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2020年8月のCP

2020年8月CPは365ドルで7月比5ドル上昇

7月28日に8月のサウジアラムコCPが発表されました。7月の360ドルに対して5ドル上昇して365ドルです。原油相場が先月比わずかに上昇するのに連動して1.4%ほど上がりました。

7月=360ドル/トン
8月=365ドル/トン(1.4% ↑)

サウジアラムコCP推移
サウジアラムコCP推移

不需要期を迎え小幅な上昇

OPECプラスの減産幅縮小で上値が重い

CPは、今年の4月に230ドルを記録しました。これは過去10年間の中でも最低価格です。その後5月が340ドルで6月は350ドル。7月が360ドル、8月は365ドルと少しずつ持ち直してきてはいますが、非常に低いレベルで推移していることはグラフからも明らかです。

そこでOPECプラスは、8月からの減産規模を7月までの日量960万バレルから770万バレルに縮小させています。新型コロナウィルスの影響で需要が減少しているのを、減産によって価格低化を防止しようという思惑です。

Bloombergによれば、サウジアラビアのアブドルアジズ・エネルギー相が7月15日のOPECプラス会議で、「世界的に経済活動は再開しつつある」と語ったといいますが、世界経済が本当に回復傾向にあるのかまだまだ底を打っていないのかハッキリしないところです。

米中対立の悪化がもう1つの要因

OPECプラスが減産規模を縮小してもCPが抑えられている要因のもう一つは、米中対立の悪化だと思います。米中対立は最近特に顕著になっています。

米国が、スパイ行為や知的財産侵害の拠点になっているとして、中国の在ヒューストン総領事館に対して閉鎖命令を出したのを発端に、今度は中国も報復として四川省・成都の米国総領事館を閉鎖させました。

コロナ禍以降、中国は香港に国家安全維持法を導入。日本の尖閣への問題をはじめ、南シナ海や東シナ海、インドやオーストラリアともトラブルを起こして世界の主要国との関係も悪化させています。

7月23日には、ポンペオ米国務長官が対中国政策について強烈かつ胸のすくような演説をしました。一言で言えば「米国は反中同盟を率い、中国を叩き潰す」というのです。今すぐ軍事衝突とはならないでしょうが米国の本気度を感じさせる演説内容でした。

トランプ大統領の支持率が低下している中で、支持率を回復し再選を目指すには対中強硬策しか選択肢がないのかもしれませんが、歴史に残る凄い演説だと思います。

この記事の執筆者

一般社団法人プロパンガス料金消費者協会

代表理事 鈴木 秀男

  • 2010年10月 一般社団法人プロパンガス料金消費者協会を設立。代表理事に就任。

1980年広告代理店勤務を経て、東芝パソコンシステム(旧:ソード電算機システム)に入社。営業推進部部長として勤務する傍ら、1990年より世界最大の人材教育機関「デール・カーネギー・コース」のニューヨーク本部公認トレーナーとしてセールスパーソンの教育に20年間従事。官公庁や大手企業を中心に約3千人を指導。また、ヤフージャパンで4年間広報宣伝ディレクターを兼務した。



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