プロパンガスと都市ガスの特性比較 :プロパンガス料金消費者協会
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プロパンガスと都市ガスの特性比較




プロパンガスと都市ガスの特性を比較すると、発熱量、料金、供給方法、導入時のコスト、原料、災害時の復旧日数などの違いがあります。それぞれの違いについて、わかりやすくお伝えします。

プロパンガスと都市ガスの特性比較



【比較項目】 プロパンガス 都市ガス
発熱量 24,000kcal/m3 10,750kcal/m3
料金 初めから
自由料金
公共料金から
自由化
災害時の
復旧日数
3日~1週間程度 1~2か月程度
供給方法 個別のボンベで
供給※
地中の導管から
供給
導入時のコスト 7~15万円 10~30万円
原料 ブタンを
主成分とする
液化石油ガス
メタンを
主成分とする
液化天然ガス

※集中供給も有り

プロパンガスと都市ガスの特性比較:発熱量



プロパンガスは1m3あたり24,000kcalであるのに対し、都市ガスは10,750kcalです。プロパンガスの方が2.23倍も熱量が高いのです。


プロパンガスと都市ガスの特性比較


1m3あたりの熱量が違うと、お湯を沸かす際や調理時に必要なガスの量が変わってきます。

都市ガスの場合は、プロパンガスと比較すると、お湯を沸かすのに2.23倍の使用量がかかってしまう計算になります。

プロパンガスの熱量(カロリー)が高いメリットは、料理の際顕著に現れます。

たとえば、野菜の炒め物は強火でササッと仕上げられることで、野菜本来の色つやが保たれ、見た目も実際の味も良くなります。

中華料理店などでは都市ガス導入エリアでも、プロパンガスを使用しているケースが多いのは、その発熱量の高さゆえです。

プロパンガスと都市ガスの特性比較:料金



プロパンガスと都市ガス料金の決定的な違いといえば、料金の決め方です。

都市ガスは元々公共料金としてスタートし、2017年にやっと小売り全面自由化されました。

一方、プロパンガスは元から自由料金制だったため、常に価格はガス会社が自由に設定でき、消費者側もガス販売店を自由に選ぶことができます。

しかし、プロパンガスは自由料金制と言っても、消費者がそれを知らずにいることも多く、ガス料金が不当につり上げられている世帯も数多く見受けられます。

都市ガスの自由化に伴い、プロパンガスも競争に参加するためには価格競争が必須となるため、今後都市ガス並みの価格に近付いていくことが期待されます。

プロパンガスの自由料金制について、詳しく説明した記事はこちらです。

それでも現状はまだ、「都市ガスの方が断然安い!」と感じる方が多いのですが、単純に価格だけを比較するのは正しいといえません。

なぜなら先ほどお知らせしたように、プロパンガスは都市ガスよりも2.23倍の発熱量があるからです。詳しくはこちらの記事をご覧ください。

東京都の都市ガス料金を2.23倍して、プロパンガス料金と比較した表がこちらになります。

プロパンガス 都市ガス
(東京ガス)
平均価格 適正価格
基本料金 1,738円 1,650円 1,056円
従量単価 520円 308円 267.1円
10m3
使用時
5,200円 3,080円 2,671円
合計 6,938円 4,730円 3,727円

プロパンガス:東京都平均価格=エネ研・石油情報センター(2021年4月)参照
都市ガス:東京ガス一般料金表 2021年8月検針分「B」参照



これを見ると、東京都のプロパンガスの「平均価格」は都市ガスと比較して約1.9倍も高くなっています。

しかし、このプロパンガスの「平均価格」というのが曲者で、実際は自由料金制のもと、かなり高い価格で請求されているケースが含まれています

一方、「適正価格」との比較では、都市ガスとの価格差がグンと縮まっているのがわかります。

平均価格についてはこちらの記事を参考にしてください。

プロパンガス料金消費者協会が紹介するプロパンガス会社に変更して「適正価格」で供給を受ければ、都市ガス並みの料金でプロパンガスを利用できます。

ご自宅のプロパンガス料金が適正価格なのかどうか、「ガス料金自動診断」で調べてみましょう。下記バナーより簡単に調べられます。


 
 

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プロパンガスと都市ガスの特性比較:災害時の復旧日数



都市ガスもプロパンガスも、毎日の生活に欠かせないライフラインだけに、災害時の復旧日数は死活問題です。

2011年3月に発生した東日本大震災では、都市ガスの全面復旧には約2か月かかったのに対し、家屋そのものが被災した場合は別として、プロパンガスのボンベが倒れたり配管が傷ついたりしたものは、数日で復旧した所もありました。

このため、東日本大震災や熊本地震などの災害時の対応から、プロパンガスの復旧の早さが見直され、家の新築時にプロパンガスを採用する世帯が急増しました。

プロパンガスと都市ガスの特性比較:供給方法


プロパンガスの場合

プロパンガスは、各家庭にボンベというガス容器を設置して個別に供給します。リフト付きのトラックで各家庭まで運ばれ、宅地内はボンベ運搬台車で移動します。

50kgボンベが多いですが、敷地が狭い場合は20kgボンベが利用されます。

個別にはボンベを立てず、1か所に1トン、2トンといった大型バルク容器などを置き、ここから地中に埋設されたガス管で各世帯まで供給する集中方式もあります。

都市ガスの場合

都市ガスの場合は、ガスホルダーという球形の大型タンクから、地中に張り巡らされた導管というガスパイプを通って利用者宅まで運ばれます。

導管を地中に埋設するのに莫大な費用がかかり、都市ガスパイプのネットワークは日本国土の約6%しかないため、それ以外のエリアでは、ガスの供給をプロパンガスが担っていると考えられます。

プロパンガスと都市ガスの特性比較:導入コスト


プロパンガスの場合

一般的にプロパンガスの配管工事は7~15万円くらいです。通常ガス会社は、工事代を請求しないかわりに、「無償貸与契約」を結び、施主に対して15年の契約でしばります。

簡単に言うと顧客を囲い込んで逃げられなくするのです。途中で解約する場合、この違約金(残存金)を支払うことになる場合があります

実質7~8万円の配管工事代を15万円で貸し付けていますから、仮に新築から5年で解約しようとすると、違約金が10年分として10万円ほど発生することになります。

プロパンガス料金消費者協会が紹介するガス会社では、「無償貸与契約」にするか「買い取り」にするかを選ぶことができます。

「買い取り」ならしばりがないので、ガス代が高いと思ったらいつでも解約することができます。

解約時のトラブルについてはこちらの記事もご覧ください。

都市ガスの場合

都市ガス導入時のコストは、ガス管の引き込み代として10~30万円くらいかかります。

大きな道路の下に埋設されている本管から、自宅の敷地までの取り出し管の工事費はガス会社が負担してくれますが、そこから自宅の建物までの配管(供給管)工事代金は施主が負担します。

配管が長いとその分費用がかさみます。敷地のすぐそばまで本管が来ていれば安く、遠ければ高くなります。

都市ガスの引き込み費用についてはこちらもご覧ください。

プロパンガスと都市ガスの特性比較:原料



プロパンガスの原料は、プロパン、ブタンが主成分の液化石油ガスです。LPGやLPガスとも呼ばれ、大半は米国や中東などの海外から輸入されます。

プロパンガスは元々無色・無臭ですが、そのままだとガス漏れ時に気付いてもらえないため、あえてタマネギが腐ったような臭いを付けています。

都市ガスは、メタンが主成分の液化天然ガスが原料です。プロパンガスがLPGと言われるのに対して、LNGとも呼ばれます。

都市ガスも無色・無臭ですが、プロパンガス同様、ガス漏れに気づきやすいよう臭いを付けています。

プロパンガスと都市ガスの特性比較 -まとめ-

プロパンガスと都市ガスの発熱量の違いとは?

プロパンガスは、都市ガスの2.23倍の熱量を持っています。同じ量のお湯を沸かすのに、都市ガスの方がプロパンガスより2.23倍の使用量が必要ということになります。詳細はこちら

プロパンガスと都市ガスの料金はなぜ違う?

都市ガスは公共料金でスタートし、2017年に小売り全面自由化されました。プロパンガスは初めから自由料金なので、ガス会社が自由に価格設定できることから適正価格よりも高い地域がほとんどです。詳細はこちら

プロパンガスと都市ガスで災害時の復旧日数に違いはある?

都市ガスは本管が破損すると、エリア一体で工事が必要になるため、復旧にはかなりの日数が必要です。

一方、プロパンガスは個別にボンベを運ぶ形式なので、最短で数日というスピード復旧が可能です。詳細はこちら

プロパンガスと都市ガスの導入コストの違いは?

都市ガスの引き込み代は10~30万円ですが、主要道路にある本管から自宅までの配管が長いほど費用は高くなります。

一方、プロパンガスは無料で導入してくれるケースが多いですが、これは「無償貸与契約」といって、契約期間終了前に解約すると違約金が発生します。

プロパンガス料金消費者協会が紹介するガス会社なら、「買い取り」を選択することもできるので安心です。詳細はこちら


 
 

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この記事の執筆者

パソコン教室講師/WEBライター

Tanaka

3人の子を持ち、日頃から節約意識も高いことから、ガス代がお得になる仕組みにどっぷりとはまっています。多くの人に役立つ記事を心がけています。

 

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