2026年3月のCP
2026年3月CP:545ドルで据え置き
2月27日に3月のアラムコCPが発表されました。2月と同じ545ドル。2月のMB平均値は、1月から5ドル下落の317ドルでした。


【3月のCPは545ドルで据え置き】冬需要の残りと弱含みの市況が拮抗
【CP市況】
需要の底堅さは続くも、上値を追う材料に欠けて据え置き
- 前月比±0の545ドル
- 冬場の実需が一定の下支え
- ただし買い急ぐ動きは一服
- 上げ下げ要因が拮抗し据え置き
3月のサウジアラムコCPは、前月と同じ545ドルで据え置きとなりました。
冬場の暖房需要や業務用需要が一定の下支えとなった一方、2月までの買い気が一巡し、買い手側の積極姿勢はやや落ち着いたようです。日本や韓国では在庫の取り崩しが進む時期ではあるものの、極端な品薄感はなく、追加調達を急ぐ局面ではありませんでした。
結果として、需要の底堅さと市況全体の伸び悩みが拮抗し、サウジ側も大きく価格を動かさず、前月同値の545ドルを維持した形です。
【原油市況】
下値は堅いが上昇力も弱く、横ばい圏の推移
- 原油は大きな方向感に欠ける展開
- 供給管理や地政学リスクが下支え
- 一方で景気減速懸念が上値を抑制
- プロパンガスにも横ばい要因として作用
原油市場は2月後半から3月にかけて、下値は堅いものの上昇力にも欠ける横ばい圏の推移となりました。OPECプラスの供給管理姿勢や中東情勢への警戒感が相場の下支えとなる一方、中国や欧州を中心とした景気減速懸念が上値を抑える構図です。
需給は極端に引き締まっているわけではなく、投資家の売買も方向感を欠きやすい局面でした。そのため原油は急騰にも急落にも至らず、LPG市場に対しても強い上昇圧力・下落圧力のどちらにもなり切らず、CP据え置きの一因となりました。
【米国MB市況】
需給はやや緩いが、下げ一服で落ち着いた展開
- 需給はやや緩め
- 在庫水準が相場の重荷
- 輸出が一定の下支え
- 大幅な上下にはつながらず
米国モントベルビュー(MB)市場は、全体として需給にやや緩みが見られるものの、大きく崩れるほどではない前月比3ドル安の317ドルでした。
暖房需要のピークは越えつつあり、国内需要の勢いはやや鈍化しましたが、結果として、MBは方向感に乏しく、国際LPG市況全体でも「弱すぎず強すぎず」の地合いとなり、CP据え置きにつながったとみられます。
【臨時ニュース】
4月CPは700ドル台の可能性。中東情勢の緊迫で上昇圧力
2月27日に545ドルで発表されたCPですが、その翌日に米国とイスラエルがイランを攻撃し、中東の地政学リスクが一気に高まりました。
原油は急騰しており、ホルムズ海峡の実質的な封鎖が続けばLPG価格にも強い上昇圧力がかかります。今の原油の急騰をみると4月CPは700ドル程度(30%上昇)まで上昇する可能性があると思われます。(注:協会予測)
この記事の執筆者

一般社団法人プロパンガス料金消費者協会
代表理事 鈴木 秀男
- 2010年10月 一般社団法人プロパンガス料金消費者協会を設立。代表理事に就任。
1980年広告代理店勤務を経て、東芝パソコンシステム(旧:ソード電算機システム)に入社。営業推進部部長として勤務する傍ら、1990年より世界最大の人材教育機関「デール・カーネギー・コース」のニューヨーク本部公認トレーナーとしてセールスパーソンの教育に20年間従事。官公庁や大手企業を中心に約3千人を指導。また、ヤフージャパンで4年間広報宣伝ディレクターを兼務した。




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