CP速報
2026年1月CP:525ドルで前月比30ドル上昇
12月30日に1月のアラムコCPが発表されました。12月比30ドル上昇の525ドル。12月のMB平均値は、11月から28ドル上昇の336ドルでした。


【1月のCPは30ドル上昇】冬需要の本格化と供給タイト化で上昇
【CP市況】
冬の実需が強まり、在庫取り崩し局面で上振れ
- 前月比+30ドルで上昇
- 暖房需要・業務用需要が本格化
- アジアで在庫取り崩しが進みやすい
- スポット強含みがCPを押し上げ
1月のサウジアラムコCPは前月比30ドル上昇となりました。
冬需要が本格化し、暖房用途や業務用を中心にアジアの実需が強まったことが最大の要因です。年末年始を挟む物流面の制約もあり、買い手側は「切らしたくない」心理から先行手当てを優先か。日本・韓国でも在庫はあるものの取り崩しが進み、スポット市況は強含みで推移しました。
加えて、供給側は安定している一方で、需給が締まりやすい季節要因が重なり、サウジは市場実態を反映してCPを引き上げたとみられます。
【原油市況】
下げ止まりからじわり反発、冬需要が下支え
- 冬需要で下値が堅い
- 供給不安(地政学・減産継続)が影響
- 景気懸念が残り、急騰は限定的
- LPG相場が心理面を支援
原油市場は年末から年始にかけて、下げ止まりからじわり反発しました。加えて、中東情勢の不透明感やOPECプラスの供給管理姿勢が意識され、売りが強まりにくい地合いとなりました。
一方で、中国・欧州の景気減速懸念は残り、需要見通しが急改善したわけではないため、上昇は緩やかな範囲にとどまりました。とはいえ原油が底堅いことで、LPG市場でも心理面が改善し、CP上昇の追い風となったようです。
【米国MB市況】
冬場の国内需要と輸出が支え、持ち直し基調
- 11月308 ドル→ 12月336ドル(+28ドル)
- 在庫取り崩しが進みやすい
- 輸出も堅調で下支え
- LPG全体の強含みに寄与
米国モントベルビュー(MB)市場は、冬場の需要期入りで持ち直し基調となりました。気温低下に伴う暖房需要で国内の引き合いが増え、在庫は取り崩されやすい局面です。
米国内では石油化学向け需要は強弱まちまちですが、冬場は暖房需要の影響が出やすく、相場は底堅く推移しやすい環境です。
プロパンガスの料金はCPとMBに連動します
従来は、プロパンガスの料金はCPに100%連動していましたが、2017年からはCPに加えてMBに連動するようになりました。2019年4月現在のそれぞれの比率は、概ねCPが70%でMBが30%です。
ただし、この比率は元売り会社(プロパンガスを海外からタンカーなどで輸入し、卸業者に販売する会社。アストモスエネルギー、エネオス、ジクシスなどがある)の方針で若干異なります。
CPとは
CP(Contract Price)とは、サウジアラビアの国営石油会社サウジアラムコ社が決める通告価格です。CP(≒FOB)は輸出国の港で渡される価格で、$/t(トンあたりのドル建て)という単位で取引されています。CPには日本までのタンカー運賃と保険料などは含まれていません。
MBとは
MB(Mont Bellevue)とは、米国テキサス州モントベルビュー市にあるプロパンガス基地における取引価格です。
米国全土で生産されたプロパンガスの原料はモントベルビューに集められて精製されるので、モントベルビューでの取引価格が世界三大指標の一つになっています。CPは月単位での価格ですが、MBは毎日取引されているので前月の平均値が確定値として利用されています。
この記事の執筆者

一般社団法人プロパンガス料金消費者協会
代表理事 鈴木 秀男
- 2010年10月 一般社団法人プロパンガス料金消費者協会を設立。代表理事に就任。
1980年広告代理店勤務を経て、東芝パソコンシステム(旧:ソード電算機システム)に入社。営業推進部部長として勤務する傍ら、1990年より世界最大の人材教育機関「デール・カーネギー・コース」のニューヨーク本部公認トレーナーとしてセールスパーソンの教育に20年間従事。官公庁や大手企業を中心に約3千人を指導。また、ヤフージャパンで4年間広報宣伝ディレクターを兼務した。
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