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5品目の黒豚のカスレと「伊根満開」

フランス料理に合うお酒は?

2017.11.13

もちろん、ワインというのが常識だと思います。

でも、日本酒もピッタリだということが先日わかりました。

このお店では、料理に合わせた日本酒を出してくれます。先日、友人の奨めで柄にもなく行ってきた銀座7丁目のフランス料理店。冷たい雨の日でしたが、帰りには美味しい料理6品とそれぞれにマッチした日本酒(主に純米系)のおかげで、お腹も気持ちもホッカホカになって家路につくことができました。

最初の逸品は、鯛と長ネギのソテーです。ソースはアンチョビベースでバーニャカウダのような味です。

2品目は、しん農ポーク(長野産)のソーセージで、つぶマスタードでいただきました。紫キャベツのピクルスの添えられていて、ソーセージを1つ食べてしまってから「しまった!写真撮っておけばよかった」と、後悔あとの祭りです。

3品目は、アイナメです。ノドグロのだしから取ったあんに松茸とアサリがタップリと入っていてとても美味しかったです。特に松茸の香りは凄かったですね。

日本酒は、海風土。これでシーフードと読みます。牡蠣をはじめ魚介の宝庫である広島県安芸津町のお酒です。特に洋風の魚料理に合うよう白麹で造った酸味の強いお酒です。何でもそうですが、ネーミングは大事だと思いました。

アイナメ

4品目は、松茸にサンマを巻いて揚げたものです。すだちを搾っていただきます。松茸とサンマと言えば、秋の2大味覚ですよね。素直に嬉しいです。

日本酒は、宮城県の日高見(ひたかみ)というお酒です。今回の日本酒の中では唯一辛口でしたが、スッキリしていて飲みやすかったです。

松茸にサンマ

▲ 4品目の松茸とサンマ。お酒は日高見

黒豚のカスレ

▲ 5品目の黒豚のカスレ。

5品目は、黒豚のカスレです。シェフの説明では、フランスの田舎料理だそうです。今回の6種類の料理の中で、私はこれが一番気に入りました。理由はトマトベースだからです。

私は昔からトマトを使った料理が大好きです。20代の頃、アメリカのモンタナ州の田舎にホームステイしたことがありますが、その時ホストファミリーと行ったレストランで地中海風スープというのをいただきました。

トマトの他セロリ、人参、ズッキーニ、キャベツなどが入っていてブイヨンで味付けがしてあります。これのレシピを書いてもらって日本で再現したのですが、なかなかの評判で今では私の一番の得意料理です。と言っても、最近は一年365日仕事をしているので、料理を作る機会もなくなってしまいましたが(笑)

日本酒のほうですが、伊根満開という赤い古代米を使った珍しいお酒をいただきました。飲んだ感じは、とてもフルーティでザクロか何かのようなイメージです。米そのものが紫色をしているそうで、種皮にアントシアニン色素を含んでいるとのことです。写真は一番上にあります。

最後の6品目は、ポルチーニ茸を使った魚沼産コシヒカリのリゾットで、バイリング(あわび茸)が乗せてあります。バイリングは食感があわびに似ているとことから、そのような名前になったようです。

ポルチーニ茸とコシヒカリのリゾット

▲ 6品目のポルチーニ茸とコシヒカリのリゾット。お酒はAny.

お酒は、茨城産の純米吟醸酒で「Any. 純米吟醸 山廃」と言います。名前のAny.は、Any time、Any where & Any body(いつでも、どこでも、誰とでも)ということのようです。その名前の通りフレンドリーな爽やかな味でした。

マスターの高橋さんとシェフ

▲ マスターの高橋さんとシェフ(名前聞きそびれました)

最後にお店のスタッフの方の写真とお店の情報をアップしておきます。

お店の名前:GINZA NARASHIBA (銀座ナラシバ)
ホームページ:http://www.ginzanarashiba.com
住所:東京都中央区銀座7-8-17 虎屋銀座ビルB1F
席数:全18席(カウンター×6席、テーブル×4席、奥のボックス×8席)
電話:03-3571-3920

P.S
気になるご予算は、フルコース(料理6点、日本酒6点、デザート、お土産付)で1万円(1名)ちょっと。あと、完全予約制ですのでご注意ください。接待やデートには最高だと思います。