群馬県における都市ガスとプロパンガスを比較してみましょう。 群馬県の「都市ガス供給世帯数ランキング」は関東においては何とか茨城を抜いて第6位。全国的にみると36万5千世帯で18位となっています。
一方都市ガスの普及率でみると約46%と全国的に見ても40位に留まっています。これは有数の名山を含む国有林の割合の高い地形が無関係ではないと思われますが、いずれにしてもまだまだプロパン世帯が多いようです。
<都市ガスの料金> |
基本料金=840円 従量単価=212円※ 合計=4,020円![]()
※群馬県で最も供給世帯数の多い「東京ガス」の料金を参照(2016.1月) |
<協会価格(適正)> |
基本料金=1,500円 従量単価=280円 合計=5,700円
2015/12現在
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15m3の使用量で比較すると約1,600円ほど都市ガスが安くなっています。 既に都市ガスの設備があるのであれば、このまま都市ガスを使っていても問題ないと思います。しかし現在プロパンガスを使用していて新たに都市ガスに変更するとなると、安易に都市ガスが安いから・・と言う訳にはいかなくなります。
都市ガス化に伴う工事費用は想像以上に高く、プロパンガスを適正料金で使う場合と比べると、使用量によっては10年以上都市ガスを使っても、結果的にはプロパンガスの方が圧倒的に出費が少なくて済むこともよくあることです。
また、大地震などの自然災害時を考えてみましょう。過去の災害時を見ても都市ガスの普及時間は早くて数週間、また場所によっては数ケ月かかる場合もあります。それに比べてプロパンガスは個別に安全確認できますし、基本的にボンベを二本設置しているため、交通網が遮断されても一定期間はガスを使うことができます。また、安全面でも都市ガスと同様のセンサーシステムがあるため、昔のようなガス漏れ等の心配はほとんどなくなっています。
つまりプロパンガスは復旧時間が圧倒的に短くて済みます。
そのため最近では都市ガス利用者がプロパンガスに変更したり、都市ガスエリアでもわざわざプロパンガス仕様の家を建てる方もいらっしゃるほどです。
プロパンガスの平均価格は、毎月『一般財団法人 日本エネルギー経済研究所 石油情報センター』が発表する数値です。 そして、その算出方法は各エリアのガス会社が申告するガス料金から算出されています。当然、競争があるエリアにおいてもまだまだ、高い料金のガス会社は多く、それらの会社が申告した価格ですから、数値も高くなるのは当然です。
プロパンガスはまだ60年ほどの歴史しかありません。1997年の液石法の改定以前は、価格競争の無い業界主導の価格で、消費者は当たり前のように言われるがままの金額を支払ってきました。 また、お互いの顧客を取り合わないなど、独特の習慣も高値安定に拍車をかけていました。
改定後は業界への参入が認可制から届け出制になったことで関東へ他の地方の業者が参入しました。この新期参入会社は顧客基盤を持たないため、既存業者の顧客を取ることで事業開拓を進め、ここからプロパンガス業界の競争は少しづつ始まったのです。
液石法の改定以後20年たった現在でもその価格競争は関東や東海地方、甲信越地方等の一部などまだまだ限定的です。九州や東北、北海道においては、一部のエリアを除いてほとんど競争が無い状態ですので高値安定状態が続いています。
群馬県太田市に住むIKさん(教員)
【当協会に相談した理由】ネットで都市ガスとプロパンガスの比較について調べていたら、協会のサイトに詳しく書いてあったので相談しました。
【相談内容】「春からの電力自由化に向けて電気代の見直しをしていたところ、ガス代も気にかかり調べていたら、かなり高いことがわかりました。このまま支払い続けるなら都市ガスが玄関前の道路まで来ているので、都市ガスに変更したほうがいいのではないかと家族に言われて、色々と調べました。
確かに今のプロパンガス料金に比べると都市ガスは圧倒的に安いいことはわかります。しかし都市ガスにするには工事も必要ですので躊躇しています。 どうしたらいいのか参考意見を伺えると助かります。宜しくお願いします」
【従来のガス会社】太田市内で営業しているガス販売店
【従来の使用量】12m3
<変更前の料金> |
基本料金=1,500円 従量単価=530円 合計=7,860円 |
IKさんの現在のガス会社料金は7,860円と言うことで、都市ガス12m3使った時と比べると約二倍以上の料金を支払っている計算になります。 これでは都市ガスに変更するべきだというご家族の気持ちは十分に理解できます。
さて、都市ガスに変更する場合ですが、玄関前の公道まで本管が来ているようですので、一般的な都市ガス工事費用のなかでも低額ですむ可能性は高いですが、それでも7,8万から10万円程度は必要になります。また、給湯器も新しいものでなければ部品の交換だけではすみませんから都市ガス用を購入しなければなりません。それらの費用を仮に計25万円位と想定して、現在のプロパン使用状況との差額で計算すると約5年経てばそれ以降は十分に都市ガスの安さを享受できる状態になります。
一方、高いプロパンガスを協会が提示する群馬県太田市の適性価格280円で計算してみましょう。すると同じ使用量で約4,860円となり、都市ガスとの差額はわずか840円ですから、都市ガス工事費用を支払った場合、その差額で計算すると約25年たって初めて工事代まで負担して都市ガスにした意味が出てくる計算になります。 これはあまり現実的ではありません。
つまりプロパンガスを適正価格で使用することが、長い目で見ると最もIKさんにとってコストパフォーマンスのいい選択であることがお分かり頂けます。
IKさんは納得されてガス会社を変更することにしました。協会では太田市の適正価格で対応可能なガス会社を選定してご紹介いたしました。
【成 果】1立方メートル当たり280円になったので、今までより月額3,000円、年間分を考えると4万円近い差額がでることがわかりました。電力自由化では30A以上の契約の方でも約3%~5%程度の節約にしかならないようですので、電気とは比べ物にならないくらい大きなメリットがあることがわかりました。
【新規のガス会社】群馬県太田市が配送エリア内にある大手ガス会社
<変更後の料金> |
基本料金=1,500円 従量単価=280円 合計=4,860円 |
月間=約3,000円(従来の請求額7,860円→変更後の請求額4,860円)
年間=約30,000円の節約に!(夏期使用量を考慮しています)
初期費用=約250,000円(税抜)
協会からのワンポイントアドバイス |
●プロパンガス料金の適正化は電気セット売りよりも大きな節約につながります。 ●都市ガス化の工事費用は予想外に高く負担が大きくなりますから、目先の安さに惑わされないようしっかり計算/比較する必要があるでしょう。 |
群馬県における都市ガスとプロパンガスを比較してみましょう。 群馬県の「都市ガス供給世帯数ランキング」は関東においては何とか茨城を抜いて第6位。全国的にみると36万5千世帯で18位となっています。
一方都市ガスの普及率でみると約46%と全国的に見ても40位に留まっています。これは有数の名山を含む国有林の割合の高い地形が無関係ではないと思われますが、いずれにしてもまだまだプロパン世帯が多いようです。
<都市ガスの料金> |
基本料金=840円 従量単価=212円※ 合計=4,020円
※群馬県で最も供給世帯数の多い「東京ガス」の料金を参照(2016.1月)
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<協会価格(適正)> |
基本料金=1,500円 従量単価=280円 合計=5,700円 2015/12現在
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15m3の使用量で比較すると約1,600円ほど都市ガスが安くなっています。
既に都市ガスの設備があるのであれば、このまま都市ガスを使っていても問題ないと思います。しかし現在プロパンガスを使用していて新たに都市ガスに変更するとなると、安易に都市ガスが安いから・・と言う訳にはいかなくなります。
都市ガス化に伴う工事費用は想像以上に高く、プロパンガスを適正価格で使う場合と比べると、使用量によっては10年以上都市ガスを使っても、結果的にはプロパンガスの方が圧倒的に出費が少なくて済むこともよくあることです。
また、大地震などの自然災害時を考えてみましょう。過去の災害時を見ても都市ガスの普及時間は早くて数週間、また場所によっては数ケ月かかる場合もあります。
それに比べてプロパンガスは個別に安全確認できますし、基本的にボンベを二本設置しているため、交通網が遮断されても一定期間はガスを使うことができます。また、安全面でも都市ガスと同様のセンサーシステムがあるため、昔のようなガス漏れ等の心配はほとんどなくなっています。
つまりプロパンガスは復旧時間が圧倒的に短くて済みます。
そのため最近では都市ガス利用者がプロパンガスに変更したり、都市ガスエリアでもわざわざプロパンガス仕様の家を建てる方もいらっしゃるほどです。
群馬県太田市に住むIKさん(教員)
【当協会に相談した理由】ネットで都市ガスとプロパンガスの比較について調べていたら、協会のサイトに詳しく書いてあったので相談しました。
【相談内容】「春からの電力自由化に向けて電気代の見直しをしていたところ、ガス代も気にかかり調べていたら、かなり高いことがわかりました。このまま支払い続けるなら都市ガスが玄関前の道路まで来ているので、都市ガスに変更したほうがいいのではないかと家族に言われて、色々と調べました。
確かに今のプロパンガス料金に比べると都市ガスは圧倒的に安いいことはわかります。しかし都市ガスにするには工事も必要ですので躊躇しています。 どうしたらいいのか参考意見を伺えると助かります。宜しくお願いします」
【従来のガス会社】太田市内で営業しているガス販売店
【従来の使用量】12m3
<変更前の料金> |
基本料金=1,500円 従量単価=530円 合計=7,860円 |
IKさんの現在のガス会社料金は7,860円と言うことで、都市ガス12m3使った時と比べると約二倍以上の料金を支払っている計算になります。 これでは都市ガスに変更するべきだというご家族の気持ちは十分に理解できます。
さて、都市ガスに変更する場合ですが、玄関前の公道まで本管が来ているようですので、一般的な都市ガス工事費用のなかでも低額ですむ可能性は高いですが、それでも7,8万から10万円程度は必要になります。
また、給湯器も新しいものでなければ部品の交換だけではすみませんから都市ガス用を購入しなければなりません。それらの費用を仮に計25万円位と想定して、現在のプロパン使用状況との差額で計算すると約5年経てばそれ以降は十分に都市ガスの安さを享受できる状態になります。
一方、高いプロパンガスを協会が提示する群馬県太田市の適性価格280円で計算してみましょう。すると同じ使用量で約4,860円となり、都市ガスとの差額はわずか840円ですから、都市ガス工事費用を支払った場合、その差額で計算すると約25年たって初めて工事代まで負担して都市ガスにした意味が出てくる計算になります。 これはあまり現実的ではありません。
つまりプロパンガスを適正価格で使用することが、長い目で見ると最もIKさんにとってコストパフォーマンスのいい選択であることがお分かり頂けます。
IKさんは納得されてガス会社を変更することにしました。協会では太田市の適正価格で対応可能なガス会社を選定してご紹介いたしました。
【成 果】1立方メートル当たり280円になったので、今までより月額3,000円、年間分を考えると4万円近い差額がでることがわかりました。電力自由化では30A以上の契約の方でも約3%~5%程度の節約にしかならないようですので、電気とは比べ物にならないくらい大きなメリットがあることがわかりました。
【新規のガス会社】群馬県太田市が配送エリア内にある大手ガス会社
<変更後の料金> |
基本料金=1,500円 従量単価=280円 合計=4,860円 |
月間=約3,000円(従来の請求額7,860円→変更後の請求額4,860円)
年間=約30,000円の節約に!(夏期使用量を考慮しています)
初期費用=約250,000円(税抜)
協会からのワンポイントアドバイス |
●プロパンガス料金の適正化は電気セット売りよりも大きな節約につながります。 |
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