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2019年10月のCP

2019年10月CPは420ドルで9月比70ドル上昇

9月30日に10月のサウジアラムコCPが発表されました。9月の350ドルに対して70ドル上昇の420ドルです。9月14日に起きたサウジの石油関連施設攻撃の影響です。

9月=350ドル/トン
10月=420ドル/トン(12% ↑)

サウジアラムコCP推移
サウジアラムコCP推移

サウジの石油関連施設攻撃による影響でCPが上昇

9月14日衝撃的なニュースが世界を駆け巡りました。

サウジアラビアの原油を精製している主要石油施設が、ミサイルを積んだドローンによる攻撃を受けたのです。しかもドローンの数が半端ではありません。何と25機です!私は2〜3機かと思っていましたが桁が違いました。

それだけに被害も甚大でした。「東洋経済オンライン」によりますと、サウジアラビアの国営石油会社であるサウジアラムコの原油生産能力が、日量で570万バレルも減ってしまうほどのダメージを受けたのです。

これはサウジの全生産能力のほぼ50パーセントであり、世界の生産能力の5パーセントに相当します。

当然市場価格は高騰しましたが、私が恐れていたほどは上昇しませんでした。それにはサウジアラビアの迅速な対応があったからです。

サウジアラビアが9月中の回復を明言

ドローンによる攻撃からわずか3日後の17日、サウジアラビアのアブドルアジズ・エネルギー相は、当初回復に数ヶ月かかるのではとの予想を覆し、9月中の完全回復を明言したのです。

この発表により市場も落ち着きを取り戻し、10月のCPもわずか70ドルの上昇に収まることができたのです。私はドローン攻撃の第一報を聞いた際は、600ドルとか700ドルとか2倍近くには上がるのではないかと危惧しました。

しかし、サウジアラビア政府の迅速な対応のおかげで大混乱は回避されました。石油相は同日の発表の中で9月末までには日量1,100万バレル、11月末までに1,200万バレルに達するという見通しを示したのです。


ただ、中東の地政学的リスクが解消した訳ではありません。石油関連施設への攻撃が二度と起こらないことを願っています。

この記事の執筆者

一般社団法人プロパンガス料金消費者協会

代表理事 鈴木 秀男

  • 2010年10月 一般社団法人プロパンガス料金消費者協会を設立。代表理事に就任。

1980年広告代理店勤務を経て、東芝パソコンシステム(旧:ソード電算機システム)に入社。営業推進部部長として勤務する傍ら、1990年より世界最大の人材教育機関「デール・カーネギー・コース」のニューヨーク本部公認トレーナーとしてセールスパーソンの教育に20年間従事。官公庁や大手企業を中心に約3千人を指導。また、ヤフージャパンで4年間広報宣伝ディレクターを兼務した。



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