当協会が尾花沢市において適正と考えるプロパンガス料金は、基本料金1,700円~、1立方メートルあたりの単価(従量単価)340円~です(2021年1月現在)。
出典:「エネ研・石油情報センター」山形県平均価格(2020年12月現在)
ガス会社の変更で
平均価格(相場) | 適正価格(協会価格) | |
---|---|---|
基本料金 | 1,745円 |
1,700円 |
従量単価 10m3使用時 |
647円 |
340円 |
請求額(月) | 8,215円 |
5,100円 |
請求額(年) | 98,580円 |
61,200円 |
尾花沢市のプロパンガス平均価格は昔から高止まりしていますが、ガス会社の変更で平均30%下がります。当協会なら115社の会員ガス会社の中からベストなガス会社を一切無料でご紹介します。
山形県尾花沢市に住む遠藤さん(仮名)
【当協会に相談した理由】友人から協会のことを紹介してもらい、問い合わせをしました。
【相談内容】「埼玉県から実家のある山形県尾花沢市に引っ越しをしてきました。これまでプロパンガス会社から2回ほど請求がありましたが、料金が高いと感じました。関東地方とプロパン事情が大きく違うとは思いますが、それにしても高すぎると思います。プロパンガス会社に聞いてもはっきりとした理由は教えてくれませんでした。
この家は、開発地区にある10棟ほど集まる建売住宅です。協会のサイトをよく読んでみると新築時にはガス配管工事をガス会社が受け持っていると書かれていますが、売買契約の際、このような話はどこからも一切出ませんでした。
どうして仲介会社もプロパンガス会社も説明しないのかが不思議に思います。この点についてお教えいただけますでしょうか」
【従来のガス会社】尾花沢市中心にプロパンガスを供給する地元のガス会社
【従来料金】
使用量:13.2m3、請求額:10,116円(税抜)
基本料金:1,800円(税抜)、従量単価:630円(税抜)
今回のお問い合わせは、建売の新築一戸建てのケースです。埼玉県さいたま市に長年住んでいたという遠藤さん。引っ越すまでは、プロパンガス料金は都市ガスよりある程度高いので仕方ないという認識だったといいます。そうはいっても、山形県尾花沢市に移住され、ガス代があまりにも高くいので疑問をもたれたようです。
無理もありません、全国のプロパンガス料金の戸建ての平均価格を調べてみると、埼玉県が基本料金1,585円/従量単価479円であるのに対して、山形県は基本料金1,751円、従量単価639円です(山形県平均価格:エネ研・石油情報センター調べ)。10立方メートル使用した場合で計算してみると、埼玉県は6,375円、山形県は8,141円です。山形は埼玉県より20%以上も高いといえます。
もう一方で、新築のガス配管工事は必ずガス会社が担当します。建築費用に含まれていない場合がほとんど、約15年の無償貸与契約になっています。簡単にいうと、15年の分割ローンをしているわけです。工事代金がいくらなのかにもよりますが、大抵の場合、1立方メートルあたりの単価に数十円上乗せされています。大事なことなのに、なぜか仲介会社もガス会社も説明をすることがありません。
遠藤さんのように、山形県で建売の新築住宅となればガス単価が高いことが容易に想像できます。解決方法は2つあります。1つ目は、ガス配管工事代金を全額精算して協会会員ガス会社に変更しガス代を下げる。2つ目は、ガス配管工事費用を一部を清算し、残る10万円ほどを協会の会員ガス会社で無償貸与契約をする。
2つ目であれば、支払い額も軽減しつつ、そもそも安いガス単価に数十円上乗せとなるので、結果今よりもガス料金を安くすることができます。遠藤さんは2つ目の方法での変更を選択しました。
【対応策】山形県尾花沢市に配送ルートを持つ当協会の会員ガス会社を紹介しました。ガス配管工事費の残存金額23万円のうち13万円を遠藤さんが、残りの10万円を協会会員ガス会社が負担し無償貸与できるよう手配しました。
【成 果】基本料金が1,700円、単価はベースの380円に支払い額55円を上乗せした435円と決定しました。基本料金も100円安くなり、さらに単価も195円安くすることができました。新築購入時の配管工事費も、新プロパンガス会社へ引継ぎ契約することで契約期間中のガス会社変更が可能となった例です。
【新規のガス会社】山形県全域にプロパンガスを供給する大手のガス会社
【新規の料金】基本料金:1,700円(税抜) 従量単価:435円(税抜)
月間=約2,674円(従来の請求額10,116円→変更後の請求額7,442円)
年間=約32,000円