当協会が北海道-道北において適正と考えるプロパンガス料金は、基本料金1,600円~、1立方メートルあたりの単価(従量単価)480円~です(2021年3月現在)。
出典:「エネ研・石油情報センター」北海道平均価格(2021年2月現在)
ガス会社の変更で
平均価格(相場) | 適正価格(協会価格) | |
---|---|---|
基本料金 | 1,941円 |
1,600円 |
従量単価 10m3使用時 |
708円 |
480円 |
請求額(月) | 9,021円 |
6,400円 |
請求額(年) | 108,252円 |
76,800円 |
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プロパンガス料金について、道北エリアにおける1立方メートルあたりの平均単価を見てみると旭川市では約774円、稚内市で約820円とかなりの開きがあるように思えます。
ただ、道北以外でも、例えば道東の釧路市や網走市などでは、800円を超える地域も多くあり、大都市札幌に比較的近く人口も多い旭川が例外的に安いということかもしれません。(数字はいずれも、エネ研・石油情報センター2014年4月発表のもの)
道北エリアではおよそ8割の世帯でプロパンガスが使われています。これは札幌が含まれる道央の5割と比べるとかなり高い割合です。一般的には、需要が多い方が業者間の競争も激しくなるので価格が安くなるという現象が起こり得ます。
人口の多寡を無視した話ではありますが、これだけプロパンガス世帯の比率が高ければ、道北でももう少し安い価格でプロパンガスの供給がされそうに思えます。
そうならない原因はいろいろあるでしょうが、一つ考えられるのは使用量の少ない家庭が圧倒的に多いということです。
例えば関東圏、特に料金が安い南関東でプロパンガスを使う家庭では、台所のガスコンロとお風呂も含めた給湯の、両方でガスを使っている場合が圧倒的に多いです。
お風呂にもガスを使用した場合、冬場にはひと月で20立方メートル以上の使用量になることが多く、家族の人数によっては30立方メートルを超える場合も珍しくありません。
それに対し台所のコンロのみでプロパンを使用する場合には、年間を通じてひと月あたりの使用量が3立方メートル程度です。冬場は水温が下がることによりガス使用量が増える傾向にありますが、それでも5立方メートルを超えることは稀です。
他の商品と同じく、プロパンガスもたくさん売れた方が利益は上がりますし、逆に少ししか売れなければ利益は下がります。このことから、各世帯の使用量が少なく、供給世帯は多くとも広範囲にわたっているため配送料がかかるといったような理由で、道北の平均価格は高いのではないかと推測が出来ます。
これまで北海道では、ガス会社を変更することがあまり一般的ではなかったようです。しかしここ数年、札幌を中心として、徐々にガス会社を変更して適正料金での供給を受けるといった例が増えてきています。この流れはいずれ道北にも及ぶと考えられます。
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