光熱費の値上げに苦しむ方へ~値上がりの推移や解決策をご紹介
光熱費の値上げにより家計が苦しくなっているという声は日に日に大きくなっています。なぜこんなにも光熱費の値上げが続くのか、また、どれくらい値上がりしているのか等、現状での情勢を元にまとめました。光熱費の値上げに苦しまずに済む方法もあせてご紹介します。
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円安が進んでいる
光熱費の中心となる電気やガスの原料は、海外の天然ガスや原油です。これらを輸入する際にはドルでの売買が行われますが、日本円の円安が進んでいるため、輸入コストが高くなってしまうのです。
天然ガスや原油の輸入量を考えると円安が少し進むだけで大きな価格差になります。
原料の値上げ
主要な供給国である中東やロシアなどでの政治的な不安定要因や紛争により、天然ガスや原油の価格が上昇しました。
光熱費の中心である電気やガスは、これらのエネルギーを元にして作られるため、供給コストも上昇しているのです。
また、これらの天然ガスや原油を運ぶための輸送船にも重油が使われており、輸送コストも上昇しています。
再生可能エネルギー推進
日本政府が再生可能エネルギーへの転換を推進していることから、太陽光や風力などの導入が増えています。しかし、再生可能エネルギーを生み出す施設の導入は高い初期費用がかかるため、光熱費の上昇につながっています。
電気代の値上げ幅
これまでも家庭の中で光熱費の多くを占める電気代の値上げはありましたが、直近では2023年6月から電力会社各社が値上げをすることを発表しました。
これは火力発電に使われる天然ガスが高騰していることを受け、電力会社が申請した家庭向け電気料金の値上げが認められたことによるものです。
近年ではかなり大幅な値上げとなり、ますます家庭の光熱費が上昇することになりました。標準的な家庭の電気料金での値上げ幅は、5月16日付で以下のように発表されています。
電力会社 | 2023年6月1日からの電気料金値上げ率 |
---|---|
北海道 | 21% |
東北 | 24% |
東京 | 14% |
北陸 | 42% |
中国 | 29% |
四国 | 25% |
沖縄 | 38% |
引用:電気料金の改定について(2023年6月実施)|経済産業省
このように、今回の7つの電力会社の値上げ幅を平均すると約27.6%となります。
光熱費の値上げに苦しまずに済む方法
このように、電気やガスといった光熱費の値上げが続いていく中、どうにかして安くならないのかという方が増えているのが現状ですが、このような方に朗報です!
節約を日々積み重ねることでも値上げ対策はできますが、それよりももっと大幅な光熱費カットを実現できる方法があります。
ガス会社の変更で光熱費を大幅カット
光熱費を大幅にカットする方法とは、ガス会社の変更です。
あらかじめお断りしておくと、オール電化のご家庭、アパートやマンションなどの賃貸住宅にお住いの方はこの方法をとることは難しいでしょう。
オール電化の場合、ガスを導入するのに費用がかかるため、ガスへの変更は現実的でありません。
また、アパートやマンションなどの賃貸住宅の場合、ガス会社変更ができません。建物を所有している大家さんが一括でガス会社と契約しており、各部屋ごとで個別の契約ができないからです。
また、都市ガスを利用しているご家庭の場合は、プロパンガスに変更することは可能です。
様々な要素が絡んでくるため、一度こちらの記事をご覧いただきご検討ください。
<関連記事>:プロパンガスと都市ガスの特性比較
一方で、現在プロパンガスを使っているというご家庭なら、ガス会社を変更することで大幅にガス代を減らし、光熱費を削減することが可能となるはずです。
どれくらい減らすことができるのか、気になる方はこちらの料金診断を今すぐお試しください。
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プロパンガス会社の変更ならプロに任せて安心
プロパンガス会社を変更したいと思っても、実際に価格が安く信頼もできる会社を見つけるのは難しいです。
そんな時に頼りになるのがプロパンガス料金消費者協会です。
協会では、地域別に独自の適正価格を定めています。適正価格や活動趣旨にご賛同いただけるプロパンガス会社を募り、プロパンガス料金の適正化を図ってきました。
適正価格はプロパンガスの高止まりしている平均価格よりも約30%安いのが特徴です。
光熱費の値上げ問題の解決には、ぜひ協会への相談をおすすめします。
協会への相談は、一切お金がかかりませんのでご安心ください。運営費は会員となっているガス会社から徴収する形になっており、相談後のガス会社変更手続きなども含めて手数料は不要です。
この記事の執筆者
パソコン教室講師/WEBライター
Tanaka
3人の子を持ち、日頃から節約意識も高いことから、ガス代がお得になる仕組みにどっぷりとはまっています。多くの人に役立つ記事を心がけています。
プロパンガス料金消費者協会
- ・1950年
- 群馬県伊勢崎市生まれ。
- ・1980年
- ソード株式会社(後の東芝パソコンシステム株式会社)に入社。
- ・2010年
- 一般社団法人 プロパンガス料金消費者協会を設立して理事に就任。
- ・2011年
- 同代表理事に就任。現在に至る。
- ・2023年
- BSテレビ東京「マネーのまなび」で、不透明なプロパンガスの料金について取材を受け、番組内で解説。
設立当時、プロパンガスは都市ガスに比べて約1.8倍も高い状況にも関わらず、消費者が相談できる団体は皆無であった。そこで、鈴木は消費者の立場に立って、不透明なガス代について料金面から取り組む団体として協会を設立した。
それまで存在しなかったプロパンガス料金の“適正価格”の設定に奔走。大手供給業者の賛同を得て、設立10年足らずで”適正価格“を共通言語として全国展開を達成し、130社以上のプロパンガス会社とパートナー契約している。
現在はプロパンガスの”適正価格“の指標になる「CP速報」を毎月執筆し、ガス料金の適正価格での供給に貢献している。
プロパンガス料金消費者協会からのお知らせ
ガス料金削減コンサルタント、Webデザイナー・コーダー募集中!
一般社団法人 プロパンガス料金消費者協会では、当協会の活動に必要なスタッフを募集しています。
詳細はこちらのURLをご覧ください。
https://www.propane-npo.com/recruit/