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IoTとLPWAでLPガス事業が効率化

IoTとLPWAでLPガス事業が効率化

近年LPガス業界ではIoTと無線通信技術のLPWAを活用した新たな取り組みが始まっています。過疎化や人手不足などの課題に対するLPガス事業の合理化が狙いです。IoTソリューションの導入によって、今後LPガス業界がどう変わっていくのかを見ていきましょう。

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LPガス業務効率化の鍵を握るIoTとLPWA

LPガス業務効率化の鍵を握るIoT とLPWA

近年、少子高齢化に伴う労働人口の減少や、働き方の多様化によって各業界で人手不足が深刻化しています。企業が生き残っていくには業務の効率化が必要不可欠です。

LPガス業界においても過疎化、人手不足、ガス事業者の廃業、ガス販売量の減少など深刻な問題に直面していることから、その解決に向けた業務効率化や最新システムの導入などといった新たな取り組みが急速に進んでいます。

その解決の鍵を握るのが無線通信技術「LPWA (Low Power Wide Area)」を利用したIoTの活用です。LPWAは情報容量が小さく、広域、長距離伝送という特徴からLPガスの「集中監視システム」にも非常に適した通信技術といわれています。

そこで今回は、今注目を集めている「IoT」とその進展に不可欠な無線通信技術「LPWA」について解説していきます。今後のLPガス業界がどう変わっていくのか理解しておきましょう。

近年よく聞く「IoT」とは何か?

「IoT」という言葉がよく使われるようになりました。すでに私たちの生活に浸透しつつあるIoTですが、実際にそのイメージがつかないという方も多いと思います。まず、IoTがどのようなものか解説します。

「IoT」とは、Internet of Thingsの略で、日本語で「モノのインターネット」を意味します。簡単にいうと、身の回りのさまざまなモノがインターネットにつながることです。

これまでインターネットに接続されるものといえば、パソコンや携帯電話などの通信機器が主役でしたが、IoTにより照明、スピーカー、ドローン、家電、自動車など身の回りのさまざまなモノがインターネットにつながるようになりました。

このようにIoTの活用によって、離れた場所から「モノの状態を操作する」、さまざまなセンサーを活用して「モノの状態を判断する」、そして「モノ同士が双方向でデータをやりとりする」ことが可能になります。

IoTは、人の手による仕事の負担軽減、利便性の向上だけでなく、あらゆる産業、分野で応用され、生産性の向上や安全性確保などを可能にします。

近い将来、これまで予想もしていなかった世界中のあらゆる「モノ」がインターネットへとつながり、社会インフラやビジネス、人々の日常生活の仕組みが大きく変化する時代がやってくるでしょう。

IoTを支える通信技術としての「LPWA」

IoTが注目を集め、多くの企業がサービス展開に乗り出しているのに伴い、それを支えるネットワークインフラも大きく変化が求められています。そんな中、IoT向けの新たな無線通信技術として実用化が進んでいるのが「LPWA」です。

「LPWA」とはLow Power Wide Areaの略で、「低消費電力」や「広範囲」を特徴とする無線通信技術の総称です。

Wi-FiやBluetooth、スマートフォンなどで使われるモバイルネットワークの無線通信技術とは異なり、通信速度は遅いものの、低消費電力、低コストでありながら最大50キロメートル程度離れた地点間でのデータ通信ができることから、今後IoTが進化していくために最適な通信技術として注目されています。

IoTを支える通信技術としての「LPWA」

LPWAの用途は幅広く、公共サービスから産業、個人の生活に至るまであらゆる応用が想定されています。

産業分野でいえば、物流・輸送管理の効率化です。輸送車の位置をネットワーク経由で把握することで配車、運行、配送などの監視が可能になります。

また、工場設備などの稼働状況を遠隔監視するネットワークにLPWAを用いることで異常や故障の検知をすることもできます。

では、具体的にどのように活用されているのか実例を挙げてみましょう。

例えば、電力分野では「ドローンの活用による高所点検」の例があります。

煙道ダクトや石炭サイロ等、人が点検しにくい箇所にドローンを活用することで、人が危険な高所へ行かずとも容易に現場の点検を可能にし、点検品質向上や安全性の向上、さらに作業工程の短縮によるコスト低減が実現しています。

石油化学分野の「異常予兆検知システム導入」の例では、プラントの計測データから「いつもと違う」挙動を察知し、異常の予兆を検知しています。プラント監視をより正確に、より効率化することで、信頼性・安全性確保と安定稼働につなげています。

また、一般化学分野の「無線通信機能付き液面計※」(※容器内の液面の高さを外部に指し示す装置)の例では、無線通信機能を備えた新しい液面計の導入によって、人が目視しなくてもリアルタイムにタンク内の製品量を正確に把握することができるようになり、作業員がタンクの上に登り、蓋を開けてタンク内を確認するという危険を伴う作業が不要となったことが実証されています。

出典:経済産業省 保安課スマート保安先行事例集

今後LPWAの応用によって、電気・ガス・水道などのインフラ、医療、介護、農業の分野、そして交通やデリバリーシステムなどのサービスが劇的に変化してくことになります。

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LPガス業界を取り巻く環境と現状

LPガス業界を取り巻く環境と現状

LPガス業界は、業界内の競争激化やオール電化・新エネルギーの登場による影響から、ますます値下げ競争が激しくなっています。

一方、ガス販売事業者の多くが後継者問題を抱えていることもあり、廃業を決める事業者も多く、ピーク時に40,000社以上存在したLPガス販売事業者も2018年には半分以下まで減少しています。

今後も少子高齢化が進むことから、家庭用ガスに関しては消費者が減り続けていくと想定され、競争激化と事業者数の減少が避けられない状況になっています。

さらに運送業界と同様、LPガス業界においても配送ドライバーの人手不足は深刻です。

また、LPガス販売事業者は、検針業務としてLPガスの消費者宅へ月に一度訪問し、LPガスメーターの指針値を目視で確認しなければなりませんが、検針を担う人員の確保が非常に難しくなっています。

このようにLPガス業界は、同業や他業種との競争激化、LPガスの需要低迷、人手不足といった課題に直面しており、苦戦を強いられている業者が非常に多いのが実態です。

「IoT」と「LPWA」で変わるLPガス業界

LPガス業界では配送ドライバーの人手不足や人件費高騰といった課題解決に向け、「IoT」と「LPWA」の導入が期待されています。実例として「スマートメーター」のデータを活用した取り組みが挙げられます。

従来のLPガスボンベ配送では、各家庭を定期訪問した検針情報を元に、残量を予測しながら早目のボンベ交換を行なっています。

ガスが残っていても容器を交換することになり、決して効率的とはいえませんが、ガス切れのリスクを回避するためであり、LPガス配送の常識になっていました。

LPWA対応のスマートメーターを導入することで、指針値を遠隔から広範囲にわたり高頻度で自動取得が可能になります。

定められた検針日の指針情報・保安情報が取得、蓄積できれば、LPガス容器内のガス残量を正確に把握ができるので、容器にガスが残った状態で交換することがなくなります。

また、検針業務の自動化により業務量が大幅に軽減できます。さらに集中監視システムの普及拡大による保安の高度化なども見込まれます。

<参考ページ>:集中監視システム

ガス料金を安くするにはガス会社の切り替えを

ガス料金を安くするにはガス会社の切り替えを

LPガス業界ではLPWA、IoTを活用した業務の効率化が進んでいることをお伝えしましたが、AIやIoTなどの技術の進化とともに、LPガス料金はどうなるのでしょうか。

一般的なインフラサービスには「相場」があって、消費者に対してオープンにされた料金プランで供給されますが、LPガスは各家庭によって料金が異なるという大きな特徴を持っています。

つまり、契約するガス会社によって料金はバラバラなのです。それどころか同じガス会社と契約していても料金差がある驚きの業界です。

LPガスの料金設定に関しては法律による規制がないので、LPガス事業者が自由に料金を設定することができます。これまで常識を超えるLPガス料金がしばしば社会問題になることもありました。

新技術による業務の効率化が進んだとしても、消費者のLPガス料金が急に下がるということは考えにくいでしょう。やはり、LPガス消費者はガス料金に注意を配らなければなりません。

「プロパンガス料金消費者協会」では、日本全国のプロパンガスエリアの価格比較を掲載しています。ご自宅のガス料金が高いのか安いのかを判断する目安になります。

<参考ページ>:プロパンガスエリアの価格比較

「ガス料金自動診断」で料金差が大きかった方は、ガス会社の切り替えをおすすめします。ご自宅の基本情報をお知らせいただくだけで、最適な新しいガス会社とガス料金プランをご提案します。すべて無料のサービスです。お気軽にお問い合わせください。

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IoTとLPWAでLPガス事業が効率化まとめ

近年よく聞く「IoT」とは?

「IoT」とは、Internet of Thingsの略で、日本語で「モノのインターネット」という意味。

簡単にいうと、身の回りのさまざまなモノがインターネットにつながることで、社会インフラやビジネス、人々の日常生活の仕組みが大きく変化する時代がやってきます。詳細はこちら

IoTを支える通信技術としての「LPWA」とは?

「LPWA」とはLow Power Wide Areaの略で、「低消費電力」や「広範囲」を特徴とする無線通信技術の総称。

IoT向けの新たな無線通信技術として注目されており、通信速度は遅いものの低消費電力、低コストでありながら最大50キロメートル程度離れた地点間でのデータ通信ができるため、公共サービスから産業、個人の生活に至るまであらゆる応用が想定されています。詳細はこちら

「IoT」と「LPWA」でLPガス業界はどう変わる?

LPガス業界では配送ドライバーの人手不足や人件費高騰といった課題解決に向けて導入が期待されています。詳細はこちら

【H】
〈監修者〉 監修者
一般社団法人
プロパンガス料金消費者協会
代表理事 鈴木 秀男
・1950年 
群馬県伊勢崎市生まれ。
・1980年 
ソード株式会社(後の東芝パソコンシステム株式会社)に入社。
・2010年 
一般社団法人 プロパンガス料金消費者協会を設立して理事に就任。
・2011年 
同代表理事に就任。現在に至る。
・2023年 
BSテレビ東京「マネーのまなび」で、不透明なプロパンガスの料金について取材を受け、番組内で解説。

 設立当時、プロパンガスは都市ガスに比べて約1.8倍も高い状況にも関わらず、消費者が相談できる団体は皆無であった。そこで、鈴木は消費者の立場に立って、不透明なガス代について料金面から取り組む団体として協会を設立した。

 それまで存在しなかったプロパンガス料金の“適正価格”の設定に奔走。大手供給業者の賛同を得て、設立10年足らずで”適正価格“を共通言語として全国展開を達成し、130社以上のプロパンガス会社とパートナー契約している。

 現在はプロパンガスの”適正価格“の指標になる「CP速報」を毎月執筆し、ガス料金の適正価格での供給に貢献している。

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