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一般家庭のお客さまへプロパンガスは高い?消費者の方の相談を受けていて感じたのは、都市ガスに較べて「プロパンガスは高い!」と思って悩んでいる方が大変多いことです。あなたはどう思いますか? プロパンガスは『公共料金』ではありません高いか高くないか一概に言えませんが、そう思われてしまう理由の一つに、料金体系があると思われます。皆さん意外に勘違いされている方が多いのですが、プロパンガスは公共料金ではありません。自由料金商品です。
先日、協会のフリーダイアルに新宿の不動産屋さんから電話がかかってきました。何でも、「アパートに明日入居するお客様がいるのだが、プロパンガスの元栓を開口できなくて困っている。どこに連絡すればいいのかわからない。東京ガスじゃないですよね?」って、プロの不動産屋さんでもこんな状態です。一般消費者が公共料金だと勘違いしていても無理はありません。 自由料金ということは、販売店が自由に価格を決めることができるということです。そうすると結果として価格は高値安定になりがちになるのは理解できると思います。 ガソリンの場合、スタンドに行けばレギュラーは100円、ハイオクは110円とか明記されているので、どのスタンドが安いか一目瞭然です。そして消費者は1円でも安く入れるために日々価格をチェックしているし、どのスタンドも熾烈な競争の中でしのぎを削っています。 でもプロパンガスの場合は違います。ガス屋さんの店頭に料金が大きく貼り出されている訳でもないし、そもそもガス屋さんを代えるという習慣そのものが今まではあまりなかったのです。 プロパンガス原価の驚くべき事実グラフを見てください。2008年7月に1トン当たり905ドルだったプロパンガスのCP価格は、リーマンショックを機にジェットコースターのような勢いで下がり、2009年1月には380ドルと半分以下に急落しているのがわかりますよね。皆さん良くご存じのように、ガソリンならニューヨークの原油価格が下がれば1週間もたたないうちにガソリンスタンドの価格も下がります。プロパンガスの場合はなぜ下がらないのか!? 原価が下がった分の差額はどこへ消えたのでしょうか?
『CP(Contact Price)価格』というのは、タンカー運賃等を含まない積み出し価格 (FOB価格)で、サウジアラビア国営石油会社の通告価格です。通告価格ですから 価格交渉の余地は一切なく、日本の各輸入元売りメーカーは、価格を決める際にこれを 基準にするので販売価格に直接影響します。ちなみにガソリンの場合は、ニューヨーク のマーカンタイル取引所で売買されるWTI原油が指標になっています。
販売店を代えられない理由本当は、消費者の方は、自宅のガス料金が高いと思ったら販売店を代えれば良いのです。しかし、実際はそう簡単に販売店を代えることはできません。まず、今のプロパンガス料金が標準価格に較べて高いのか安いのわからないし、仮にわかったとしても安くて信用できるガス屋さんを探すのは大変なことです。消費者の方が、インターネットでガス屋さんを探し出して電話しても「はい。当店のプロパンガスは、基本料金が○○円で、従量料金が1立方メートル当たり○○円です」と明確に答えてくれるガス屋さんは少ないようです。 もう一つ、問題をややこしくしているのが『売込価格』の問題です。売込価格のことは新聞等でも報じられているのでご存じの方もいるかと思いますが、契約の際、他社よりも20〜40%安いことをアピールして、契約後は十分な説明をしないまま値上げを繰り返し、半年から1年くらいで他社と変わらない水準にしてしまうというという問題です。 |