御前崎市のプロパンガス（LPガス）適正料金と平均価格

静岡県御前崎市に住む後藤さん（仮名）

ガス会社の売り込みが来たので、プロパンガスについてインターネットで調べたところ、協会のホームページの情報が詳しかったので相談しようと思いました。

「御前崎市で家を新築し、住み始めて今年で20年になります。今使っているガス会社は、新築当時にハウスメーカーに指定された会社です。

特に疑問にも思わず今までプロパンガスを使用してきました。冬場には請求金額が3万円前後になることもありましたが、プロパンガスは高いのでしょうがないと思っていました。

ところが先日、静岡県では有名なプロパンガス会社の営業マンが訪ねて来て、『今のガス料金は高すぎるのでうちの会社に替えませんか』と言われ、初めて、ガス料金は会社によって違うことを知りました。

その場で営業に来たガス会社と契約しようとも思ったのですが、プロパンガスは自由料金ということを知ったので、自分でもいろいろ調べてみてからにしようと思い、契約は保留しました。

協会のホームページを見ると、プロパンガスの料金は自由料金だけど、あまりにも安すぎる料金は売り込み価格の可能性が高く、ほぼ間違いなく後に値上げされてしまうと書かれていました。

売り込みに来た会社の料金が適切なものなのか教えていただきたいです。また、他に良い会社があればそれも教えていただきたいと思います」

使用量：30.1m³、請求額：23,050円
基本料金：1,980円、従量単価：700円

神奈川県や埼玉県はプロパンガスの激戦区で、頻繁に営業の方が回っているようです。訪問営業を全て否定するわけではありませんが横浜市南区の事例にみられるように、ほとんどの場合すぐに値上げが始まってしまいます。

これは最初の提示料金を赤字覚悟の売り込み価格に設定しているからです。

営業マンとしてはとにかく顧客を獲得したいので、利益の出ないような料金を提示してインパクトを与え契約に持っていきますが、そのままでは会社が成り立たないので後に値上げをするというわけです。

以前はこういった話は関東地方で多かったのですが、最近では静岡県など東海地方でもよく聞かれます ※沼津市の事例参照。

後藤さんはその場で即決せず返事を保留されましたが、賢明な判断だったと思います。というのも話を伺ったところ、営業に来た方が提示した料金は、従量単価が280円だったということで、典型的な売り込み価格と言えるからです。

一方、後藤さんがこれまで使ってきたプロパンガス会社は、逆に驚くほど高い料金設定です。

当協会に頂く相談では、単価400円台後半から500円台前半のものが多く、600円を超える単価は暴利をむさぼっていると言われても仕方のないものです。

協会として『売り込み価格』『平均価格』『適正価格』のそれぞれについて、客観的な説明をしました。

その結果、後藤さんが「格安でなくてもいいから安定して適正な料金での供給を受けたい」と希望されましたので、当協会の特長についてお話し、協会の会員ガス会社を紹介することとなりました。

御前崎市内に顧客を多く持つ、協会の会員ガス会社を紹介できました。売り込み価格のような格安ではないもの、それでも大幅な節約になりました。

基本料金：1,650円　従量単価：352円