プロパンガス代を大幅に節約する究極の方法10選!
プロパンガス代の節約方法で【お風呂】①浴槽の水量を減らす、②追い焚きを控える、【台所】①つけ置き洗いをする等、効果が高いものだけをご紹介します。
プロパンガスの1か月平均使用量
まず最初に、プロパンガスの月間平均使用量をチェックしてみましょう。
「一般社団法人 日本エネルギー経済研究所 石油情報センター(以下、エネ研・石油情報センター)」が世帯人数別に調査した結果です。
世帯人数別プロパンガスの平均使用量
世帯人数 | プロパンガス月平均使用量 |
---|---|
1人暮らし・2人暮らし | 6.5m3/世帯 |
3人暮らし | 8.9m3/世帯 |
4人暮らし | 11.3m3/世帯 |
5人暮らし | 11.7m3/世帯 |
6人暮らし | 12.0m3/世帯 |
7人暮らし以上 | 11.8m3/世帯 |
<関連記事>:プロパンガス使用量の平均はどれくらい?料金の節約方法もご紹介
あなたが実際に1か月間プロパンガスを使った際の「使用量」が記載してある検針票か明細書を見て、上記の表と比較してみてください。
平均使用量より多ければ、十分節約することは可能だし、少なくても、さらに使用量を抑えることは可能です。
現状のプロパンガス使用量を把握したところで、さっそくお風呂場でのプロパンガス節約術を厳選して5選を解説していきます。
プロパンガス節約術 厳選5選【お風呂編】
家庭でガスを多く使用する場所はお風呂です。日常生活でガス代を節約するためには、お風呂場でのお湯の使い方を徹底的に見直すことが一番です。
節約術①浴槽にためるお湯の量を減らす
一般的に浴槽にためるお湯の量は平均200リットルに設定する家庭が多いようですが、30リットル減らして170リットルに設定すれば、その分のガス代と水道代を節約することができます。
10リットル減らすと約30円節約することができ、30リットル減らすと、約90円弱の節約額になります。
1日だけでは大したことはないですが、1か月、1年、と積み重なっていけば数千円、数万円と、ばかにできない金額を節約することができます。
期間 | 1日 | 1ヶ月 | 1年 |
---|---|---|---|
節約額 | 90円 | 2,700円 | 32,400円 |
節約術②追い焚き機能の使用を控える
追い焚き機能は、冷めたお湯を温め直す機能ですので、当然ガスの使用量が増えます。
冷めたお湯の水温を何度まで温め直すか、によりますが、追い焚き1回につき100~150円ほどかかってしまいます。
<追い焚き機能とは>
追い焚きは、一度沸かしたお湯が冷めた際、再度温め直すことを指します。
冷めたお湯が浴槽の循環口から一旦吸いこまれて、追い焚き管を通って給湯器に戻ります。そこで温められたお湯が給湯器から浴槽に戻っていきます。
追い焚きを控えるには、家族が出来る限り同じ時間帯内でお風呂に入ることです。
節約術③お湯の設定温度を下げる
春から秋にかけて、特に有効な節約方法は「お湯の設定温度を下げる」ということです。
冬は寒くて設定温度を下げることは厳しいと思いますが、冬以外の季節はガス代を抑える有効な手段です。
家庭環境等の状況により変わるため一概には言えませんが、給湯温度を1度下げると7円節約することができます。
つまり、今まで40度だった設定を37度にすると、1日20円ほどの節約が可能です。
期間 | 1日 | 1ヶ月 | 1年 |
---|---|---|---|
節約額 | 20円 | 600円 | 7,200円 |
また、ガス代の節約だけでなく、給湯器の負担を減らすことにもなりますので、長い目で見ると給湯器の故障を遅らせることにつながります。
節約術④節水用のシャワーヘッドを使用する
シャワーから出る水量を減らすことでガス代と水道代を節約することができます。
節水用ではない一般的なシャワーヘッドでは、1分あたり約11リットルの水が出ますが、最近の節水用シャワーヘッドは40%以上も節水できるタイプが主流になってきています。
プロパンガスの場合、1分あたりのシャワー代は8円くらいかかります。それが40%節水できるということは1分あたり3円節約でき、かかるコストは5円ということになります。
節水用シャワーヘッドを活用することにより、水道代だけでなく、ガスで沸かしたお湯の量も節約できるわけですので、ガス代もコストカットすることができるのです。
節約術⑤保温シートを使用する
浴槽のお湯の温度を下げないための対策として、保温シートが非常に有効です。
1,000円以下で購入出来るので、お手軽にガスの使用量を節約することが出来ます。
実際の例として、保温シートを使用した場合と、使用しない場合とで2時間後に何度下がったかを検証してみたところ、大きな違いが見られ ました。
保温シート | 温度 | 差 |
---|---|---|
なし | 42℃ → 37.0℃ | 2.5℃ |
あり | 42℃ → 39.5℃ |
より一層高い保温効果を出すために、保温シートを置いた上で通常のお風呂のフタを使用すると、良いと思います。
次に、節約術【キッチン編】を見ていきます。
プロパンガス節約術 厳選4選【キッチン編】
【お風呂編】よりも大きな使用量削減にはなりませんが、実践すれば必ず使用量削減につながる節約術を解説します。
節約術①ぬるま湯で、つけ置き洗いをする
食器に付いた食べ物の残りカスやしつこい汚れを落とす時は、冷水で洗うよりもお湯で洗うほうがよく落ちます。ですから食器を洗う時はお湯を使用する方が多いと思います。
また、冬場は冷水で食器を洗うと、冷たくて耐え難い気持ちになるので、お湯を使い快適に洗い物をすると思います。
そんな時はガス代を節約するために、洗い桶の中にお湯を入れて、その中に汚れた食器をつけ置きしておきます。
お湯を出しっ放しにしながら洗うよりも、洗い桶にお湯をためて洗うほうがガス代も水道代も節約することができます。
それが毎日積み重なると、意外にもガスの使用量を減らすことにつながります。
節約術②食器洗いはなるべく冷水を使用し、ゴム手袋を使う
シンクのスペースが小さくて洗い桶の使用が難しいという場合は、「厚手のゴム手袋」を着用して洗い物をすると、冷水でも負担なく洗い物ができます。
少し厚いゴム手袋だと洗いにくい場合は薄手のゴム手袋やビニール手袋でも良いと思います。
それらのゴム手袋でも長時間洗い物をしなければ、一般的には冷水で冷たくなるということはないと思います。
節約術③同時調理可能な場合、1つの鍋やフライパンで調理する
同時に調理しても問題がない場合は、できる限り1つの鍋やフライパンにまとめて調理すれば、ガスの使用量を抑えることができます。
ちなみに、コンロの火はお湯を作るのに比べて使用量は微々たるものですが、少しでも使用量を減らしたいわけですから、意識して取り組んでみましょう。
節約術④ガスコンロの使用時間を極力減らす
「1つの鍋やフライパンで、まとめて調理する」方法とも共通しますが、いかにガスコンロを使用せずに効率よく調理するかがポイントです。
調理に時間がかかる料理の中でも、便利なグッズを使うことでガスの使用量を減らすことができます。
例えば、スパゲッティの麺を鍋でゆでるのを止めて、電子レンジを使うことで、ガスを一切使わなくて済みます。
他にも、具材を煮込む際にガスではなく、電気圧力鍋を使えば時間も短時間で済みますし、効率的です。
次はガス代が高い根本の部分を解決する最強の方法です!
プロパンガス節約術 究極の1選!「ガス会社の見直し!」
数年前から盛んにおこなわれている都市ガス会社や電力会社の切り替えのように、プロパンガス会社もあなた自身で選択する時代です。
ガス代が高くて困っているなら「ガス会社の見直し」は根本的な問題の解決になります。ただ、注意すべきなのは、「優良なガス会社の選定」です。
あなたが現在のガス会社に他社への切り替えをほのめかせば、慌てて値下げプランを提案してくるでしょう。これは解約防衛の常套手段です。
しかし、ほとぼりが冷めた頃には値上げが始まるのです。また、単純に近所のガス会社に決めてしまうのもオススメできません。
一般のガス会社は契約時に適正価格でも原油高騰の時期になると値上げを実施し、それ以降値下げをしないケースがほとんどだからです。
LPガス料金の心配から解放されたいと思いませんか?プロパンガス料金消費者協会では、全国130社、支店・営業所数で1,450か所以上(2024年9月調べ)の優良ガス会社と提携をしていますが、いずれも適正価格での供給を約束している優良ガス会社です。
これを保証するために、協会の紹介でガス会社を変更した方には「ガス料金見守り保証」という無料保証制度も付けています。
協会がご紹介する会社に切り替えることで値上げの不安なく長期的にご利用いただけます。
それでも、万一不透明な値上がりが発生してしまった場合には、協会が適正価格に戻すよう責任を持って交渉します。
これが、協会発案の「ガス料金見守り保証」です。
<関連記事>:ガス料金見守り保証
面倒な切り替え手続きは一切不要
協会では、フリーダイヤル、申し込みフォームより切り替え手続きをおこなっています。プロパンガス会社を切り替える際は、現在契約しているガス会社の解約手続き、切り替え先のガス会社との契約と煩雑な手続きが必要です。
中には、解約手続きの際、双方のガス会社の説明が異なっていたり、切り替え工事日直前に契約中のガス会社が激安価格を猛アピールしてきたりと消費者を困惑させるケースもあります。
協会の相談窓口をご利用いただければ、お一人お一人の状況に合わせて、料金診断、ガス会社紹介、工事手配まで一貫してサポートいたします。
不透明な料金体系、一般に知られていないLPガス業界特有の事情を熟知したLPガス切り替えの専門家が工事完了まで責任をもって対応いたします。
LPガスを適正価格でご利用いただくために最善を尽くします。気軽に相談窓口にお問合せください。
プロパンガス料金消費者協会が選ばれる理由
Googleの口コミをチェック!
あなたが何かの商品を購入を検討する時、その会社の営業マンとお客様の声なら、どちらを信用して購入するのを決断しますか?
もちろん、「お客様の声」ですよね?
SNSでの情報発信や、SNSを通じた情報交換が主流になったことで、商品購入時をはじめ、レストランやホテル選び、その他ありとあらゆる場面で口コミを参考にする人が大勢います。
あまりに不自然で自作自演のような口コミも一定数あるとはいえ、口コミは現在最も有効な判断材料です。
最後に、ガス会社選びは、安心して任せられ、信頼のおけるプロパンガス料金消費者協会に紹介してもらうのがベストだと思います。
この記事の執筆者
一般社団法人プロパンガス料金消費者協会
副代表理事 鈴木 涼太
- 2016年3月 当協会にコンサルタントとして参画
- 2019年4月 シニアコンサルタントに就任
- 2021年5月 副代表理事に就任
大学時代に英国カンタベリー・ケント大学(Canterbury - University of Kent)へ2年間留学。
日本を代表する大手IT企業を経て、LINE株式会社のグループ企業にて検索エンジンの開発・運営に従事。当協会に参画後、プロパンガス料金の適正化の活動に尽力している。
プロパンガス料金の専門家として5年間で2,000人以上の悩みを解決し、相談者から高い評価を得ている。
プロパンガス料金消費者協会
- ・1950年
- 群馬県伊勢崎市生まれ。
- ・1980年
- ソード株式会社(後の東芝パソコンシステム株式会社)に入社。
- ・2010年
- 一般社団法人 プロパンガス料金消費者協会を設立して理事に就任。
- ・2011年
- 同代表理事に就任。現在に至る。
- ・2023年
- BSテレビ東京「マネーのまなび」で、不透明なプロパンガスの料金について取材を受け、番組内で解説。
設立当時、プロパンガスは都市ガスに比べて約1.8倍も高い状況にも関わらず、消費者が相談できる団体は皆無であった。そこで、鈴木は消費者の立場に立って、不透明なガス代について料金面から取り組む団体として協会を設立した。
それまで存在しなかったプロパンガス料金の“適正価格”の設定に奔走。大手供給業者の賛同を得て、設立10年足らずで”適正価格“を共通言語として全国展開を達成し、130社以上のプロパンガス会社とパートナー契約している。
現在はプロパンガスの”適正価格“の指標になる「CP速報」を毎月執筆し、ガス料金の適正価格での供給に貢献している。
プロパンガス料金消費者協会からのお知らせ
ガス料金削減コンサルタント、Webデザイナー・コーダー募集中!
一般社団法人 プロパンガス料金消費者協会では、当協会の活動に必要なスタッフを募集しています。
詳細はこちらのURLをご覧ください。
https://www.propane-npo.com/recruit/