CP速報:プロパンガス料金消費者協会

CP速報

プロパンガスの原料である原油のCP(サウジアラビアでの船積み価格)は常に変動しており、プロパンガス会社もこれをベースに値上げしたり値下げしたりしています。


6月CPは405ドルで5月比60ドル下落

5月31日に6月のサウジアラムコCPが発表されました。前月5月の465ドルに対して60ドル下落の405ドルです。過去の推移を見ると、2009年5月に400ドルを付けていますので、何と6年振りの安値です。これから不需要期に向かうためしばらくは上昇がないかもしれません。

5月=465ドル/トン
6月=405ドル/トン(13.1%↓)

サウジアラコムCP推移

WTIの上昇も頭打ち

WTI(米国産標準油種)がこのところ上昇していましたが、歯止めがかかったようです。一時40ドル台前半まで下がりましたが3月頃から反騰し、6月には60ドル手前まで上がりました。春先からの上昇の要因は、シェールオイルが減産体制に入ったことにありました。しかし、シェールオイルの掘削コストも、この半年で技術が大幅に進歩し状況が変わりました。低コスト体質になってきたのです。「原油安状態が長く続けば、シェールオイル産業自体が採算割れで破綻するであろう」というサウジアラビアの期待は外れてしまったようです。

6月5日のOPEC定例総会で生産据え置き

石油輸出国機構(OPEC:本部=ウィーン)は6月5日に総会を開き、昨年11月に決めた、日量3,000万バレルの生産目標を据え置きとすることで合意したようです。(6日付け産経新聞より)これで、CPが上昇する懸念は当面なくなったのかと思います。ただでさえ原油在庫がだぶつき気味なのに、これから需要も少なくなる夏を迎えるからです。

しかし、ISILの動き次第ではどうなるかわからない面もあります。米国は先日、ISILの戦闘員を延べ1万人殺害したことを発表しましたが、まだ2万人くらい存在しているようです。ISILも増員に注力しているようなので、いつ収束するのかまったく検討がつきません。このISILが大規模な事件を起こすだけで原油価格が高騰し、CPも連れ高になる可能性は大いにあります。

プロパンガス価格は下がらない理由

CPが下落して400ドル台が続いているのならば、プロパンガスの消費者価格ももっと下がってもいいのでは?と思っている方も多いと思います。しかし、現実にはあまり下がりません。問屋さんの話では、問屋さんに入ってくる価格がどうもCPに連動していないので、販売店にも安く卸すことができないようです。

理由は、高い時に元売りが仕入れた原油の価値が急落によってどんどん下がり、在庫評価損が大量に発生しているそうです。そのため、最近CPが下がっていると言ってもすぐには下げられないということのようです。確かに2014年度の石油元売り各社の決算はひどいようで、業界首位のJXホールディングスは、3,000億円近い赤字のようです。

「CPが上がれば値上げになるが、CPが下がっても値下げにはならない」とは何ともわかりにくい業界です。当協会としては、適正価格の普及にこれからも鋭意努力するしかないないのかもしれません。


CPとは

CP(Contract Price)とは、サウジアラビアの国営石油会社サウジアラムコ社が決める通告価格です。CP(≒FOB)は輸出国の港で渡される価格で、$/tという単位で取引されています。CPには日本までのタンカー運賃と保険料などは含まれていません。

http://www.astomos.com/business/lpg_trend/supply/c0401009.html
↑こちらでCPの速報を見ることができます。


プロパンガスの料金はCPに連動します

日本のプロパンガス料金は、上記サウジアラムコ社のCPを参考に決めるガス会社が多いようです。ただし、連動させる会社でも「原料費調整制度」を採用して、CP・輸入船運賃・為替の動きを毎月のプロパンガス料金に反映させるガス会社と、CPが極端に上下した時にだけ料金をいじる会社とがあります。

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ご自分の料金が適正料金かどうかは簡単に調べることができます。


集合住宅の方 一戸建ての方
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2015年のCP


2014年のCP


2013年のCP


2012年のCP


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