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2014年11月のCP

11月CPが一気に125ドルも下がりました

10月28日に11月のプロパンガスのCPが発表されました。10月の735ドルから一気に125ドル(17%)下がって何と610ドルです。この水準まで下がったのは2年前の6月と7月に680ドルと575ドルという記録がありますが、それ以来の安値です。

10月=735ドル/トン
11月=610ドル/トン(1.4%↓)

サウジアラムコCP推移
サウジアラムコCP推移

なぜ急激に下がったのか

プロパンガスのCPが急激に下がったのは、以下の4つの理由が考えられます。

1つ目はアメリカのシェールガスの存在です。

最新のニューズウィーク誌の日本版によれば、アメリカの今年の原油生産量は日量850万バレルに達する見込みとのことです。1バレルは159リットルなので、850万バレルは135万キロリットルになります。原油はプロパンだけでなくガソリンや重油など色々な油種に精製されるので詳細は不明ですが、今までアメリカに輸出していた産油国の原油の多くは行き場を失い、当然日本を含むアジアへも向かうようになり、その分当然価格が下がります。

2つ目は、サウジアラビアの戦略的な値下げです。

シェールガスがアメリカで大増産されているのは、高いコストをかけてもシェールガス採掘がペイするほど原油が高かったからです。しかし原油がドンドン下がれば相対的にシェールガスが高くなり、採掘コストが合わなくなってしまいます。そうなれば採掘から手を引く事業者が出てくるのは自明の理です。そしてライバル不在になれば、また好きなように値上げをすることが可能になります。いわばシェールガス潰しといったところでしょうか?

3つ目は中国やヨーロッパの経済減速です。

最近中国の経済減速が顕著と言われています。不動産バブルの崩壊やそれに続く金融破綻が取り沙汰されています。ヨーロッパの経済も良くないです。10月31日に共同通信が「欧米経済、もっと悪い。クルーグマン氏 日本に謝罪」という記事を配信しました。クルーグマン氏はノーベル賞をもらっている経済学者ですが、経済を立て直せないでいる日本を長年批判してきました。しかし、欧米は日本よりももっと悪いというわけです。中国やヨーロッパの経済が悪化すれば需要が減るのでプロパンのCPにも影響は大です。

最後の4つ目は産油国の順調な生産です。

従来産油国で紛争が起こると、供給が滞るのではないかという不安からCPが上がるのが一般的でした。しかし、事実上の内戦状態にあるリビアや紛争が続くイラクやロシアですが、意外なことに原油の生産量は増えているようです。

今回の原油安とプロパンガスCPの下落は、このような要因が複雑に絡み合って起きています。

それでも消費者価格の値下げは期待薄

だそうです。

なぜかというと、為替レートの変動で円が急激に下がっていること。また船賃が上がっていることなどから元売り各社が利益が取れず、販売価格を下げていないことが原因です。以前はCPと元売りの卸会社への販売価格はリンクしていましたが、最近はCPの下げがそのまま販売価格にリンクしていないようです。

また、現在のCPは下がっているものの、市場としてはこれから需要期の冬を迎えるため、いつ上昇に転じるかわからないので様子を見たいという気持ちもあるようです。

この記事の執筆者

一般社団法人プロパンガス料金消費者協会

代表理事 鈴木 秀男

  • 2010年10月 一般社団法人プロパンガス料金消費者協会を設立。代表理事に就任。

1980年広告代理店勤務を経て、東芝パソコンシステム(旧:ソード電算機システム)に入社。営業推進部部長として勤務する傍ら、1990年より世界最大の人材教育機関「デール・カーネギー・コース」のニューヨーク本部公認トレーナーとしてセールスパーソンの教育に20年間従事。官公庁や大手企業を中心に約3千人を指導。また、ヤフージャパンで4年間広報宣伝ディレクターを兼務した。



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