プロパンガス業界では長い間、利用者に対して適正価格の判断基準が提示されてきませんでした。一般的にプロパンガスが公共料金と誤解している方は未だに多く(実際にはプロパンガスは自由料金)、"プロパンガスは高いもの" という感覚が定着している状態です。これでは利用者のためにならないだけではなく、プロパンガス業界の衰退にもつながりかねません。そこで当協会は、都市ガスに着目してプロパンガスの適正価格を設定し、"都市ガス並の価格をもって適正価格とする"ことにしました。
プロパンガスは都市ガスと比べてほぼ同じ機能なのに、価格だけが大きく違ったらこれは当然おかしいことです。プロパンガスは都市ガスと比較して、カロリーが2.23倍あります(プロパンガス=24,000Kcal、都市ガス=10,750Kcal)。そこで都市ガスの価格を2.2倍した数値を「適正価格」として採用することにしたのです。
しかし、杓子定規な対応ではなく、当然ガス会社が現実に提供できる価格範囲に収めています。ガス会社と消費者の双方が納得できる価格になることを重視しました。
当協会が提唱する適正価格は独りよがりに決めたのではなく、都市ガスを参考に、
この2点のバランスがとれる範囲で設定しています。