「乾太くん(かんたくん)」は、リンナイが販売するガス衣類乾燥機です。日本は全国的に見ても雨の割合が高い国で、洗濯物がカラッと乾く気持ちの良い天気という日は少ないです。そんな洗濯物干しの救世主的存在なのが乾太くんなのです※1。
雨の日などは、近くのコインランドリーで乾かせるから大丈夫という人でも、コインランドリーの費用と比較すると圧倒的にお得なので、長い目で見ると元が取れるご家庭が多いです。何より洗濯物を干す手間が省けるというのは、ありがたいですよね。
乾太くんで短縮できる時間はというと、洗濯物の重さが5kgなら約52分、8kgなら約80分で乾燥が可能なので、電気式の衣類乾燥機と比較すると約1/3の時間で済むと言われています。
※1:ガス衣類乾燥機 乾太くん|リンナイ
プロパンガスで乾太くんを使用する場合にかかる費用を設置とランニングコストに分けてまとめました。
それでは、実際に乾太くんを設置する場合には、どのくらいの費用がかかるか見ていきます。
まずは本体ですが、リンナイの希望小売価格(税込)はこちらです。
ただし、住宅設備機器の会社やガス会社では、割引価格で販売していることもあり、半額程度で購入可能なケースもあるようですので、一度チェックしてみてください。
次は、すでにガスの使用が決まっているご家庭での、乾太くんを設置するための工事費です。
設置をするだけの作業代は、エアコンと同程度の2万円~というのが相場のようですが、これ以外に専用の設置台やガスの排湿筒、ガスコードなどで4万円程度かかるため、トータルで設置費用は6万円~になります。
乾太くんの設置費用はそれほど高くないなという印象ですが、ランニングコストはどうでしょうか。プロパンガスを使用した場合の相場を見てみます。
リンナイのホームページには、5kgタイプの場合1回の使用で約63円、8kgタイプの場合約102円というデータが出ています。ということは、仮に毎日使用したとして、1か月では5kgタイプで約1,890円、8kgタイプで約3,060円です。
コインランドリーだと8kg乾燥で大体10分100円なので、80分で乾燥すると考えると800円かかります。
月に4回以上コインランドリーを使用するご家庭なら、元が取れる計算になります(設置費用は除きます)。大家族で乾燥機を何回も回すというご家庭ならなおさらです。
すでにプロパンガスで乾太くんを設置するメリットについてはご紹介していますが、さらに詳しく見ていきます。
衣類乾燥機を入れる前と後では、「洗濯物を干す」という家事が削減されるのが最大のメリットです。
特に屋外に干している場合は、せっかく干したのに急な雨で濡れてしまうと、忙しい中せっかく干したのにと悲しい気持ちになります。乾太くんならそうした心配がありません。
ガスを使う乾太くんは、高熱で乾燥させるため、生乾き臭を発生させる雑菌を99.9%までカットします。肌触りも電気式と比較するとふんわりします。また、乾太くんなら外で干すとどうしても衣類に付いてしまう花粉の心配もありません。
電気式衣類乾燥機と比較して、乾太くんは乾燥にかかる時間も短いのが特徴です。約三分の一の時間で乾燥させることができます。その結果、ガス代も安く済みます。
電気式の衣類乾燥機は、大きくても6kgタイプが主流ですが、乾太くんは8kgタイプがあるので、一度にたくさん乾かすことができるのもメリットです。
オール電化、またはガスを使用していないご家庭で、乾太くんを使いたいという場合はプロパンガス一択になります。
ご自宅の周りに都市ガスが引かれているので、新たに都市ガスを契約したいという場合、オール電化の深夜電力などお得なプランを引き続き使えないケースがあるからです。
ほとんどの地域で都市ガス+深夜電力の組み合わせが不可能という現状があるので、オール電化住宅に乾太くんを後付けする場合は、プロパンガスを使えば解決します。
乾太くんに限らず、プロパンガスの衣類乾燥機のメリットについて書かれた記事もありますので参考にしてください。
電気式衣類乾燥機と比較して、設置費用などのイニシャルコストが高いということが一番のネックです。電気式は、本体価格も4万~7万程度なので、半分以下の価格で購入可能ですし、電源さえあれば簡単に設置できるため、工事費用などもかかりません。
乾太くんを屋内に設置する際には、太い排気筒の穴を壁に開ける必要があり、見た目も良くありません。大容量ということもあり、本体自体が大きいので、場所を取るというデメリットもあります。
都市ガスで乾太くんを使用する場合と比較すると、プロパンの場合ガス代が高いというのがデメリットですが、都市ガスが通っていないところはもちろん、プロパンガスを使っているご家庭でももっとガス代が安くなる方法を使えばお得に使用できます。
初期費用がかさむ乾太くんですが、日々の乾燥にかかるプロパンガスのガス代を下げることで、ランニングコストがさらにお得になります。
プロパンガス代を下げることなんてできるの?と思う方も多いでしょうが、プロパンガスは相場が決められていないため、ガス会社によって自由に価格を決めることができる自由料金制です。
そのため、元々プロパンガス代が高い地域もありますし、途中から値上げということも自由です。逆に、適正価格のガス会社を使うことで、乾太くんにかかるガス代をかなり抑えることができます。
プロパンガスの適正価格を保つ目的で立ち上げられたプロパンガス料金消費者協会では、お住まいの地域で最適なプロパンガス会社を無料でご紹介しています。今すぐチェックしてみてください。
優良ガス会社のご紹介はお気軽に!
ガス衣類乾燥機の名称で、リンナイが販売しています。都市ガスでもプロパンガスでも使用することができます。
家事を省略、時短することができ、忙しい現代人にはうってつけです。屋外で洗濯物を干さずに済むため、花粉の心配がありません。また、高温のため生乾き臭もしません。オール電化のご家庭でも併用して使用できます。詳細はこちら。
電気式衣類乾燥機と比較すると、初期費用が高いです。また同じ乾太くんを使用する場合でも、都市ガスと比較するとプロパンガスのガス代の方が高いです。詳細はこちら。
プロパンガス料金消費者協会の紹介するガス会社と契約すると、プロパンガス代が約30%削減できるのでお得です。詳細はこちら。
この記事の執筆者
パソコン教室講師/WEBライター
Tanaka
3人の子を持ち、日頃から節約意識も高いことから、ガス代がお得になる仕組みにどっぷりとはまっています。多くの人に役立つ記事を心がけています。
優良ガス会社のご紹介はお気軽に!