長野県における都市ガスとプロパンガスを比較してみましょう。長野県の「都市ガス供給世帯数ランキング」は、約35万5,000世帯で全国で20位です。普及率は全国平均約59.5%を下回る約50.4%で、アルプスを頂く山間エリアが多い地理的な要因も大きく関係しているようです。 【出典】都市ガス供給区域内普及率:2013年
長野県の総合格付けは5位ですが、喫茶店の軒数(46.42施設)や、人口100万人あたりの公民館数(574.23館)が、共に都道府県ランキングで1位というユニークな結果となっています。長野県の都市ガス供給会社は合計6社。最も広いエリアに供給してるのは「長野都市ガス」です。供給エリアは、長野市・小諸市・佐久市を中心に、長野県の北東部全域になります。
<都市ガスの料金> |
基本料金=970.03円 従量単価=127円※ 合計=5,288円![]() 長野県で最も供給世帯数の多い「長野都市ガス」の料金を参照(2017年12月) |
<協会価格(適正)> |
基本料金=1,500円 従量単価=360円 合計=6,900円
2017/11現在
|
毎月のガス料金を比較しますと、15㎥で約1600円都市ガスが安くなっています。最初から都市ガス物件に入居するのであれば、ガス代をプロパンガスよりいくらか安くすることは可能です。ただ、プロパンガスから都市ガスに変更するとなると初期費用が発生します。
近くの道路まで配管が通っていても、そこから自宅まで配管を通す料金が発生し、さらに、これまで利用してきた給湯器やコンロもそのまま利用することはできないため、本体や部品の交換等が必要になり、すべて自己負担となります。
また、災害時の普及時間が明らかにプロパンガスの方が早いため、様々な自然災害が続く昨今、あえて都市ガスではなくプロパンガスを選ぶ方さえいることも事実です。
プロパンガスの平均価格は、毎月『一般財団法人 日本エネルギー経済研究所 石油情報センター』が発表する数値です。 そして、その算出方法は各エリアのガス会社が申告するガス料金から算出されています。当然、競争があるエリアにおいてもまだまだ、高い料金のガス会社は多く、それらの会社が申告した価格ですから、数値も高くなるのは当然です。
プロパンガスはまだ60年ほどの歴史しかありません。1997年の液石法の改定以前は、価格競争の無い業界主導の価格で、消費者は当たり前のように言われるがままの金額を支払ってきました。 また、お互いの顧客を取り合わないなど、独特の習慣も高値安定に拍車をかけていました。
改定後は業界への参入が認可制から届け出制になったことで関東へ他の地方の業者が参入しました。この新期参入会社は顧客基盤を持たないため、既存業者の顧客を取ることで事業開拓を進め、ここからプロパンガス業界の競争は少しづつ始まったのです。
液石法の改定以後20年たった現在でもその価格競争は関東や東海地方、甲信越地方等の一部などまだまだ限定的です。九州や東北、北海道においては、一部のエリアを除いてほとんど競争が無い状態ですので高値安定状態が続いています。
長野県松本市に住むMIさん(主婦)
【当協会に相談した理由】都市ガスに変えたいと思ったが、切り替えにかかる費用が割と高いと分かり、調べていたら、協会サイトにたどり着いた。
【相談内容】「約15年前に現在の戸建てを中古で購入し、前のオーナーが使っていたガス会社のメーターが付いていたので、そのまま同じガス会社と契約しました。購入した家は当時築10年だったので、現在は築25年になります。
購入した当時は都市ガスの配管が近所まで来ておらず、そのまま給湯器とコンロはプロパンガスを利用することで継続しました。
最近、近所に都市ガスの配管が通ったという連絡が入り、隣近所集めて一斉に説明会が開かれました。
近所の方と何人か話し、何軒か都市ガスに切り替えようとしているので、自分も都市ガスにして安くしたいと思いました。
しかしもらった見積額は、近所の方と比較して変更費用がとても高いと感じました。その見積もりが正当なのか否か、どう考えて決めたらいいのかご相談に乗っていただけますと助かります。
【従来のガス会社】長野県でプロパンガスを供給する地元の小規模なガス会社
【従来の使用量】15m3
<変更前の料金> |
基本料金=1,500円 従量単価=580円 合計=10,200円 |
都市ガスの工事会社がMIさんに提出した見積額はおよそ40万円。これはまずMIさんの敷地が広く、玄関の門から家まで少し距離があるので、配管の引き込み工事代が20万円以上かかり、さらに給湯器の部品を交換するよりグレードの高い上位機種に変更することや、コンロの新規購入費用を含めると40万円以上になるようです。
・基本料金 625.32円 従量単価127円 合計5,965円
・初期費用400,000円 ※使用量15m3はプロパン換算して15×2.23
・基本料金約1,500円(税抜) 1立方メートル約580円(税抜)
合計10,200円/月
現在のガス会社から都市ガスへ変更すると、変更前と比較し、月額約4,200円程度安くなりますが、約40万円以上の初期費用を回収することを考えると約8年以上かかってしまいます。
一方、協会が提示する長野県エリアの適正価格のプロパンガス会社に変更するとどうでしょう。
・基本料金:1,500円(税抜) 従量単価:360円(税抜)
合計6,900円
初期投資額もかからず、年間で約40,000円も節約することが可能です。
MIさんは、都市ガスに変更して長い年月をかけて高い初期費用を回収するよりも、プロパンガスのままガス会社を変更して安くするほうが得であると判断しました。
長野県松本市に配送ルートを所有している、適正価格の優良なガス会社をご紹介した結果、単価が220円も下がり、年間で約40,000円の節約が実現できることが分かりました。
MIさんに「都市ガスに切り替えるのに大きな初期費用がかかるので悩んでおりいましたが、即決しないで協会に相談し、長い目で見てもプロパンガスのまま安くすることができたのでとても良かった」と大変喜んでいただきました。
【新規のガス会社】長野県に供給する大手のプロパンガス会社
<変更後の料金> |
基本料金=1,500円 従量単価=360円 合計=6,900円 |
15m3使用の場合
月間=約3,300円
(従来の請求額10,200円⇒変更後の請求額6,900円)
年間=約40,000円
初期費用=約401,500円(税抜)(概算/設備費含まず)
協会からのワンポイントアドバイス |
・都市ガスとプロパンガスの比較は熱量が異なるので、必ずプロパン換算して比較しましょう。 ・目先の安さより将来も含めて総合的にシミュレーションしましょう。 |
長野県における都市ガスとプロパンガスを比較してみましょう。長野県の「都市ガス供給世帯数ランキング」は、約35万5,000世帯で全国で20位です。普及率は全国平均約59.5%を下回る約50.4%で、アルプスを頂く山間エリアが多い地理的な要因も大きく関係しているようです。 【出典】都市ガス供給区域内普及率:2013年
長野県の総合格付けは5位ですが、喫茶店の軒数(46.42施設)や、人口100万人あたりの公民館数(574.23館)が、共に都道府県ランキングで1位というユニークな結果となっています。長野県の都市ガス供給会社は合計6社。最も広いエリアに供給してるのは「長野都市ガス」です。供給エリアは、長野市・小諸市・佐久市を中心に、長野県の北東部全域になります。
<都市ガスの料金> |
基本料金=970.03円 従量単価=127円※ 合計=5,288円![]() 長野県で最も供給世帯数の多い「長野都市ガス」の料金を参照(2017年12月) |
<協会価格(適正)> |
基本料金=1,500円 従量単価=360円 合計=6,900円
2017/11現在
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毎月のガス料金を比較しますと、15㎥で約1600円都市ガスが安くなっています。最初から都市ガス物件に入居するのであれば、ガス代をプロパンガスよりいくらか安くすることは可能です。ただ、プロパンガスから都市ガスに変更するとなると初期費用が発生します。
近くの道路まで配管が通っていても、そこから自宅まで配管を通す料金が発生し、さらに、これまで利用してきた給湯器やコンロもそのまま利用することはできないため、本体や部品の交換等が必要になり、すべて自己負担となります。
また、災害時の普及時間が明らかにプロパンガスの方が早いため、様々な自然災害が続く昨今、あえて都市ガスではなくプロパンガスを選ぶ方さえいることも事実です。
長野県松本市に住むMIさん(主婦)
【当協会に相談した理由】都市ガスに変えたいと思ったが、切り替えにかかる費用が割と高いと分かり、調べていたら、協会サイトにたどり着いた。
【相談内容】「約15年前に現在の戸建てを中古で購入し、前のオーナーが使っていたガス会社のメーターが付いていたので、そのまま同じガス会社と契約しました。購入した家は当時築10年だったので、現在は築25年になります。
購入した当時は都市ガスの配管が近所まで来ておらず、そのまま給湯器とコンロはプロパンガスを利用することで継続しました。
最近、近所に都市ガスの配管が通ったという連絡が入り、隣近所集めて一斉に説明会が開かれました。
近所の方と何人か話し、何軒か都市ガスに切り替えようとしているので、自分も都市ガスにして安くしたいと思いました。
しかしもらった見積額は、近所の方と比較して変更費用がとても高いと感じました。その見積もりが正当なのか否か、どう考えて決めたらいいのかご相談に乗っていただけますと助かります。
【従来のガス会社】長野県でプロパンガスを供給する地元の小規模なガス会社
【従来の使用量】15m3
<変更前の料金> |
基本料金=1,500円 従量単価=580円 合計=10,200円 |
都市ガスの工事会社がMIさんに提出した見積額はおよそ40万円。これはまずMIさんの敷地が広く、玄関の門から家まで少し距離があるので、配管の引き込み工事代が20万円以上かかり、さらに給湯器の部品を交換するよりグレードの高い上位機種に変更することや、コンロの新規購入費用を含めると40万円以上になるようです。
・基本料金 625.32円 従量単価127円 合計5,965円
・初期費用400,000円 ※使用量15m3はプロパン換算して15×2.23
・基本料金約1,500円(税抜) 1立方メートル約580円(税抜)
現在のガス会社から都市ガスへ変更すると、変更前と比較し、月額約4,200円程度安くなりますが、約40万円以上の初期費用を回収することを考えると約8年以上かかってしまいます。
一方、協会が提示する長野県エリアの適正価格のプロパンガス会社に変更するとどうでしょう。
・基本料金:1,500円(税抜) 従量単価:360円(税抜)
初期投資額もかからず、年間で約40,000円も節約することが可能です。
MIさんは、都市ガスに変更して長い年月をかけて高い初期費用を回収するよりも、プロパンガスのままガス会社を変更して安くするほうが得であると判断しました。
長野県松本市に配送ルートを所有している、適正価格の優良なガス会社をご紹介した結果、単価が220円も下がり、年間で約40,000円の節約が実現できることが分かりました。
MIさんに「都市ガスに切り替えるのに大きな初期費用がかかるので悩んでおりいましたが、即決しないで協会に相談し、長い目で見てもプロパンガスのまま安くすることができたのでとても良かった」と大変喜んでいただきました。
【新規のガス会社】長野県に供給する大手のプロパンガス会社
<変更後の料金> |
基本料金=1,500円 従量単価=360円 合計=6,900円 |
15m3使用の場合
月間=約3,300円
(従来の請求額10,200円⇒変更後の請求額6,900円)
年間=約40,000円
初期費用=約401,500円(税抜)(概算/設備費含まず)
協会からのワンポイントアドバイス |
・都市ガスとプロパンガスの比較は熱量が異なるので、必ずプロパン換算して比較しましょう。 ・目先の安さより将来も含めて総合的にシミュレーションしましょう。 |