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LPガス料金が安い地域ランキング

LPガス料金が安い地域ランキング

プロパンガス(LPガス)料金を都道府県別にランキング形式で公開します。地域の平均価格と比べて、ご自宅のガス料金が安いかどうか確認してみましょう。高い場合は、適正価格のガス会社に乗り換えすることをおすすめします。確実に契約できる方法もご紹介するので、参考にしてください。

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LPガス「平均価格」「適正価格」ランキングから現状を知ろう

都市ガスの小売が全面自由化されたことをきっかけに、「ガス会社を自由に選べるようになった」と一般家庭に認識されるようになり、LPガスも含めてガス会社を選ぶ動きが広がっています。

しかし、ご自宅のLPガス料金が高いのか安いのか判断する基準がないため、ガス会社乗り換えのきっかけを逃している方が多いです。それだけでなく、高い料金であることを知らないまま契約し続けているケースも少なくありません。

まずは、地域ごとのLPガス「平均価格」「適正価格」ランキングと、ご自宅のガス料金を照らし合わせましょう。

料金が高い場合は、LPガス会社の乗り換えを検討すると良いでしょう。乗り換えの方法についても紹介していきます。

LPガス「平均価格」安いランキング

まず、LPガスの「平均価格」の安い順ランキングは、以下のとおりです(価格は税込)。


※平均価格:エネ研・石油情報センター2024年12月発表(2024年10月分)

LPガス「平均価格」安いランキング

※黄色部分をクリック(タップ)すると、都道府県別一覧表(平均価格が安いエリア順)が開きます。
順位 都道府県 基本料金(円) 従量単価(円) ガス料金(円)
(10m3使用)
全国平均

全国でLPガスの「平均価格」が一番安い地域は東京です。続いて埼玉、千葉、群馬・・・と関東1都6県が10位以内にランキングしています。

関東地方では、LPガス事業者間で激しい価格競争が起こっていることで、平均価格が低くなっていると予想できます。

一方、日本一LPガスが高い地域は北海道です。面積が広いこともあり、1軒1軒の距離が離れているため配送費、人件費がかかります。

また、お風呂は「灯油」、コンロは「LPガス」と用途を分けている家庭が多く、1軒あたりの使用量が少ないことから、基本料金、従量料金ともに高額に設定されている傾向にあります。

東北地方も同様の理由からガス料金が高いです。

特徴として、宮城県や福島県は比較的安い料金が適用されている一方、山形県、秋田県、岩手県、青森県は高くなっています。

全国的に見て高収益を維持できるよう、ガス会社同士の談合が根強い地域であることも、ガス料金が高い要因といえるでしょう。

<関連記事>:プロパンガス料金の平均や相場ってどれくらい?安くならないの?

ご自宅のガス料金と「平均価格」を比べていかがでしたか?「同じだった」と安心している方もいらっしゃるのではないでしょうか。

しかし、平均相場だからといって「適正」ということにはなりません。

平均価格は高い設定になっているので、まずはご自宅のガス料金が「高い」かどうか、こちらのガス料金診断で診断してください。

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LPガス「適正価格」安いランキング

次の表は、協会の会員ガス会社(130社/2024年2月時点)が提示するLPガスの「適正料金」を地域ごとに区分し、安い順にランキングしたものです(価格は税込)。

※適正価格=協会紹介価格(2024年12月現在)

LPガス「適正価格」都道府県別ランキング

※黄色部分をクリック(タップ)すると、都道府県別一覧表(適正価格が安いエリア順)が開きます。
順位 都道府県 基本料金(円) 従量単価(円) ガス料金(円)
(10m3使用)
全国平均

「平均価格」と比較するとランキング順位に大きな違いがみられます。1位グループは、東京・神奈川・埼玉・千葉・茨城・栃木・群馬と関東圏に集中しています。実質2位グループ(9位グループ)は、東海地方に集中しているのが特徴です。

この結果は、関東地方や東海地方などの大都市圏を中心に価格競争が広がっていることを裏付けています。

<関連記事>:適正料金早見表 2024(一戸建)

ご自宅のガス料金が「適正価格」よりも高ければ、ガス会社の乗り換えを検討する余地があります。

「ガス料金自動診断」で、現在のガス料金がいくら安くなるのか調べてみましょう。

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LPガス「平均価格」と「適正価格」の違いを理解しよう

全国的に見て「平均価格」と「適正価格」に大きな差があることに驚いた方が多いことでしょう。その理由について、詳しく解説していきます。

エネ研・石油情報センターの「平均価格」

「エネ研・石油情報センター」は、一般財団法人日本エネルギー経済研究所の付属機関で、一般消費者や石油関連事業者向けに、石油に関する情報を提供しています。

LPガスに関しては、偶数月ごとに日本全国のガス料金を調査して公表しています。家庭用LPガス小売価格に関する調査は、全国のLPガス小売業者を対象にガス料金を集計し、都道府県別に平均値を算出しています。この数値が「平均価格」です。

LPガス事業は、原料価格が小売価格に占める比率が低いだけに価格競争が広がれば、LPガスの平均価格は低下していくと予想できます。

しかし、実際にはそうではありません。LPガス事業者は利益を得ようと高額でガスを販売しているため、平均価格はおのずと高くなっています。

【ポイント】

「平均価格」は、不当に高い設定で商売しているガス事業者が多数いる中の平均であるため、一般市場で競争売買によって決まる商品価格(相場)とは、意味が異なります。

プロパンガス料金消費者協会の「適正価格」

そもそも「適正価格」とは経費と利益を適正に反映した価格のことです。しかし、LPガス業界では、原料の仕入れや人件費などは販売店によって異なるので、適正価格というものは存在しません。

そこで、プロパンガス料金消費者協会は、都市ガス料金とLPガス料金との価格差が大きいことに疑問を呈し、これまで存在しなかったLPガスの適正価格を独自に考案しました。

適正価格の標準値については、LPガス1立方メートルあたりの熱量が都市ガスの2.23倍(LPガス=24,000Kcal、都市ガス=10,750Kcal)高いことに着目し、都市ガスの従量料金の約2.2倍に設定しています。

【ポイント】

プロパンガス料金消費者協会が定める「適正価格」は、平均価格と比べて平均30%安くなる設定になっています。

<関連記事>:プロパンガス料金の適正価格 2024

LPガス料金透明化の現状

国がガス料金を公開するよう求めた2017年以来、ガス事業者のインターネットサイトでは、LPガスの価格の情報提供が始まっていますが、いまだに消費者が正確な価格情報を得ることはできない状況です。

消費者がガス会社を乗り換えた後に、一方的な値上げをする事で利益を上げる業者も存在するので注意が必要です。

このような状況では、LPガス料金の透明化への道のりは遠いと言わざるを得ません。勧誘員のセールストークに乗ってしまうのではなく、安心して利用できるガス会社は自分で選ぶべきでしょう。

LPガス会社の乗り替えを検討しよう!

LPガス会社の乗り換えを検討する場合には、プロパンガス料金消費者協会のガス会社乗り換えサービスを利用するのが得策です。

協会はご家庭の条件に合ったベストなガス会社を無料でご紹介しています。

ガス料金が最大30%削減できる可能性があるだけでなく、適正価格は「ガス料金見守り保証」で永久的に保証されるのが特徴です。

<関連記事>:ガス料金見守り保証

乗り換えするにあたっては、建物の築年数が5年以上経っていることや、借家の場合は持ち主の承諾が必要になるなど、いくつか条件があります。

<関連記事>:プロパンガス会社を変更する時の条件とは?

現在ご利用のガス会社への解約手続きは、すべて新しい契約先となるガス会社が代行するので、面倒な手間を一切省いて安心して相談できます。

<関連記事>:ガス会社の変更でガス代30%削減!

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LPガス料金が安い地域ランキングまとめ

LPガス「平均価格」安いランキングは?

全国でLPガスが一番安い地域は東京です。続いて埼玉、千葉、群馬・・・と関東1都6県すべてが10位以内にランキングしています。詳細はこちら

LPガス「適正価格」安いランキングは?

平均価格と比較するとランキング順位に大きな違いがみられます。同列1位は、東京・神奈川・埼玉・千葉・茨城・栃木・群馬と関東圏に集中しています。詳細はこちら

LPガス「平均価格」と「適正価格」の違いは?

エネ研・石油情報センターの「平均価格」と、プロパンガス料金消費者協会が定める「適正価格」には、大きな開きが生じています。詳細はこちら

LPガス会社の乗り替えをするには?

プロパンガス料金消費者協会の乗り換えサービスなら、最大30%削減できる可能性があるだけでなく、適正価格は「ガス料金見守り保証」で永久的に保証されます。詳細はこちら

(H)
〈監修者〉 監修者
一般社団法人
プロパンガス料金消費者協会
代表理事 鈴木 秀男
・1950年 
群馬県伊勢崎市生まれ。
・1980年 
ソード株式会社(後の東芝パソコンシステム株式会社)に入社。
・2010年 
一般社団法人 プロパンガス料金消費者協会を設立して理事に就任。
・2011年 
同代表理事に就任。現在に至る。
・2023年 
BSテレビ東京「マネーのまなび」で、不透明なプロパンガスの料金について取材を受け、番組内で解説。

 設立当時、プロパンガスは都市ガスに比べて約1.8倍も高い状況にも関わらず、消費者が相談できる団体は皆無であった。そこで、鈴木は消費者の立場に立って、不透明なガス代について料金面から取り組む団体として協会を設立した。

 それまで存在しなかったプロパンガス料金の“適正価格”の設定に奔走。大手供給業者の賛同を得て、設立10年足らずで”適正価格“を共通言語として全国展開を達成し、130社以上のプロパンガス会社とパートナー契約している。

 現在はプロパンガスの”適正価格“の指標になる「CP速報」を毎月執筆し、ガス料金の適正価格での供給に貢献している。

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