岐阜県における都市ガスとプロパンガスを比較してみましょう。 岐阜県の「都市ガス供給世帯数ランキング」は、20位でおよそ35万人が都市ガス利用ですが、残念ながら普及率で見ると全国的には39位にとどまっています。 【出典】都市ガス供給区域内普及率:2013年3月
都市ガスの供給会社数は「東邦ガス」と「東邦ガスが」が卸し元の「大垣ガス」の2社でしたが、都市ガスの自由化に伴って中部電力も参入しています。しかし圧倒的に「東邦ガス」の供給率は高く、この牙城は中々崩せるものではないでしょう。岐阜県の都市ガスエリアは、岐阜市、多治見市、羽島市、土岐市、可児市、瑞穂市、山県市、大垣市、各務原市、本巣市、岐南町、羽島郡笠松町、揖斐郡大野町、本巣郡北方町、可児郡御嵩町など、人口の密集した都市部に集中しています。
<都市ガスの料金> |
基本料金=1,444円 従量単価=123円※ 合計=5,558円![]() ※プロパンガスの火力は都市ガスの2.23倍の為、都市ガスの使用量をプロパン算出しています(15m3×2.23≒34m3) |
<協会価格(適正)> |
基本料金=1,600円 従量単価=340円 合計=6,700円
2017/3現在
|
プロパンガスを15m3使用した時の比較では毎月約1,140円程度都市ガスの方が安い計算になります。しかし、単純に毎月の支払額だけで比較するのは危険です。
現在の状況が、家のすぐ前まで都市ガス本管が引かれているのか、新築なのか、リフォームが必要なのか・・・。その状況によって大きな差が生まれます。
まず、自宅の前まで都市ガス本管が来ていれば、個人差はあるものの数十万かかる予定の配管工事費用がかなり安くなりますから、都市ガスに変えるメリットはあるかと思います。 但し、給湯器の変更が部品変更で済むのか、新たに都市ガス用を購入する必要があるのかなどは重要なチェックポイントです。使用量がさほど多くない人だと都市ガスにするために給湯器や工事費を負担することで、プロパンガスを使用するより長い目で見ると負担額が高いものとなってしまいます。
一方、プロパンガスであれば、配管工事費用はとても安く、さらに工事費用をガス会社が負担する「無償貸与契約」により、初期費用がほぼかからないこともあります。※対応していない会社もあります。
ですから都市ガス工事費用を負担した場合の金額を、毎月の差額でシュミレーションすると、都市ガスの場合数年ではペイできない計算になります。
しかし、LPガス協会が発表する岐阜県のプロパンガスの平均価格は協会の適正価格に比べ、約30%以上も高くなっています。この価格ではプロパンガスを選択するのは躊躇されます。ただ、協会が提示する岐阜県の適正価格でプロパンガスを使用した場合はかなり安くなりますからガス会社を変更してプロパンガスを使用することはコスト節減に大いに効果を上げると思います。
災害時でもプロパンガスは圧倒的に普及時間が短いので、プロパンガスを適正価格で使用することがとても有効的であることは言うまでもなく、都市ガスからプロパンガスに変更する方さえ存在しています。
プロパンガスの平均価格は、毎月『一般財団法人 日本エネルギー経済研究所 石油情報センター』が発表する数値です。 そして、その算出方法は各エリアのガス会社が申告するガス料金から算出されています。当然、競争があるエリアにおいてもまだまだ、高い料金のガス会社は多く、それらの会社が申告した価格ですから、数値も高くなるのは当然です。
プロパンガスはまだ60年ほどの歴史しかありません。1997年の液石法の改定以前は、価格競争の無い業界主導の価格で、消費者は当たり前のように言われるがままの金額を支払ってきました。 また、お互いの顧客を取り合わないなど、独特の習慣も高値安定に拍車をかけていました。
改定後は業界への参入が認可制から届け出制になったことで関東へ他の地方の業者が参入しました。この新期参入会社は顧客基盤を持たないため、既存業者の顧客を取ることで事業開拓を進め、ここからプロパンガス業界の競争は少しづつ始まったのです。
液石法の改定以後20年たった現在でもその価格競争は関東や東海地方、甲信越地方等の一部などまだまだ限定的です。九州や東北、北海道においては、一部のエリアを除いてほとんど競争が無い状態ですので高値安定状態が続いています。
岐阜県岐阜市に住むHIさん(会社員)
【当協会に相談した理由】都市ガスの本管が近くまで整備されたので変更することを考えネットで調べているうちに協会のホームページを見つけて、プロパンを使い続けることも選択肢の一つであることを知り問い合わせました。
【相談内容】「岐阜市内といっても中心部からは離れているので、住み始めたころはプロパンガスかオール電化にするしかなく、予算の関係でプロパンガスを選びました。
しかし、ガス代が想像以上に高かったので、何とかしたいと思いながらも、数年間払い続けてしまいました。近年近くまで都市ガスが整備されたので、思い切って都市ガスに変更してもいいのではないかと考え、ネットで色々調べていて、協会のホームページを見つけて都市ガスに関する内容を読んでみると、とても新しい発見があり、ぜひ詳しく聞きたいと思い、連絡しました。
都市ガスに変更しなくても今より安く安心してプロパンガスを使えるのなら、ぜひそうしたいと考えています。アドバイスお願いします」
【従来のガス会社】愛知北部から岐阜エリアに販売ルートを持つプロパンガス販売店
【従来の使用量】15m3
<変更前の料金> |
基本料金=1.800円 従量単価=590円 合計=13,010円 |
HIさんは岐阜市の中心部から実家のある市内北部に18年ほど前に家を建てて、プロパンガスを使用していました。 三年ほど前には給湯器も買い替えて燃費もよくなったはずでしたが、ガス代は下がるどころか、徐々に上がっていくような感じで、光熱費の中でも最も高いものとなっていました。 そんな中、都市ガスを引けることが分かり色々と調べたようです。
さて、都市ガスに変える場合、いったいどのような手順となるのでしょうか。
まず、本管から自宅の給湯器設置場所までの配管経路とその工事費を見積もってもらう必要があります。HIさんの場合、公道からの距離が大したことなかったのですが、敷地に入ると自宅裏の給湯器設置場所までは約20mほどの距離があります。実際に都市ガス会社指定の工事会社に見積もっていただくと、その距離がひびいて給湯器を今のまま部品交換に留めても約30万円から40万円はかかってしまうとのことでした。
これだけ経費が掛かってしまうと、都市ガスに変えて本当にメリットがあるのでしょうか?ここはしっかり計算する必要があるようです。
HIさんの現在のガス単価は一立方メートル590円。これは協会が提示する岐阜市内の適正価格に比べると、約4割も高い計算になります。現在のガス代のままであれば、都市ガスへの移行も、たとえ初期費用を30~40万円かけたとしても変更するメリットは大きいのでなないかと思います。
しかし、プロパンガス料金を協会の提示する岐阜県の「適正価格」に変更したらどうでしょう。下記のようにしっかり比較してみます。
基本料金1,444円+(42m3※×単価123円)=6,610円
配管工事費用360,000円
(※19m3をプロパン換算して2.2倍しています)
基本料金1,800円+(19m3×単価590円)=13,010円
基本料金1,500円+(19m3×単価340円)=7,960円
上記からもわかるように単純に比較すると都市ガスが安く、現在のガス料金だとどう見ても高すぎます。しかし、協会の適正価格であれば、現在の約60%になります。こうなると都市ガスの初期投資分を取り返す年月は想像以上に長く、簡単に都市ガスへの移行を考えるのは得策でないことが分かります。
適正価格でガスを供給できる協会の会員ガス会社をご紹介して、ガス会社を変更することになりました。
【成果】現在よりも約40%近くコスト削減になることが分かり、初期費用も掛からず、このような結果となって、大変喜んで頂きました。
【新規のガス会社】東海エリアをカバーする大手のプロパンガス会社
<変更後の料金> |
基本料金=1,500円 従量単価=340円 合計=7,960円 |
月間=約5,050円
(従来の請求額13,010円→変更後の請求額7,960円)
年間=約60,000円の節約に!
初期費用=約360,000円(税抜)
協会からのワンポイントアドバイス |
●都市ガス本管から自宅給湯器までの距離は都市ガス配管工事費用に大きく影響します。 ●使用量が少ないと都市ガスにかかる初期投資分はなかなか回収できるもので はありません。 |
岐阜県における都市ガスとプロパンガスを比較してみましょう。 岐阜県の「都市ガス供給世帯数ランキング」は、20位でおよそ35万人が都市ガス利用ですが、残念ながら普及率で見ると全国的には39位にとどまっています。 【出典】都市ガス供給区域内普及率:2013年3月
都市ガスの供給会社数は「東邦ガス」と「東邦ガスが」が卸し元の「大垣ガス」の2社でしたが、都市ガスの自由化に伴って中部電力も参入しています。しかし圧倒的に「東邦ガス」の供給率は高く、この牙城は中々崩せるものではないでしょう。岐阜県の都市ガスエリアは、岐阜市、多治見市、羽島市、土岐市、可児市、瑞穂市、山県市、大垣市、各務原市、本巣市、岐南町、羽島郡笠松町、揖斐郡大野町、本巣郡北方町、可児郡御嵩町など、人口の密集した都市部に集中しています。
<都市ガスの料金> |
基本料金=1,444円 従量単価=123円※ 合計=5,558円![]() ※プロパンガスの火力は都市ガスの2.23倍の為、都市ガスの使用量をプロパン算出しています(15m3×2.23≒34m3) |
<協会価格(適正)> |
基本料金=1,600円 従量単価=340円 合計=6,700円
2017/3現在
|
プロパンガスを15m3使用した時の比較では毎月約1,140円程度都市ガスの方が安い計算になります。しかし、単純に毎月の支払額だけで比較するのは危険です。
現在の状況が、家のすぐ前まで都市ガス本管が引かれているのか、新築なのか、リフォームが必要なのか・・・。その状況によって大きな差が生まれます。
まず、自宅の前まで都市ガス本管が来ていれば、個人差はあるものの数十万かかる予定の配管工事費用がかなり安くなりますから、都市ガスに変えるメリットはあるかと思います。 但し、給湯器の変更が部品変更で済むのか、新たに都市ガス用を購入する必要があるのかなどは重要なチェックポイントです。使用量がさほど多くない人だと都市ガスにするために給湯器や工事費を負担することで、プロパンガスを使用するより長い目で見ると負担額が高いものとなってしまいます。
一方、プロパンガスであれば、配管工事費用はとても安く、さらに工事費用をガス会社が負担する「無償貸与契約」により、初期費用がほぼかからないこともあります。※対応していない会社もあります。
ですから都市ガス工事費用を負担した場合の金額を、毎月の差額でシュミレーションすると、都市ガスの場合数年ではペイできない計算になります。
しかし、LPガス協会が発表する岐阜県のプロパンガスの平均価格は協会の適正価格に比べ、約30%以上も高くなっています。この価格ではプロパンガスを選択するのは躊躇されます。ただ、協会が提示する岐阜県の適正価格でプロパンガスを使用した場合はかなり安くなりますからガス会社を変更してプロパンガスを使用することはコスト節減に大いに効果を上げると思います。
災害時でもプロパンガスは圧倒的に普及時間が短いので、プロパンガスを適正価格で使用することがとても有効的であることは言うまでもなく、都市ガスからプロパンガスに変更する方さえ存在しています。
岐阜県岐阜市に住むHIさん(会社員)
【当協会に相談した理由】都市ガスの本管が近くまで整備されたので変更することを考えネットで調べているうちに協会のホームページを見つけて、プロパンを使い続けることも選択肢の一つであることを知り問い合わせました。
【相談内容】「岐阜市内といっても中心部からは離れているので、住み始めたころはプロパンガスかオール電化にするしかなく、予算の関係でプロパンガスを選びました。
しかし、ガス代が想像以上に高かったので、何とかしたいと思いながらも、数年間払い続けてしまいました。近年近くまで都市ガスが整備されたので、思い切って都市ガスに変更してもいいのではないかと考え、ネットで色々調べていて、協会のホームページを見つけて都市ガスに関する内容を読んでみると、とても新しい発見があり、ぜひ詳しく聞きたいと思い、連絡しました。
都市ガスに変更しなくても今より安く安心してプロパンガスを使えるのなら、ぜひそうしたいと考えています。アドバイスお願いします」
【従来のガス会社】愛知北部から岐阜エリアに販売ルートを持つプロパンガス販売店
【従来の使用量】15m3
<変更前の料金> |
基本料金=1.800円 従量単価=590円 合計=13,010円 |
HIさんは岐阜市の中心部から実家のある市内北部に18年ほど前に家を建てて、プロパンガスを使用していました。三年ほど前には給湯器も買い替えて燃費もよくなったはずでしたが、ガス代は下がるどころか、徐々に上がっていくような感じで、光熱費の中でも最も高いものとなっていました。 そんな中、都市ガスを引けることが分かり色々と調べたようです。
さて、都市ガスに変える場合、いったいどのような手順となるのでしょうか。
まず、本管から自宅の給湯器設置場所までの配管経路とその工事費を見積もってもらう必要があります。HIさんの場合、公道からの距離が大したことなかったのですが、敷地に入ると自宅裏の給湯器設置場所までは約20mほどの距離があります。実際に都市ガス会社指定の工事会社に見積もっていただくと、その距離がひびいて給湯器を今のまま部品交換に留めても約30万円から40万円はかかってしまうとのことでした。
これだけ経費が掛かってしまうと、都市ガスに変えて本当にメリットがあるのでしょうか?ここはしっかり計算する必要があるようです。
HIさんの現在のガス単価は一立方メートル590円。これは協会が提示する岐阜市内の適正価格に比べると、約4割も高い計算になります。現在のガス代のままであれば、都市ガスへの移行も、たとえ初期費用を30~40万円かけたとしても変更するメリットは大きいのでなないかと思います。
しかし、プロパンガス料金を協会の提示する岐阜県の「適正価格」に変更したらどうでしょう。下記のようにしっかり比較してみます。
基本料金1,444円+(42m3※×単価123円)=6,610円
配管工事費用360,000円
(※19m3をプロパン換算して2.2倍しています)
基本料金1,800円+(19m3×単価590円)=13,010円
基本料金1,500円+(19m3×単価340円)=7,960円
上記からもわかるように単純に比較すると都市ガスが安く、現在のガス料金だとどう見ても高すぎます。しかし、協会の適正価格であれば、現在の約60%になります。こうなると都市ガスの初期投資分を取り返す年月は想像以上に長く、簡単に都市ガスへの移行を考えるのは得策でないことが分かります。
適正価格でガスを供給できる協会の会員ガス会社をご紹介して、ガス会社を変更することになりました。
【成果】現在よりも約40%近くコスト削減になることが分かり、初期費用も掛からず、このような結果となって、大変喜んで頂きました。
【新規のガス会社】東海エリアをカバーする大手のプロパンガス会社
<変更後の料金> |
基本料金=1,500円 従量単価=340円 合計=7,960円 |
月間=約5,050円
(従来の請求額13,010円→変更後の請求額7,960円)
年間=約60,000円の節約に!
初期費用=約360,000円(税抜)
協会からのワンポイントアドバイス |
●都市ガス本管から自宅給湯器までの距離は都市ガス配管工事費用に大きく影響します。 ●使用量が少ないと都市ガスにかかる初期投資分はなかなか回収できるもので はありません。 |
優良ガス会社のご紹介はお気軽に!