「セミナー」アーカイブ

「賃貸住宅フェア2017in大阪」でセミナー

9月29(金)・30(土)の二日間、インテックス大阪で「賃貸住宅フェア2017in大阪」が開催されました。

プロパンガス料金消費者協会はフェア2日目の30(土)の11時50分から12時40までの50分間の枠を依頼され、私代表理事の鈴木が「不動産会社とオーナーが知っておくべきLPガス料金透明化のポイント」というテーマでお話しさせていただきました。

賃貸住宅フェア2017in大阪

▲熱心にセミナーに聴き入る参加者の皆さん

7月26日(水)にも同じテーマでセミナーをやらせていただきましたが、今回は大阪会場ということで、規模的には東京のほうが参加者数は多かったですね。東京会場のセミナー参加者は150人くらいだったと思いますが、大阪は30数人という感じでした。

セミナーの内容は東京と同じなので省略します。サイトにセミナーの動画をアップしておきましたので、興味のある方はご覧いただければと思います。

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改正液石法が施行されて丁度4カ月が経過した訳ですが、まだプロパンガス業界に大きな変化は起きていません。

今回の法改正の主なポイントである、アパートの入居者に対する料金開示はほとんど行われていないようです。当協会が行ったヒアリングでは全面開示をしているガス会社は1割もない状況です。

ほとんどのプロパンガス会社の現状の対応策は「0円開示」(ゼロ円開示)です。どういうことかというと、アパートの大家さんには実際に給湯器やドアホンなどの無償貸与を行っていながら、入居者の検針表や請求書の貸与欄には「0円」としか書かれません。

このようなやり方が現在は主流ですが、経産省の「立入検査」が入った際には、恐らく改善指導を受けることになるかと思います。しかし、現在立入検査が入ってそのような指導を受けたという情報もないのが実情です。

そのような情報が入ったらメルマガでもレポートしますので、気になる方は下記サイトにてメルマガ登録ができますのでご活用ください。

「賢い大家さん」

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「賃貸住宅フェア2017in東京」でセミナー

 7月25(火)・26日(水)に、東京ビッグサイトで「賃貸住宅フェア2017in東京」が開催されました。

 期間中約10講座のセミナーが開催され、プロパンガス料金消費者協会がフェア2日目の26(水)の朝一番の枠を仰せつかり、私が「液石法改正」をテーマにお話をさせていただきました。

賃貸住宅フェア2017in東京

▲熱心にセミナーに聴き入る参加者の皆さん

 フェアは10時開場で、セミナーは10時半からだったのですが、開場するとすぐに30〜40人ほどの行列ができ、さらに、10時半のセミナー開始時には120席ほどの席が埋まり、後ろの立ち見席にもぐるりと人垣ができていました。

 今回のセミナーは、複数のプロカメラマンにビデオ撮影とスチール撮影をお願いしたので、データを入手したらセミナー動画もアップしたいと思いますので、当日いらっしゃれなかった方もご自宅のパソコンでゆっくりご覧いただけると思います。

 余談ですが、5月に神田で行った時は、協会のスタッフがiPhoneで動画を撮ってくれたのですが、三脚がちゃちなものだったので画像が斜めだったり、画面が暗かったりで、とても観るに堪えないものになってしまいました。今回はその反省から万全の準備を行いました。

 セミナーのテーマは、「不動産会社とオーナーが知っておくべきLPガス料金透明化のポイント」です。

 コンテンツは6章に分かれていて、

1章 : 協会の概要
2章 : 2017年6月の法改正ポイント
3章 : 法改正の背景
4章 : ガス会社「対応方針」の現状
5章 : 大家さんの3つの選択肢
6章 : ガス会社選びで重要なこと

 全体で50分くらいです。全部ご覧になるのは大変なので章ごとにご覧いただけるよう、各章10分程度にまとめてあります。

 セミナーの後、質疑応答の時間が取れなかったので受講者の方の反応がわからなかったのですが、非常に多くの方がスマホでスライドの写メを撮ったり、動画を撮っていらっしゃる方も見えたので、この問題への関心は相当高いことが伺えました。

 動画のアップ、楽しみにしていただければと思います。

「賢い大家さん」

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プロパンガスの法改正でアパート経営はどう変わるか?

「ふどうさんぽ」様主催のコラボレーション・セミナーの様子

▲皆さん非常に関心が高く、熱心にメモを取られていました。

5月13日(土)に、東京神田のエッサム神田ホール 1号館で、「ふどうさんぽ」様主催のコラボレーション・セミナーで上記テーマのセミナー講師をやらせていただきました。

6月1日から、プロパンガスの法律である「液石法」が改正されるのはご存じだと思います。

当日は、約50分間お話をさせていただきましたが、当日参加されていない方のために、エッセンスをダイジェストでお伝えしたいと思います。

まず結論を言いますと、6月以降は「料金と取引の透明化」が進んでいくと思います。具体的には;

1. ガス会社のホームページ上に"標準的な料金メニュー"が公開されるようになります。(大手は既に公開しました)

2. ガス代に給湯器やエアコン代が転嫁されている場合、入居時にガス会社と交わす14条書面にその旨が記載(開示)されるようになります。

3. 従来、不動産仲介会社にプロパンガス料金を尋ねてもわかりにくかったのが、ガス会社名と連絡先を教えてくれるようになるので、賃貸借契約を結ぶ前に照会して料金を確認し、高ければ部屋の契約を結ばない選択ができるようになります。

4. ガス会社から届く検針票や請求書に、基本料金や従量単価が記載されるようになります。(6月から一斉ではなく、徹底には1年間くらいかかりそうです)

5. ガス代を値上げする際は、1カ月前に通知が行くようになります。

6. 従来、消費者に料金等を請求する際は、その算定根拠の記載がないことが多かったのですが、今後は根拠を示すことが義務になります。

7. また通知の際は原則書面で行うこと。14条書面に記載されている「基本料金」や「従量単価」が含まれることが義務付けられます。

8. 従来、消費者がプロパンガス会社に料金照会や苦情を言っても、適切に対応してもらえないことがありましたが、これが改善されます。

上記8項目が、どの程度各プロパンガス会社によって実施されるかは現時点では不明です。なぜなら、8項目の中には罰則のある法律の部分と、罰則のない努力目標の部分とがあるからです。

セミナー後の質疑応答でもそうでしたが、8項目の中で多くの大家さんの関心は上記の2番にあるのではないでしょうか。当協会としてもガス会社にヒアリングしていますが、現状では明確な回答は現状では出ていません。順序としては、6月になると大手が方針を明らかにしたあと、中堅が大手を参考に徐々に態度を決めていくのではないかと思います。

1番は既に大手50社はほとんどが実施済ですし、3番は2016年3月に国交省から不動産仲介会社に要請済みです。4番5番も遅くとも1年後には多くのガス会社で実施されているのではないかと思います。6・7番は罰則のある義務なので多少準備に時間がかかっても実施されるはずです。8番はもう少し時間がたたないと何とも言えないところです。

当協会としてもこの法改正については今後もウォッチしていきますので、下記「賢い大家さん」ページでも情報を発信していく予定です。


「賢い大家さん」

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写真提供「Go!Isesaki 伊勢崎」http://www.go-isesaki.com/


お約束します。あなたのプロパンガス料金を下げるために、わたしたちは無料でお手伝いしています。Message from 鈴木秀男

プロフィール

プロパンガス料金消費者協会
代表理事 鈴木 秀男

1950年群馬県伊勢崎市生まれ。
伊勢崎東高(現在の伊勢崎高校)で陸上競技に明け暮れ、ビリで卒業した後、東京デザイナー学院へ。グラフィック・デザイナーや広告代理店の営業を経験し、1990年にデール・カーネギーのニューヨーク本部公認トレーナーに認定される。
東芝パソコンシステム株式会社で営業推進部長として勤務したあと1997年4月に独立。趣味はマラソン、読書。
現在、一般社団法人プロパンガス料金消費者協会 代表理事。