CP速報
2026年6月CP:760ドルで微増
5月25日に6月のアラムコCPが発表されました。5月よりも10ドル上昇して760ドルです。5月のMB平均値は、4月から27ドル上昇して428ドルでした。


【6月CPは760ドルに上昇】 前月比10ドルの小幅上昇
【CP市況】
6月CPは760ドルに上昇
- 6月CPは760ドル/トン
- 前月比では10ドルの上昇
- 5月の据え置きから、6月は再び小幅上昇
- 高値圏が続き、輸入コストの負担は依然として重い
6月のプロパンガスのサウジアラムコCPは、760ドル/トンとなりました。
前月の750ドルから10ドル上昇し、5月の据え置きから再び小幅に上がった形です。4月にCPは750ドルまで急騰し、5月は同水準で横ばいでしたが、6月も下落には転じませんでした。
大幅な急騰ではないものの、760ドルという水準は依然として高値圏です。つまり、仕入れ価格の上昇圧力が解消されたわけではなく、高い水準が続いています。
【原油市況】
中東リスクが残り、原油相場は不安定に推移
- 中東情勢は引き続き原油相場の不安材料
- ホルムズ海峡周辺の緊張が供給不安につながりやすい
- 原油価格は上下し、方向感が定まりにくい展開
- 原油安の局面があっても、CPにはすぐ反映されにくい
5月の原油市況は、中東情勢を背景に不安定な展開となりました。
ホルムズ海峡周辺の緊張や船舶航行への不安は、原油やLPガスの供給リスクとして意識されやすい材料です。一方で、停戦や交渉進展への期待が出る場面では、原油価格が下落する局面もありました。
【米国MB市況】
米国MBは428ドルに上昇、CPとの差はなお大きい
- 5月MB価格の平均は428ドル/トン
- 4月の401ドルから27ドル上昇
- MBも上昇しており、米国産もコスト安一辺倒ではない
前月MB価格は428ドル/トンとなりました。
4月の平均MB価格401ドルから見ると、27ドルの上昇です。MBは米国モントベルビュー地区の取引価格であり、米国産LPGの代表的な価格指標です。
中東産LPGの指標であるCPが高値圏にある一方、MBは依然としてCPより低い水準にあります。ただし、MBも上昇しているため、差が詰まってくる可能性もあります。
【今後の見通し】
7月CPも高値圏が続く可能性
7月CPについては、現時点で大きく下がる可能性は低いです。
6月CPは760ドルとなり、5月から10ドル上昇しました。上昇幅は小さいものの、4月以降も高値圏が続いているのは事実です。中東情勢やホルムズ海峡周辺の不安が続く限り、CPは下がりにくいと見るのが順当でしょう。
プロパンガスの料金はCPとMBに連動します
従来は、プロパンガスの料金はCPに100%連動していましたが、2017年からはCPに加えてMBに連動するようになりました。2019年4月現在のそれぞれの比率は、概ねCPが70%でMBが30%です。
ただし、この比率は元売り会社(プロパンガスを海外からタンカーなどで輸入し、卸業者に販売する会社。アストモスエネルギー、エネオス、ジクシスなどがある)の方針で若干異なります。
CPとは
CP(Contract Price)とは、サウジアラビアの国営石油会社サウジアラムコ社が決める通告価格です。CP(≒FOB)は輸出国の港で渡される価格で、$/t(トンあたりのドル建て)という単位で取引されています。CPには日本までのタンカー運賃と保険料などは含まれていません。
MBとは
MB(Mont Bellevue)とは、米国テキサス州モントベルビュー市にあるプロパンガス基地における取引価格です。
米国全土で生産されたプロパンガスの原料はモントベルビューに集められて精製されるので、モントベルビューでの取引価格が世界三大指標の一つになっています。CPは月単位での価格ですが、MBは毎日取引されているので前月の平均値が確定値として利用されています。
この記事の執筆者

一般社団法人プロパンガス料金消費者協会
代表理事 鈴木 秀男
- 2010年10月 一般社団法人プロパンガス料金消費者協会を設立。代表理事に就任。
1980年広告代理店勤務を経て、東芝パソコンシステム(旧:ソード電算機システム)に入社。営業推進部部長として勤務する傍ら、1990年より世界最大の人材教育機関「デール・カーネギー・コース」のニューヨーク本部公認トレーナーとしてセールスパーソンの教育に20年間従事。官公庁や大手企業を中心に約3千人を指導。また、ヤフージャパンで4年間広報宣伝ディレクターを兼務した。
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