勝浦市プロパンガス料金の適正と相場

千葉県勝浦市に住む金子さん（仮名）

家を新築します。見積もりが欲しいので安心できるガス会社を紹介してほしいと思い、相談しました。

「9月末完成予定で勝浦市に家を新築する計画があります。着工は3月末です。図面ができているので、配管工事の見積もりとプロパンガスの料金体系を教えてください。

工務店は、勝浦市内で付き合いのあるガス会社を紹介できると言っていますが、果たして任せていいものか正直不安です。ちなにみ、会社名は聞いていません。

今回は自分の判断で業者を探したいと思います。協会であれば継続的に安定供給してもらえるガス会社を紹介してくれるとのことで安心して問い合わせしました。万一の時には契約後もサポートしてくれるのは魅力です。ぜひ紹介してください」

※新築のため該当なし

※千葉県の戸建平均価格（エネ研・石油情報センター参照）と比較
※使用量を20ｍ³と仮定
使用量：20m³、請求額：11,264円（税抜）
基本料金：1,604円（税抜）、従量単価：483円（税抜）

家を新築する場合、ほとんどのプロパンガス会社は、ガスの配管工事費を無償貸与しますと言ってきます。しかし配管の所有権や原価償却の期限といった詳しい説明をしないことが多く、後々トラブルが生じるケースがあります。

通常、配管工事費用は施主が負担すべきものですが、ガス業者から「無償貸与しますよ」と言われると、つい無償で負担してくれるならと安易に契約してしまいます。しかしこの無償は決してタダという意味ではありません。

ガス会社が支払った配管工事費は、顧客のガス料金に上乗せされ、毎月しっかりと請求されているからです。

この無償貸与契約は、長期契約（10～15年）で顧客を縛ることができ、たとえ契約期間内に解約を希望されても、未払い分の残金を一括精算する必要があるため、金額によっては解約したくてもできない状況が作れます。

つまり、ガス会社からすれば、顧客を逃がさない格好のシステムなのです。ガス会社の中には、無償貸与を理由にガスの従量単価を必要以上に高く設定する会社もあるので注意が必要です。

当協会では、配管工事費用については、一括支払いにするか、あるいは無償貸与契約にするか、利用者に十分確認してもらった上で契約するよう心がけています。

無償貸与契約も一般的なリースととらえれば決して不可解なものではありません。途中解約する場合も納得の上で解約することができます。

このように説明すると、金子さんは配管工事費は一括支払いにして、月々のガス単価を安くしたいと決断されました。さっそく、当協会から金子さんの条件に合ったガス会社を紹介することとなりました。

基本料金1,500円、単価280円で供給できる当協会の会員ガス会社を紹介しました。新築の図面を受け取った翌日には、配管工事費用として約8万円の概算を提示することができました。

「新築の際のガス会社選びのポイントと、無償貸与契約の実情を詳しく説明してくれたおかげで、工務店やガス会社と対等に話ができました。相談相手がいると思うと今後も安心できます。スピーディーな対応にも驚きました」と、大変喜んでいただきました。

南房総の勝浦市に配送ルートを持つ中堅のガス会社

基本料金：1,500円（税抜）　従量単価：280円（税抜）

月間=約4,200円（従来の請求額11,264円→変更後の請求額7,100円）
年間=約50,400円