグラフを見ていただいてもわかるように、原油輸入価格が半減したことが非常に大きいです。あと、発電所が高コストの石油火力から安いLNG(液化天然ガス)に切り替えていることや、太陽光発電の急激な設置拡大で石油消費量が減ったこと、自動車がハイブリッド車など省燃費車が増えていることなどが原因のようです。

これらの要因は一時的なものではなく、大きなトレンドだと思います。米国によるシリアへのミサイル攻撃のような地政学的なリスクは別として、今後もしばらくはCPの安値傾向は続くのではないでしょうか。



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