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2021年12月のCP

2021年12月CPは795ドルで11月比75ドル下落

11月30日に12月のサウジアラムコCPが発表されました。11月の870ドルに対し75ドル下落の795ドル。新変異株感染拡大への懸念と、欧州での感染再拡大による需要鈍化懸念が要因です。

11月=870ドル/トン
12月=795ドル/トン(8.62% ↓)

サウジアラムコCP推移
サウジアラムコCP推移

新変異株と欧州での感染再拡大による懸念で7か月ぶり下落

CP下落に2つの要因

7か月ぶりにやっとCPが下がりました。

要因の1つ目は、新変異株オミクロンの感染拡大が大きいです。南アフリカでは、12月2日のオミクロン株感染者が1万1,500人に増え、前日の8,500人から急増し、コロナに新規感染する人の約70%がオミクロンといわれています。

NHKがまとめた情報では、オミクロン株の感染者は日本を含む36の国と地域で(3日16時現在)確認されており、急激に世界に拡がっています。

ヨーロッパでは、イギリス、ドイツ、フランス、イタリア、オランダ、ベルギーなど。北米ではアメリカ、カナダ。アフリカの南アフリカ、ボツワナ、ナイジェリア、ガーナ、ジンバブエなどです。

2つ目の要因は、ヨーロッパでの感染が再拡大していることです。

現在、ヨーロッパで一旦下火になった新型コロナウィルスが再拡大しています。ドイツでは1日で新規感染者が6万人を超える日が出るなど過去最多の水準になっています。

フランスでも12月1日の新規感染者は約5万人となり、政府はEU域外からの入国者に対してワクチン接種歴の有無に関係なく、陰性証明結果の提示を義務づけると決めました。

オランダでは、直近で1日平均21,549人が感染しています。これはピークだった11月28日の96%だそうです。


また、お隣りの韓国でも感染が再拡大しています。本日(12月4日)は、新規感染者数が5,352人で、過去最多数を記録しました。さらに重症者は752人、死者は70人で、こちらも過去最大を更新しました。

韓国では、4日の0時時点でワクチン接種率は80.4%になっています。ちなみに、日本の接種率は2日時点で77.0%で、3日の新規感染者数は145人でした。

今後の見通し

このまま下がって欲しいCPですが、今後はどうなるのでしょうか?

これも大きく言うと、2つの要因に左右されます。

1つはオミクロン株の感染拡大次第です。ただ現状ではこの新株についての特性が分かっていないという状況です。感染力が強いのか弱いのか?重症者率は高いのか弱いのか?などについてハッキリした見解はWHOからも出ていないようです。


もう1つは、OPECプラスの方針です。

新聞報道などによると、12月2日に行われたOPECプラスの会合で、2022年1月も毎月日量40万バレルずつ増産する方針を維持することで決定したようです。

OPECプラスの本音としては、オミクロン株の拡大を考えれば増産を停止したいのでしょうが、米国などからさらなる増産要請を受けながらも拒否してきた都合上、それは摩擦を大きくしかねないとの判断のようです。しばらく様子を見るということなのでしょう。

来年1月のCPが気になります。

この記事の執筆者

一般社団法人プロパンガス料金消費者協会

代表理事 鈴木 秀男

  • 2010年10月 一般社団法人プロパンガス料金消費者協会を設立。代表理事に就任。

1980年広告代理店勤務を経て、東芝パソコンシステム(旧:ソード電算機システム)に入社。営業推進部部長として勤務する傍ら、1990年より世界最大の人材教育機関「デール・カーネギー・コース」のニューヨーク本部公認トレーナーとしてセールスパーソンの教育に20年間従事。官公庁や大手企業を中心に約3千人を指導。また、ヤフージャパンで4年間広報宣伝ディレクターを兼務した。



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