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和歌山県

プロパンガスと都市ガスの料金比較〈和歌山県〉

和歌山県におけるプロパンガスと都市ガス料金を比較してみましょう。プロパンガスは都市ガスに比べて高いといわれますが、適正価格で利用すれば、プロパンガスを都市ガス並みの料金まで安くすることができます。

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プロパンガスを適正価格に変更で都市ガス並み料金に

和歌山県の都市ガス事情

和歌山県は現在2社の都市ガス会社が供給しています。

供給世帯数が最も多いのは「大阪ガス」で、和歌山市・海南市・岩出市が供給エリアとなっており、約6万4,000世帯(2021年現在)に供給しています。

大阪ガスが関西地方全域にわたり供給し、顧客数も非常に多いことから、料金はかなり安いです。

和歌山県の都市ガスとプロパンガスで料金比較

価格:税込み表示(2024年10月現在)
都市ガス価格
(プロパン換算)
LPガス
適正価格
(協会価格)
基本料金 1365 1980
従量単価
361.5 462
従量料金
(10m3使用時)
3615 4620
合計料金 4980 6600
LPガスと
都市ガスの
合計差額
都市ガスより1620円高い
プロパンガスの熱量は、都市ガス比2.23倍のためプロパン換算(×2.23)。
都市ガスは、大阪ガス一般料金表の2024年11月検針分「 B 」を採用。(一部エリアで10月検針分の場合も有り)
昨今の都市ガス値上げで状況が変化

都市ガス料金をプロパン換算(2.23倍)した時、10m3の使用量で、都市ガスの方が安くなります(上記比較表参照)。

しかし、都市ガスとプロパンガスの両者を比較するとき、単純に支払い金額だけで判断するのは危険です。

様々な視点で比較すると月々の支払金額だけでは見えてこないものがあるので、注意が必要です。

プロパンガスを適正価格で使うことがベストな理由

都市ガスの通常換算価格と『エネ研・石油情報センター』が発表するプロパンガスの平均価格と比較すると、毎月の価格差にかなり開きがあり、安価な都市ガスを選択するのも無理はありません。

しかし、上記比較表のように、当協会が考えるプロパンガスの適正価格導入により、都市ガスに決して負けない環境が実現します。

プロパンガスを利用者がリフォームする際や、都市ガス可能なエリアで新築予定の方は、慎重に選択する必要があります。

リフォームや新築で都市ガス利用を選択する場合、その配管工事に関わる費用を全て自己負担する必要があります。それは公道の都市ガス本管から自宅のガス器具設置箇所までの配管工事費用のことです。

自宅が公道に面していてガス設備の設置場所が近ければ、費用を抑えることができますが、多少なり奥まった立地条件のもとですと、工事費は配管距離に比例して高くなっていきます。

<関連記事>:都市ガスの引き込み費用が高い!

また、昨今の悪天候による自然災害や地震発生時、過去の災害時を見ても都市ガスの普及時間は早くて数週間、また場所によっては数か月かかる場合もあります。

都市ガスはエリアごとの配管全てのガス漏れチェックを行いますから、復旧にかなりの時間を要します。これはオール電化の場合も同様です。

しかし、プロパンガスは各家の配管設備等の確認作業だけですから、その復旧時間は圧倒的に短くなります。

<関連記事>:プロパンガスは自然災害に強い

これらの理由からも、プロパンガスを適正価格で使うことが、最も条件の良い選択と言えるでしょう。

プロパンガスを今すぐ適正価格で利用したい!という方は、今すぐプロパンガス料金消費者協会へ問い合わせをしましょう。下記ボタンより、お電話またはメールにてご相談が可能です。

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なぜプロパンガスは都市ガスより料金が高いのか?

プロパンガスが都市ガスと比較して高いのは事実です。プロパンガスの料金は、都市ガスの約2倍高いといわれています。

全国で都市ガス消費者の8割はプロパンガスの半額くらいで利用していますが、残り2割の方は決して安くない料金で利用しているのが実態です。

都市ガス事業者の場合、顧客数によって原価が大きく変わってくるので、大手事業者と小規模事業者では価格に大きな差が出ます。

例えば、東京ガスは1,000万世帯以上の顧客数があるので単価318円に対し、島根県の松江市ガス局は1万3,000世帯ほどなので単価593円にもなってしまいます。
※都市ガスの料金:2024年10月検針分からプロパンガス料金に換算。価格は税込み。

ちなみに、593円という単価は関東地方のプロパンガス1m3あたりの平均価格に近いといえます。都市ガスも事業者規模の大小で、価格にこれほど大きな差があるのです。

ただ、安い大手都市ガスを利用している利用者が圧倒的に多く、平均するとプロパンガスは都市ガスの約2倍近く高いということになるのです。

プロパンガスの歴史と地域間の格差

プロパンガスはまだ60年ほどの歴史しかありません。

1997年の液石法の改定以前は、価格競争の無い業界主導の価格で、消費者は当たり前のように言われるがままのガス料金を支払ってきました。

また、お互いの顧客を取り合わないなど、プロパンガス業界特有の習慣も高値安定に拍車をかけていました。

改定後は業界への参入が認可制から届け出制になったことで、関東へ他の地方の業者が参入しました。

この新期参入会社は顧客基盤を持たないため、既存業者の顧客を取ることで事業開拓を進めていきました。

ここからプロパンガス業界の顧客獲得競争が少しづつ始まったのです。

液石法の改定以後25年以上経った現在、関東地方や東海地方などはプロパンガスの価格競争が見られるようになりました。

九州や東北地方、北海道においては、関東や東海地方に比べると競争が少なく、高値の状態が続いています。

<関連記事>:ガス会社の変更でガス代30%削減!

よくある質問
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(SK)
〈監修者〉 監修者
一般社団法人
プロパンガス料金消費者協会
代表理事 鈴木 秀男
・1950年 
群馬県伊勢崎市生まれ。
・1980年 
ソード株式会社(後の東芝パソコンシステム株式会社)に入社。
・2010年 
一般社団法人 プロパンガス料金消費者協会を設立して理事に就任。
・2011年 
同代表理事に就任。現在に至る。
・2023年 
BSテレビ東京「マネーのまなび」で、不透明なプロパンガスの料金について取材を受け、番組内で解説。

 設立当時、プロパンガスは都市ガスに比べて約1.8倍も高い状況にも関わらず、消費者が相談できる団体は皆無であった。そこで、鈴木は消費者の立場に立って、不透明なガス代について料金面から取り組む団体として協会を設立した。

 それまで存在しなかったプロパンガス料金の“適正価格”の設定に奔走。大手供給業者の賛同を得て、設立10年足らずで”適正価格“を共通言語として全国展開を達成し、130社以上のプロパンガス会社とパートナー契約している。

 現在はプロパンガスの”適正価格“の指標になる「CP速報」を毎月執筆し、ガス料金の適正価格での供給に貢献している。

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