現在、2024 年 7 月 2 日から施行されるプロパンガスの法律改正のため、
従来の「大家さん向けサービス」が実施できなくなっています。
詳しくは、スタッフまでご相談ください。
アパート大家が知るべき防犯カメラのメリットと注意点
アパートを経営する大家さんにぜひおすすめしたいのが、防犯カメラの設置です。セキュリティ対策がしっかりされている物件を選びたいというニーズも高まっていますが、導入費用も気になります。お得な方法もご紹介していますので、参考にしてください。
アパート大家が防犯カメラを設置するメリット
近年アパートやマンションでの犯罪も増えていて、防犯対策がしっかりしている賃貸物件を希望する入居者も増加の一途をたどっています。
特に、誰でも自由に出入りできるようなアパートの場合は、セキュリティ対策がポイントになります。
住人にとっては24時間365日のセキュリティ対策が望ましいのですが、大家さんとしては特別に人を雇うと人件費が膨大になってしまうのがネックです。
その点、防犯カメラの設置は、初期費用はかかるものの、証拠として映像が残ることもあり、おすすめの設備です。
それでは、マンションやアパートの大家さんはどこに防犯カメラを設置しているのでしょうか。多く設置されている場所のランキングは、下記のとおりです(プロパンガス料金消費者協会調べ)。
順位 | 防犯カメラ設置場所 |
---|---|
1位 | エントランス |
2位 | 駐車場 |
3位 | 1階階段登り口やエレベーターホール |
4位 | ゴミ捨て場 |
5位 | 駐輪場 |
入り口はもちろん、死角となってしまう場所ではイタズラや盗難防止のために設置されています。こうした場所に監視カメラを設置するメリットは以下になります。
- 車やバイクへのイタズラ、ベランダの洗濯物やポストの郵便物の盗難などを防ぐ。
- 空き巣を防ぐ。
- ゴミの不法投棄やマナー違反を防ぐ。
- 記録として証拠を残すことができる。
仮に何らかのいたずらや犯罪が発生してしまっても、防犯カメラの映像を元に大家さんと警察が協力して犯人逮捕につなげることができれば、住人は多少なりとも安心するでしょう。
アパートに防犯カメラを設置することで、結果的に入居者の満足度を高め、空室対策及び資産価値アップにつながります。
アパート大家が防犯カメラを設置する際の注意点
防犯カメラのメリットは大きいのですが、実際に設置してみると入居者からクレームが殺到し、撤去しなければならなくなるなどのトラブルもあります。
設置場所に問題があり、プライバシーを考慮していないと判断されたからです。入居者に防犯カメラを設置することや、その場所などを伝え、事前に告知することをおすすめします。
大家さんが防犯カメラを設置する場合には、以下のようにあらかじめ慎重に検討しなければいけない事があります。
- 入居者と近隣住居のプライバシーを侵さないよう、撮影範囲や角度に注意する。
- 不審者の侵入経路を考慮し、予算内で最大限の効果を得られるよう設置位置を考える。
- 録画映像の管理を徹底する。
- 導入費用やメンテナンスを考慮する。
近年、個人情報を守ることが大切になっているので、防犯カメラで録画した内容が流出することが無いように、きちんとした管理を行うことも求められます。
何よりも入居者の満足度を上げるために行うということを忘れずに、防犯カメラ設置場所や費用を考慮して計画を立てていきましょう。
アパート大家が防犯カメラを無償で設置する方法
防犯カメラを設置して入居者の満足度を上げたいのは山々ですが、アパートの大家さんが一番気になるのは、導入費用ではないでしょうか。
防犯カメラを設置すれば、物件の資産価値が高まるとはいえ、費用がかかり過ぎて利回りが悪くなってしまうのでは困ります。
そこでプロパンガス料金消費者協会がおすすめするのが、ガス会社乗り換えによる防犯カメラ設備の無償貸与サービスです。
元々給湯器やエアコン、入居者無料インターネットなど、様々なアパート設備の無償貸与プランがありますが、防犯カメラも近年人気の設備機器です。
このようなアパートの設備を変更先のガス会社が無償で貸与してくれる仕組みは、初期費用がかからないため、大家さんは防犯カメラを導入する費用に頭を悩ませる必要がありません。
アパート設備の無償貸与サービスについては、以下の記事で詳しく説明していますので、そちらもご覧ください。
<関連記事>:中古アパートのインターネット導入はプロパンガス会社の切替が効果的
<関連記事>:新築アパート計画の大家さんへ!プロパンガス利用で大幅経費削減
都市ガス物件からプロパンガスへの切り替えでも、場合によってはトータルコストが下がることがありますので、こちらの記事も参考にしてください。
この記事の執筆者
パソコン教室講師/WEBライター
Tanaka
3人の子を持ち、日頃から節約意識も高いことから、ガス代がお得になる仕組みにどっぷりとはまっています。多くの人に役立つ記事を心がけています。
プロパンガス料金消費者協会
- ・1950年
- 群馬県伊勢崎市生まれ。
- ・1980年
- ソード株式会社(後の東芝パソコンシステム株式会社)に入社。
- ・2010年
- 一般社団法人 プロパンガス料金消費者協会を設立して理事に就任。
- ・2011年
- 同代表理事に就任。現在に至る。
- ・2023年
- BSテレビ東京「マネーのまなび」で、不透明なプロパンガスの料金について取材を受け、番組内で解説。
設立当時、プロパンガスは都市ガスに比べて約1.8倍も高い状況にも関わらず、消費者が相談できる団体は皆無であった。そこで、鈴木は消費者の立場に立って、不透明なガス代について料金面から取り組む団体として協会を設立した。
それまで存在しなかったプロパンガス料金の“適正価格”の設定に奔走。大手供給業者の賛同を得て、設立10年足らずで”適正価格“を共通言語として全国展開を達成し、130社以上のプロパンガス会社とパートナー契約している。
現在はプロパンガスの”適正価格“の指標になる「CP速報」を毎月執筆し、ガス料金の適正価格での供給に貢献している。