2018年9月のCP:プロパンガス料金消費者協会

2018年9月のCP


2018年9月CPは600ドルで8月比20ドル上昇

8月30日に9月のサウジアラムコCPが発表されました。8月の580ドルに対して20ドル高の600ドルです。8月、9月と2ヶ月連続して上昇しています。

8月=580ドル/トン
9月=600ドル/トン(3.4% ↑)

サウジアラムコCP推移

CPが2017年3月以来の600ドル

今年の夏は下がらない内に上昇しています。

今年のCPは、冬から春にかけ暖かくなるにしたがって順調に下がってきたものの、5月からは逆に上がってしまいました。今後、10月以降も下がる可能性よりも上がる可能性のほうが高いです。なぜなら、通常でも秋から冬にかけては上昇することが多いからです。

冬の需要期には使用量が増えるので、元売り各社は冬の在庫確保のために購入意欲が高まり、サウジアラムコも強気になりがちです。さらに悪いことに、米国が11月上旬に石油の禁輸を含む対イラク制裁に踏み切る可能性が高いです。

イラク産原油が輸入されないとどうなるのか

現在の我が国は、国内で使用されるプロパンガスの約75%を輸入に頼っていて、輸入先については、近年非常に多様化しています。従来はサウジアラビアやカタールからの輸入が主でしたが、2017年度を見た場合1位は米国で55.7%、2位がカタールで13.7%。サウジアラビアはUAE、クェートに次いで5位、イラクに至ってはベスト10にも入っていないようです。

中東だけに依存していると地政学的なリスクが大きいですが、供給元の国々が分散されることは大変望ましいことですね。

現在、イラクからは原油需要の約5%を輸入していますが、イラクからの原油が止まっても、プロパンガスに限っては元々輸入されていないので、今回のイラク核合意を離脱した米国からの圧力による直接の影響は少なそうです。ただ、市場に与える心理的な影響はあるはずなので、マイナスの影響は残ると思われます。

ちなみに、米国から輸入されるプロパンガスはCPとは言わずに、MB(米テキサス州モントベルビュー市場のプロパンガス市況)と言います。プロパンガスの元売りの1社であるアストモスエネルギーでは、問屋さんへの仕切り価格をCPとMBとを7対3で混合して決めています。

これは、アストモスだけでなくエネオスグローブやジャパンガスエナジー、ジクシスなど他の大手元売り各社とも比率は若干違えど混合して決めているのは同じようですね。




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