新築アパート経営の新常識!入居者が望む設備導入最前線
新築アパート経営で考えるべきことは、立地はもとより充実した設備の導入です。とはいえ建築費がかさみ物件の利回り低下につながることは避けなければなりません。そこで、人気の設備設置とコストダウンの両立を叶える新常識を公開します。
安定利回りを実現するために
賃貸経営において、新築アパートの建築には、相当な初期費用がかかってしまうという点が最大のデメリットです。
中古アパート購入よりもはるかにお金がかかってしまうため、利回りが低くなってしまうのが実態です。
新築アパートの場合、立地はもとより、建物の品質とコストダウンの両立を目指さなければ安定した利回りは実現しません。
まず注目すべきなのは設備の充実ですが、その分どうしても家賃設定が高くなるのは必須でしょう。
そこで、効果的に設備導入をするためには、物件のターゲット層にマッチした設備かどうかを見極めることから始めましょう。
今回は、入居者に人気の設備を調査したので紹介します。あなたの新築アパートのガスをプロパンガスにすることで、充実した設備を無償で導入できる方法があります。
最新の設備とコストダウンを同時に実現して安定利回りを実現しましょう。
これからのアパート経営に絶対必要な設備とは
入居者を確保し安定したアパート経営を行うためには、競合物件との差別化を図り、魅力ある住まいを提供していく必要があります。
ファミリー向け、単身者向けそれぞれに好まれる設備を把握して、安定した入居率を維持するヒントを見つけましょう。
全国賃貸住宅新聞で発表されたアンケート調査によると、賃貸入居者のニーズが高い設備は、以下の通りです。
物件 タイプ |
ファミリー向け | 単身者向け |
---|---|---|
1位 | インターネット無料 | インターネット無料 |
2位 | 追い焚き機能 | エントランスのオートロック |
3位 | エントランスのオートロック | 宅配ボックス |
4位 | ホームセキュリティ | 浴室換気乾燥機 |
5位 | システムキッチン | ホームセキュリティ |
6位 | 宅配ボックス | 独立洗面化粧台 |
7位 | 浴室換気乾燥機 | 24時間利用可能ゴミ置き場 |
8位 | 24時間利用可能ゴミ置き場 | ウォークインクローゼット |
9位 | ガレージ | ガレージ(同率8位) |
10位 | ウォークインクローゼット | システムキッチン |
人気第1位は「インターネット無料」です。
これは単なるインターネット対応物件とは異なり、オーナーが一括で各居室のインターネット使用料を支払い、入居者は無料でインターネットを使える仕組みです。
入居者からすると月々5,000円程度の使用料が無料となりメリットを与えることができます。
今や「インターネット無料」は賃貸物件の設備として常識になりつつありますが、アパートにはまだまだ設置されていない物件が多いのも事実です。
新築アパート計画に「インターネット無料」は必須の設備といえるでしょう。
プロパンガス会社活用が新築アパートの新常識
中古アパートのプロパンガス会社を乗り換えることで、ガス設備の交換費用とその設置工事をプロパンガス業者が負担してくれてくれるサービスがあることをご存じのオーナーの方は多いかもしれませんが、これは新築でも対象です。
実は、プロパンガス会社とうまくお付き合いすることで、新築アパートのプロパンガス配管工事代、給湯器、エアコン、「インターネット無料」の初期導入費と総額数百万円レベルの経費削減ができるのです。
知らなかったオーナーの方にとっては、目からウロコの内容です。
新築アパートを建築する際、プロパンガス物件の場合、ガス会社はオーナーとの間で「無償貸与契約」を結びます。
こうすることで、配管工事費と設備費をガス会社側が貸与します。
この設備費用は入居者が支払うLP(プロパン)ガス料金に上乗せして回収する仕組みです。
リースと似たような形態ですが、あくまでも設備を貸し付ける契約なので、途中解約する場合は設備の残存価格分をオーナーが精算する義務が発生します。
プロパンガス料金消費者協会が提供する新築アパートへの無償貸与であれば、オーナーにとっての「三種の神器」ともいえる以下の設備と配管工事代がすべて無償で提供されます。
気になる入居者のガス料金も適正価格が約束されるので、「ガス料金が高すぎる」というクレームに悩まされることもありません。
●「三種の神器」無償貸与の内容(新築の場合)
- ガス給湯器
- エアコン
-
インターネット無料設置の初期工事費
+
配管工事代
入居者に高額なガス料金負担をさせないことが重要
「無償貸与契約」による設備費節約の手法なんて本当にリスクがないのかと不安を感じるオーナーもいることでしょう。
無償貸与契約で大切なことは、入居者のガス料金を適正に維持できるような「無償貸与契約」内容になっているかどうかです。
この適正価格でのプロパンガスの供給となると、ガス会社選定が一番重要になってきます。
もともとLPガス料金は非常に不透明で、地域やガス会社によって大きく異なります。
未だ多くのガス会社は新規顧客獲得のために、過度な設備サービスをする傾向にありますが、その設備費はというと、入居者のガス料金に転嫁されます。
欲ばりなオーナーはサービスにばかり気を取られ、高くなってしまった入居者のガス代は見て見ぬふり...。こうなると、後々しっぺ返しがきてしまいます。
高いガス料金を不審に思った入居者からのクレームは、空室の原因にもつながりかねません。
それに対して、プロパンガス料金消費者協会では、プロパンガスの流通経路の適正化や企業努力を促すことで「適正価格」を確立したことで、最終的にオーナーと入居者、そしてガス会社の三者それぞれにメリットがあるような仕組みを構築しています。
プロパンガス料金消費者協会では、入居者のガス料金に対して「ガス料金見守り保証」を付けています。
万一、適正料金を上回る料金に値上がりしてしまった場合に、協会までご連絡をいただければ、協会が事実確認をした上で、それが不適切な値上げだと判断した場合、元の料金に戻すようガス会社に責任を持って交渉します。
この保証システムにより、入居者のガス料金は適正を維持できるというわけです。
オーナーは入居者からのガス代に関するクレームを心配することなく、安心して設備の貸与を受けられます。
<関連記事>:都市ガスのアパートをプロパンガス に変更するメリット・デメリット
今回は「新築アパート経営の新常識!入居者が望む設備導入最前線」についてご紹介しました。
アパート経営に絶対必要な設備を調査した結果、No.1は「インターネット無料」だと分かりました。これからアパートを新築するなら必須アイテムといえます。
「インターネット無料」の導入費は一般的に一戸あたり5万円ほどですが、プロパンガス料金消費者協会を経由すれば、この「インターネット無料」初期導入費のほかに、給湯器、エアコン、ガス配管工事代をセットにしてすべて無償で導入してもらえます。
とはいえ、高額設備が無償になるのだから、入居者のガス料金が高くなるのでは?と心配するオーナーの方もいるでしょう。
それもそのはず、昔からプロパンガス業界では、ガス会社が貸与した費用を入居者のガス料金に転嫁することが常識になっていました。それが原因で空室が増えてしまったケースも確かにありました。
しかし、設備内容、導入費用、入居者のプロパンガス料金、すべてにおいて心配する必要はありません。
プロパンガス料金消費者協会では、これまでプロパンガス業界に見られなかった「大家さん」「入居者」「ガス会社」の三者がウィンウィン(win-win)となるような仕組みを確立しています。
新築アパート計画の際は、安心してプロパンガス料金消費者協会に相談しましょう。
新築アパート経営の新常識!入居者が望む設備導入最前線まとめ
安定利回りを実現するために大切なことは?
効果的に設備導入をするためには、物件のターゲット層にマッチした設備かどうかを見極めることが大切です。入居者に人気の設備を調査したのでこちらで解説します。
これからのアパート経営に絶対必要な設備とは?
ファミリー向け、単身者向けそれぞれに好まれる設備を把握して、安定した入居率を維持するヒントを見つけましょう。賃貸入居者のニーズが高い設備はこちらをチェックしてください。
プロパンガス会社活用が新築アパートの新常識?
プロパンガス会社とうまくお付き合いすることで、新築アパートのプロパンガス配管工事代、給湯器、エアコン、「インターネット無料」の初期導入費と総額数百万円レベルの経費削減が可能です。詳細はこちらでご紹介します。
プロパンガス料金消費者協会
- ・1950年
- 群馬県伊勢崎市生まれ。
- ・1980年
- ソード株式会社(後の東芝パソコンシステム株式会社)に入社。
- ・2010年
- 一般社団法人 プロパンガス料金消費者協会を設立して理事に就任。
- ・2011年
- 同代表理事に就任。現在に至る。
- ・2023年
- BSテレビ東京「マネーのまなび」で、不透明なプロパンガスの料金について取材を受け、番組内で解説。
設立当時、プロパンガスは都市ガスに比べて約1.8倍も高い状況にも関わらず、消費者が相談できる団体は皆無であった。そこで、鈴木は消費者の立場に立って、不透明なガス代について料金面から取り組む団体として協会を設立した。
それまで存在しなかったプロパンガス料金の“適正価格”の設定に奔走。大手供給業者の賛同を得て、設立10年足らずで”適正価格“を共通言語として全国展開を達成し、130社以上のプロパンガス会社とパートナー契約している。
現在はプロパンガスの”適正価格“の指標になる「CP速報」を毎月執筆し、ガス料金の適正価格での供給に貢献している。