アパートのプロパンガス料金が高くなる一番の理由は、値上げ自体が一戸建て以上に簡単にできる点です。入居者は当然値上げについて異論を唱えることはしないでしょうし、大家さんが知らなければ誰も監視していない"無法地帯"なのです。
契約段階までは大家さんもプロパンガス価格について関与しますが、契約が済んでしまえばあとは気にもしないという大家さんも多いのではないでしょうか。プロパンガス会社としては決定権がある大家さんは優遇しますが、その大家さんの目が離れればもう怖い者なしです。入居者のことは初めからから意に介しません。もし入居者がプロパンガス会社にクレームを言ったとしても、「当社は適正価格です。この地域の平均価格でやっていますからこれ以上は下げられませんよ」と軽くあしらわれかねません。
ほとんどの大家さんは自分が所有しているアパートには住んでいません。入居者も大家さんの顔を見たことがない方が大半でしょう。このような環境ですから大家さんは入居者がどれほど高いプロパンガス料金を払っているのか知るよしもありません。
大家さんが住んでいる場合、プロパンガス会社は大家さんの自宅だけ特別に格安価格で供給することが多いです。だから、どうしても大家さんには実態が伝わらないのです。
また、不動産管理会社はどうかというと、入居者側に立つというよりプロパンガス会社側に立っているようです。入居者がプロパンガスの価格について相談しても、「大家さんには私の方から話しておきましょう」と返事をされたまま音沙汰がないというのが大半です。
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