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2015年11月のCP

11月CPは395ドルで10月比35ドル上昇

11月1日に11月のサウジアラムコCPが発表されました。前月10月の360ドルに対して35ドル上げた395ドルで、前月比9.7%上昇しました。このところずっと下がっていましたが、上昇が2ヶ月連続となりました。これから冬の需要期を迎えるので上がっていくのでしょうか?

10月=360ドル/トン
11月=395ドル/トン(9.7%↑)

サウジアラムコCP推移
サウジアラムコCP推移

原油安はこの先も続きそうです

相変わらず原油安が続いています。原油の精製物であるプロパンガスも1年以上安値が続いています。過去5年間のCPを平均すると769ドルです。この5年間で1,000ドルを超えたことも7~8回ありましたが、概ね800ドル前後で推移していました。しかし、この1年だけを見るとずっと600ドル以下で、平均は約424ドルになっています。これだけ原油価格が下がりプロパンのCPも下がっているのに、OPECが原油の減産拒否を貫いているのはなぜなのでしょうか?

2008年のリーマンショックの際、一時30ドル台まで下がった原油価格は、OPECの大幅な減産によって価格を回復させた実績があります。OPECの中には、減産によって価格を維持できると主張している国も少なくはありません。しかしサウジは頑として首を縦には振らないのです。専門家の意見を総合すると、サウジアラビアをはじめとする減産拒否派はシェアの低下を恐れているとの意見が圧倒的に多いです。OPECのシェアは1970年代には50%を超えていたものの、現在は40%程度に過ぎません。シェアが下がればプライスリーダーとしての立場も弱くなるし、そもそも、リーマンショックの頃と違って減産すればその分他の国が増産するので、顧客を失うだけになってしまいます。

現在は、IS問題は別として中東の産油国同士の紛争はあまり問題になっていないし、核問題で経済制裁を受け輸出を抑制されてきたイランからの輸出量が増える可能性があります。イラクも増産に積極的です。イラク石油相は、同国最大の産油地帯でISとの戦闘が行われていないため輸出の拡大を予測しており、ロシアは経済苦境を乗り切るためにも輸出量を増やしています。一方、大量消費国である中国の輸入は10月が先月比5.7%減少しています。

こうして見ると、原油の供給過剰状況は当面続きそうで、価格上昇の要因が見つからない状態です。まだまだ原油安は続きそうです。

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