「インターネット無料」は今や必須の設備となっており、賃貸住宅の単身向けとファミリー向けのアンケート調査で、どちらもランキング第1位を記録しています。
もはや「インターネット無料」がないと、物件選びの候補から外れてしまうほど必要不可欠なインフラ設備といえます。
入居者が初期導入費用や毎月の使用料を負担することなく、無料で使用できるインターネット設備のことです。
住宅情報サイトでよく目にする「インターネット無料」物件というのは、無料でインターネットを使用できる環境がすでに整っている物件のことです。
入居者が個別にインターネット会社と契約することなく、ほとんどの場合、入居したその日からインターネットが利用できます。
総務省の「通信利用動向調査」によると、日本人の8割以上が自宅でインターネット(スマホ含む)を使用しており、仕事、ネットサーフィンやゲーム、動画再生など通信量の制限なくインターネットを楽しみたい方が多くなっています。
通信量が増えて制限がかかって遅くなることや、通信費が別途かかって月々の支払いが増えてしまうことは不便と感じる利用者がほとんどです。
そこでアパート入居者は、毎月3~4,000円のランニングコストを支払ってでも個別にインターネット業者と契約します。
特に無線LANルーターを購入して、自宅でWi-Fiインターネットを使える環境を整えることが当然と考えます。
引越しに伴いさまざまな手続きに追われる中、インターネットが手間や費用をかけず、入居当日に利用できるのは大きな魅力です。
また、賃貸アパートへの入居は、数年後に転居する可能性も高く、入居者にとっては引っ越しの都度、個別の契約をしなくて済むのがメリットとなります。
「インターネット無料」を入居者が利用する場合、その速度はどれくらいなのでしょうか。いくら無料であっても、好みのホームページがスムーズに見られないくらい遅くては話になりません。
「インターネット無料」の速度は、提供しているインターネット会社によって異なります。
最近は1Gbpsインターネット(bps=1秒間に転送できるデータ量の単位)が主流になりつつありますが、賃貸アパートの入居者が無料で使えるインターネットの速度は、10M~100Mbps(1Gの100~10分の1)であることがまだまだ多いようです。
1棟で10M~100Mbpsだと、世帯数で分け合った時に動画の視聴はもちろん、ホームページの閲覧でさえスムーズにはいかなくなり、ストレスが溜まってしまいます。これが1Gbpsの場合、30世帯くらいまでは問題なくインターネットの使用ができるようです。
つまり、インターネット会社をしっかり選択すれば、「インターネット無料」だから遅いということはないわけです。
用途 | 回線速度 |
---|---|
LINE・メール | 128Kbps~1Mbps |
ホームページ閲覧 | 1Mbps~10Mbps |
動画視聴(YouTube等) | 10Mbps~20Mbps |
オンラインゲーム | 20Mbps~ |
「インターネット無料」設置物件でない場合、入居者は自分でインターネットを申し込み契約しなければなりません。使用できる環境が整うまでに手間と時間がかかります。
「インターネット無料」物件の場合は、入居当日から面倒な手続きなく、インターネットを使う事ができます。(インターネット会社によって数時間~数日かかることもあります)
退去時も同様に、インターネット会社に電話をして解約の手続きをしたり、ルーターを返却する手配をしたりする必要がありません。
「インターネット無料」を提供する最新のインターネット会社の場合は、あらかじめ宅内工事をして、見た目はコンセントの差込口と同じような「ルーター」を壁に埋め込んで、インターネットを使える環境にしています。
床に置くタイプのルーターと違って場所も取らないですし、退去の時に間違って持っていかれるようなこともありません。
すべてのインターネット会社ではありませんが、「インターネット無料」を導入している物件の機器や設備の調子が悪くて、インターネットにつながらなくなってしまった場合などにアラームが作動して、自動的にセンターに連絡される監視システムがあると安心です。
入居者が気づく前に遠隔で不具合を修正してくれる、非常に質の高いサービスを提供しているインターネット会社もあります。
入居希望者が、どんなアパートやマンションに住みたいかを検討する際の判断材料として、防犯設備の有無が重要になってきています。
建物の構造にもよりますが、玄関オートロックは建物内に不審者を侵入させない設備として非常に人気があります。
更にテレビモニター付きインターホンがあれば、知らない人を家の中に入れてしまうリスクを大幅に減らす事ができます。
その他に、最近増えている防犯設備として人気なのが防犯カメラです。
以前はコンビニや商業施設など、公共の場所に設置されていましたが、戸建て住宅やアパート、マンション、個人店舗にも取り付けられるようになり、年々設置数が増加しています。
もし事件が起きた場合、防犯カメラの録画データを確認することで、決定的な証拠となり犯人が逮捕される例もあります。
何より、防犯カメラが設置された物件は不審者が寄り付きにくいことから、若い女性だけではなく、幼い子供のいるファミリー層にも人気なので、空室対策になり得ます。
単身者も共働きの家庭も仕事をしていると、平日は不在が多く、宅配荷物がスムーズに受け取れない場合がほとんどです。
わざわざ再配達の電話や手続きをするのは面倒ですし、届く予定の時間帯に家にいなければならないのは不便と感じる方が多いと思います。
宅配ボックスは、Amazonや楽天をはじめとしたネット通販の利用が伸びたことにより、単身者とファミリー世帯問わず人気の設備です。
対面で荷物を受け取らなくても、帰宅のタイミングなど好きな時に受け取ることができるので、非常に便利です。
女性は特に不用意に玄関を開けて荷物を受け取ることに抵抗がある方も多いため、入居の大きな決め手になるといえます。
今後もインターネット通販は伸びていくことが予想されているため、「あると便利」から「あって当たり前」になっていくでしょう。
ここでは「空室対策に必須の人気設備No.1は!」について、ご紹介しました。
「インターネット無料」は、今や賃貸アパート物件には欠かせない人気No.1の設備です。
ひとことで「インターネット無料」といっても、入居者が求めるインターネット回線速度があることも重要となります。また、埋め込み型ルーターは場所も取らず手軽で便利です。
賃貸入居者のニーズが一番高い設備である「インターネット無料」のほかにも、防犯カメラ、宅配ボックスなどの人気設備の導入も空室対策になり得ます。
プロパンガス料金消費者協会の「三種の神器」無償貸与プランを活用することで、ガス給湯器、エアコンのほか、「インターネット無料」の初期導入費が無料になることで、高額な投資をすることなく空室対策が実現できます。
大家さんが希望する住宅設備の選択も可能です。
「三種の神器」無償貸与プランは、まだまだ知られていない画期的な方法です。投資ゼロで導入可能なこのプランを活用して、空室対策を図り入居率のアップを成功させましょう。
入居者が初期導入費用や毎月の使用料を負担することなく、無料で使用できるインターネット設備は今や必須の設備となっており、賃貸住宅の単身向けとファミリー向けのアンケート調査で、どちらもランキング第1位を記録しています。物件選びの候補から外れてしまうほど必要不可欠な設備についてはこちらで詳しく解説します。
入居希望者がどんなアパートやマンションに住みたいかを検討する際の判断材料として、防犯設備の有無が重要になってきています。玄関オートロックやテレビモニター付きインターホンのほか、最近人気の設備はこちらをチェックしてください。
宅配ボックスは、Amazonや楽天をはじめとしたネット通販の利用が伸びたことにより人気の設備です。「あると便利」から「あって当たり前」になっていく設備の詳細はこちらでご紹介します。
この記事の執筆者
一般社団法人プロパンガス料金消費者協会
副代表理事
大学時代に英国カンタベリー・ケント大学(Canterbury - University of Kent)へ2年間留学。
日本を代表する大手IT企業を経て、LINE株式会社のグループ企業にて検索エンジンの開発・運営に従事。当協会に参画後、プロパンガス料金の適正化の活動に尽力している。
プロパンガス料金の専門家として5年間で2,000人以上の悩みを解決し、相談者から高い評価を得ている。